後楽園で実現するダブル世界戦 修斗ライト級王座戦と女子アトム級王座決定戦

後楽園で二つの王座戦が実現する
2026年3月29日、後楽園ホールで開催されるプロ修斗の大会では、世界ライト級チャンピオンシップと女子アトム級チャンピオン決定戦の二試合が主役となる。
ライト級では王者キャプテン☆アフリカ(コブラ会)が初防衛戦に臨み、環太平洋王者のエフェヴィガ雄志(TRIBE TOKYO MMA)が挑む。
女子アトム級は前王者・古賀愛蘭の返上により空位となり、世界ランキング1位の中村未来(マルスジム)と3位の青野ひかる(FIGHT LYNX)が新王者を争う。
両対戦とも2025年9月には中村と青野が対戦済みで、中村が腕十字で勝利している。
本稿では戦績・スタイル・近況から見どころを整理する。
世界ライト級:キャプテン☆アフリカ vs エフェヴィガ雄志
プロフィール対比
キャプテン☆アフリカ(出花崇太郎)は大阪府出身、1985年生まれの41歳。
身長180cm、リーチ180cm、ライト級(-70.3kg)。
所属は総合格闘技道場コブラ会。
修斗公式戦績は13戦9勝(1KO・6一本)4敗。
2024年に世界ライト級王者となり、2020年には環太平洋ライト級王者の実績もある。
柔道出身でBJJ黒帯、コンバットレスリング世界選手権金メダルなどグラップリングの背景を持ち、関節技を狙う寝技型として知られる。
エフェヴィガ雄志は東京都練馬区出身、1999年10月19日生まれの26歳。
身長は修斗公式プロフィールで180cmとされている。
リーチについては確認できる一次ソースが見当たらないため、本文では記載しない。
同じくライト級で、TRIBE TOKYO MMA所属。
修斗では8戦7勝(3KO・3一本)1敗。
2024年11月に第11代環太平洋ライト級王者となり、2022年にはウェルター級新人王を獲得している。
空道(格闘空手)出身で、打撃と寝技のバランスに優れたアグレッシブなファイターだ。
直近の動き
キャプテン☆アフリカは2024年7月、大尊伸光を1R腕十字で下し世界王座に就いたのが最新の修斗公式戦だ。
その前後では長田拓也、マックス・ザ・ボディ、田中有らと渡り合い、投げと極めで勝ち星を重ねてきた。
エフェヴィガは2026年1月、韓国のイム・クァンウにTKOで敗戦を喫した。
それ以前はライダーHIRO、マックス・ザ・ボディ、アーイージアコ・アーケンビエコァ、キム・ミンヒョンらをフィニッシュで退け、環太平洋王座への道を切り開いてきた。
マッチアップと戦術の焦点
41歳のベテラン王者は経験と寝技が武器だが、5ラウンド戦におけるスタミナや年齢面の論点も無視できない。
エフェヴィガはパワフルな打撃とオールラウンドのセンスで若さと爆発力からプレッシャーをかけてくるだろう。
両者ともサウスポーで、修斗公式プロフィール上の身長はいずれも180cmとされている。
キャプテンはフロントチョークや腕十字、リバースアームロックなど柔術系の極めで勝負する。
エフェヴィガは左右のパンチやローキック、タックルからのフィニッシュまで幅広く持ち込める。
クリンチ・寝技では、キャプテンが投げと極めの展開に持ち込めれば優位に立てる。
エフェヴィガはスタンドからの連打でテイクダウンやタックルの入り口を作りたい。
打撃面ではエフェヴィガの左ボディアッパーや右ストレートがキーとなり、キャプテンはエルボーや膝で距離を詰める動きが見込まれる。
長期戦になればキャプテンの経験が効く一方、エフェヴィガは早期決着を狙う展開が自然だ。
試合展開の目安
序盤は距離の探り合いとなり、エフェヴィガが左ローとワンツーで主導を窺い、キャプテンがクリンチから組み付く場面も出そうだ。
中盤に入ると立ちの攻防が続く中で、エフェヴィガの膝やアッパーが効いてくる可能性がある。
キャプテンがスリーパーや腕十字を仕掛ければ、そこが大きな見どころになる。
後半は疲労とともに打ち合いやカウンター、ラッシュが交錯し、最後まで読めない展開になりうる。
キャプテン☆アフリカは世界戴冠まで10年超のキャリアをかけており、初防衛戦の意味合いは大きい。
エフェヴィガは環太平洋王者として修斗世界王座への大勝負に臨む若手ホープだ。
力と力の差し合いが焦点となる一戦となる。
女子アトム級王座決定戦:中村未来 vs 青野ひかる
プロフィール対比
中村未来は北海道札幌市出身。
1992年4月3日生まれで、大会当日時点では33歳だ。
身長157cm、マルスジム所属。
修斗では13戦8勝(2KO・1一本)5敗で、女子アトム級世界ランキング1位。
北海道育ちのストライカーで、サウスポーから左フックを軸に打ち合いを展開する。
青野ひかるは静岡県出身、1993年生まれの33歳。
身長152cm、FIGHT LYNX所属。
修斗公式戦績は2戦1勝(1一本)1敗で世界ランキング3位。
レスリングをバックボーンに、土俵際の組み技でポイントを積むグラップラー型だ。
前回対決と直近
両者は2025年9月21日に修斗で対戦し、中村が2R腕十字で勝利している。
中村の直近ではその青野戦のほか、澤田千優との対戦、川西茉夕・加藤春菜らとの試合が並ぶ。
青野は2026年1月、深井志保を1Rアームロックで下しており、返上された王座を懸けた再戦に向けて手応えをつかんでいる。
マッチアップと戦術の焦点
空位王座を懸けた一発勝負で、中村は対戦成績1勝としてリードする。
ジャブで間合いを管理し、インファイトの左フックで圧力をかけ、必要ならグラウンドで腕十字も選択肢に入る。
青野は右への回り込みからタックルに入り、叩きつけて上位から絞めに繋げるプランが軸となる。
レスリングベースのスタミナと、ラウンド終盤まで崩さない粘りが武器だ。
距離とペースでは、中村が前手と左フック・前蹴りでプレッシャーをかけ、青野が先にタックルを決めてバックを狙う駆け引きが見どころだ。
ケージ際では青野の首相撲からの膝などが効き、中村はタックルを返す・ガードを固めて腕十字を警戒する動きが鍵になる。
5分5Rとなれば持久力の勝負となり、中村の連打で消耗を狙う展開と、青野がポイントを積みながらチャンスを待つ展開が交錯しうる。
歴史的な位置づけ
女子アトム級では、古賀愛蘭の返上で空位となった世界王座を争う試合となる。
世界ランキング1位の中村が頂点へのチャンスを掴んだ。
青野は修斗での経験を積みながらランキング上位に入り、DEEP JEWELSなどでの実績も持つ。
再戦となればリベンジを期す青野と、戴冠へ王手をかける中村の意地がぶつかる。
大会情報
大会名:プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2026 Vol.2
日時:2026年3月29日(日)開場17:00 / 開始17:30
会場:後楽園ホール(東京都文京区後楽1-3-61-5F)
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