エフロエフが"次期挑戦者"に名乗り――UFCロンドン

2026年3月21日、英ロンドンのThe O2 Arenaで開催されたUFC Fight Night: Evloev vs. Murphy。
焦点は明確だった。
フェザー級メインイベントが"次のタイトル挑戦者を決める大一番"として機能するか――。
エフロエフ、接戦を制す
フェザー級1位のモフサル・エフロエフが、同3位のレローネ・マーフィーを5R・マジョリティ判定(48-46、48-46、47-47)で下した。
レスラーとして知られるエフロエフだが、序盤はあえて打撃中心で勝負を挑んだ。
3Rでは組みの展開から終盤にオーバーハンドの連打をまとめ、"印象点"を奪取。
最大の分岐点は4R序盤のローブローで、エフロエフに1点減点。
「減点が致命傷になり得る」状況に追い込まれたが、5Rではグラップリング圧を強めてフィニッシュを狙い、逃げ切った。
内容としてはエフロエフが上回ったように見える。
ただしメディア採点ではドロー評価が多数を占め、判定の"納得度"は一枚岩ではなかった。
試合後、エフロエフは「タイトル戦に言い訳はない。戦わせろ」と明確に要求。
マーフィーも「彼が次だ」と挑戦を後押しした。
MVP戦はブーイングが支配
もう1つの注目カード、マイケル・"ヴェノム"・ペイジ vs サム・パターソン(ウェルター級)。
ペイジがユナニマス判定勝ち(30-27、29-28、29-28)を収めたが、内容は低調だった。
序盤の"MVP"チャントは早々にブーイングへ反転。
全試合を通じた有効打の合計はわずか39、テイクダウン成功ゼロ。
ペイジは「自分が引き金を引かなかった」と自責を含めて総括し、ダナ・ホワイトも「悪い試合だった」と厳しく評した。
"ネクスト"は確定か
エフロエフが「次期挑戦者最有力」と目される合理性は高い。
ランキング上位無敗同士の直接対決で勝利し、敗者もタイトル挑戦を支持。
メディアもこの試合を「誰が王者に挑むかを決める試合」と位置づけた。
スタイル面でも収穫がある。
打撃とグラップリングの"二段構え"で勝ち切った点は、王者戦に向けた戦術的な引き出しの広さを示す。
ヴォルカノフスキーの次戦相手は依然として流動的だ。
エフロエフは論理的には"予約席に座った"に等しいが、具体的な日程・開催地はまだ発表されていない。
フェザー級タイトル戦線の動向から目が離せない。
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