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韓国BLACK COMBATのベルトを巻く日本人・駒杵嵩大を知っているか 海を渡った王者たち

EasyFight運営
韓国BLACK COMBATのベルトを巻く日本人・駒杵嵩大を知っているか 海を渡った王者たち

韓国の新興MMA団体BLACK COMBATに、日本人のチャンピオンがいることをご存じだろうか。
フライ級王者・駒杵嵩大(FIGHT BASE都立大)。
国内ではDEEPを主戦場としていた選手が、海を渡って隣国のベルトを巻き、防衛を重ねている。
本記事では駒杵を入り口に、BLACK COMBATの主役たちを紹介する。

駒杵嵩大 柔道ベースの寝技で韓国を制圧した男

駒杵はDEEPからBLACK COMBATへ参戦した経緯を持つ。
Black Combat 13でユン・ホユンを腕十字で下してフライ級王座を獲得すると、2025年5月にキム・ソンジェを肩固めで退けて初防衛。
同年8月にはブラジルのトーマス・アシスを得意の投げを織り交ぜて判定で完封し、2026年1月31日のBlack Combat 16ではガブリエル・ホドリゲスをリアネイキドチョークで仕留めて3度目の防衛を果たした。

この防衛回数は現BLACK COMBAT王者の中で最多であり、団体の年間表彰「Black Gloria Awards」ではベストグラップラー賞も受賞している。
アシス戦後には「モカエフより俺の方が圧倒的だったでしょ?」とUFCトップ戦線を引き合いに出す強気のマイクも残しており、単なる「海外武者修行組」を超えた、団体の看板選手になりつつある。

韓国のスターたち 無敗の「シラソニ」と「格闘神」

地元韓国勢の筆頭は、ライト級王者のパン・ソンヒョク、リングネーム「シラソニ」だ。
報道ベースで無敗のままベルトに到達した打撃型のフィニッシャーで、団体が最も力を入れて売り出すスター候補である。

バンタム級のベルトを持つのは「ファイティング・ゴッド」ことキム・ジェウン。
ONEチャンピオンシップで日本のファンにも顔を知られたベテランで、キャリアの大半をKO勝利で積み上げてきた火力型だ。
新興団体のベルトに「ONEで戦った男」という実績が乗ることで、王座の格付けにも説得力が生まれている。

ロスターから見える団体の野心

注目したいのは、外国人補強の質だ。
ブラジルの無敗バンタム級コンテンダー、マテウス・コヘイア。
IMMAF世界王者の肩書を持つバーレーンのスルタン・オマロフ。
ロシア系強豪団体ACAで無敗のまま移籍してきたキルギスのダニアル・トイチュベク・ウールー。
いずれも「これから世界に出る前段階」の良質な素材ばかりで、団体が単なる国内人気に留まらず、アジアのタレント集積地を狙っていることがうかがえる。

キャラクター重視の派手な演出の裏で、ロスターは着実に競技的価値を積み上げている。
この二刀流こそ、急成長の本当のエンジンだろう。

どこで観られるか

BLACK COMBATの大会は団体公式YouTubeチャンネルの有料配信が視聴の基本ルートで、おおむね月1回ペースで興行が組まれている。
煽り映像やインタビューなどの無料コンテンツも豊富なため、まずは駒杵の試合映像から入るのが日本のファンには最も分かりやすいだろう。
コンテンツの多くは韓国語だが、団体は多言語展開を進めているとされる。

日本人選手にとっての「現実的な選択肢」

駒杵の成功が示すのは、BLACK COMBATが日本人選手にとって現実的なキャリアの選択肢になったという事実だ。
UFCやONEへの道は狭く、国内ではファイトマネーの天井が見える。
そんな中で、月1回ペースの興行と明確な王座戦線を持ち、地理的にも近い韓国の団体は、「海外で名前を作る」ための最短ルートになり得る。
DEEPからは駒杵に続き多湖力翔の参戦も発表されており、この流れは今後太くなっていくはずだ。

次に日本人がBLACK COMBATのベルトに挑むとき、その名前を最初に知っていたファンでいられるかどうか。
隣国のケージは、思っているよりずっと近い。

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