ダレン・ティルがBKFCと契約、素手格闘へ

ダレン・ティルが、BKFCと複数試合契約を結んだことが報じられている。
元UFCウェルター級タイトル挑戦者であり、Misfits Boxingでは3勝0敗(Anthony Taylor、Darren Stewart、Luke Rockholdに勝利)でBridgerweight王座も獲得していたティルが、次の舞台に素手格闘を選んだ。
デビューは5月30日にバーミンガムのUtilita Arenaで開催されるBKFC 90が予定されており、対戦相手はまだ発表されていない。
以前は顔へのダメージを理由にBKFC参戦に否定的だっただけに、今回の決断は注目に値する。
元UFC選手を取り込み、独自のポジションを強めるBKFC
近年のBKFCは、元UFC選手や知名度の高いファイターを次々と取り込み、独自のポジションを強めている。
特にマイク・ペリーの6戦全勝と団体の看板格への定着は象徴的で、UFCでは見せ切れなかった魅力をBKFCで発揮した好例だ。
BKFC側もティルの加入を英国展開における大きな補強と位置づけており、団体としての説得力はさらに増している。
ティル自身にとっても理にかなった選択
ティル本人にとっても、この選択は理にかなっている。
UFC離脱後の彼は、純粋なMMA復帰よりも、自分の知名度とキャラクターを生かせる場を探していたように見える。
Misfitsでは結果を残したが、良好な関係のまま退団し、次の大きな舞台を模索していたことは報道でも示唆されていた。
BKFCの競技性とティルの持つ攻撃的なイメージや荒々しさは噛み合いやすい。
英国市場拡大への布石
BKFCがティルを英国市場拡大の旗印として位置づけているのも、この契約の重要な側面だ。
以前からBKFC側はティル獲得を狙い、マイク・ペリー戦も視野に入れていたとされる。
ペリーは5月16日にネイト・ディアスとのMMA戦へ向かったため構想はいったん流れたが、この因縁が消えたわけではない。
ティルがBKFCで勝てば勝つほど、その対戦価値は上がっていく。
団体にとっても、選手にとっても、先のストーリーを作りやすい契約だ。
元UFC選手の第二章としての選択肢
素手格闘には常に危険性の議論がつきまとう。
それでも元UFC選手がBKFCに向かう例が増えているのは事実であり、ティルの参戦はその流れの中に位置づけられる。
BKFCは元UFC選手にとって次の選択肢としての存在感を強めており、ティルの加入はその動きをさらに可視化する一手だ。
UFCを離れたトップ選手たちの第二章は、もうボクシングだけではない。
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