朝倉未来・井原・皇治の舌戦はどこへ向かうか

BreakingDown発の舌戦が格闘技界を騒がせている
格闘技界でいま注目を集めているのが、朝倉未来、井原良太郎、皇治の三者による舌戦だ。
発端は3月20日のBreakingDown 19。
井原が芦澤竜誠を2R KOで下したあと、試合後のマイクで「BreakingDown最高だろ。RIZIN誰でもかかってこい」と挑発した。
その流れの中で朝倉未来が次戦候補として皇治の名前を挙げたことで、一気に火がついた。
三者それぞれの立場が噛み合う構図
この舌戦が盛り上がった理由は、言葉だけではない。
それぞれの立場が違うのに、絶妙に噛み合っているからだ。
朝倉未来はBreakingDownのCEOとして井原を後押ししながら、自分自身も対戦候補として名前が挙がる側にいる。
井原はBreakingDown側の“いま勢いのある選手”としてRIZIN勢に食い込もうとしている。
皇治はRIZINの知名度と発信力を持ちながら、団体の外も含めて話題を作れる存在だ。
この3人が絡むことで、RIZIN対BreakingDownという見え方まで含めて話題が膨らんでいる。
ここまでの経緯を整理する
まず3月20日、井原が芦澤をKOしBreakingDown内で一気に存在感を高めた。
その後、朝倉未来は井原対皇治を見たいとの考えを示した。
井原の勝利が単なる番狂わせではなく、次のカードを組みたくなるレベルのインパクトだったことを認めた形だ。
その後、皇治と朝倉のSNS上のやり取りも過熱した。
そこへ井原も参戦し、皇治に対して実力面から切り込む発信を行った。
ファンの間でも「皇治のBreakingDown参戦があるのでは」「井原と皇治が先では」といった声が広がった。
さらに3月31日、朝倉未来は自身のYouTubeで井原とスパーリングを実施。
その実力を評価したうえで、皇治については厳しく批判した。
そして、まず井原と皇治を戦わせ、その結果次第で自分が向き合う流れにも言及した。
現時点で三者の関係をもっとも具体的に“試合の順番”へ落とし込んでいるのは朝倉だ。
皇治のRIZIN.53出場が決定
最新状況として大きいのは4月1日の動きだ。
皇治のRIZIN.53(5月10日・神戸GLION ARENA KOBE)出場が決定した。
ただし対戦相手もルールもまだ未定。
榊原信行CEOは「これから調整する」としており、発表時点でコメント欄には井原良太郎の名前が多く挙がっていたという。
皇治自身は榊原CEOから「井原には勝てない」と煽られても「楽勝」と応じ、井原に対しては「やりたいなら来たら」とRIZIN側に来るよう促す形を取った。
4月2日にはSNS上の攻防がさらに続き、皇治が「喧嘩売るなら己が動くんやで」と発信、井原もそれに応酬している。
つまり最新局面では、朝倉対皇治という線よりも井原対皇治の火力がいちばん高い状態にある。
朝倉はその中心で全体を回しているが、現実にカード化へ近づいているのはむしろ井原と皇治の方だ。
正式決定はまだない
ここで整理しておきたいのは、現時点で朝倉未来vs皇治、朝倉未来vs井原良太郎、皇治vs井原良太郎のいずれも正式決定はしていないという点だ。
正式に決まっているのは、皇治が5月10日のRIZIN.53神戸大会に出場することと、対戦相手・ルールは未定であることまで。
現時点で朝倉vs皇治が正式決定しているわけではなく、今後の可能性として語られている段階だ。
現状は試合発表の段階ではなく、舌戦がカード編成を押している段階と見るのが正確だ。
次の焦点は“舞台”と“対戦相手”
もっとも現実味があるのは、まず皇治のRIZIN.53神戸大会の相手が誰になるかだ。
ここで井原の名前が正式に浮上すれば、舌戦は一気に実戦へ移る。
朝倉未来は「井原→皇治→自分」という順番を示しており、まず井原と皇治をぶつけたい意向がにじんでいる。
もう一つの焦点は、舞台がRIZINになるのかBreakingDownになるのかという点だ。
皇治はRIZIN側へ引き寄せる発言を続けており、井原はBreakingDownルールなら強みを出しやすい。
対戦そのもの以上に、どのルール・どのリングでやるのかが今後の争点になる可能性が高い。
総じて言えば、現在の構図はこうだ。
発火点は井原のKO勝利。
話題の中心は朝倉未来の発信力。
現実に試合へ近づいているのは皇治の神戸大会。
そして今は朝倉未来vs皇治よりも、皇治vs井原良太郎が一歩リードしている局面に見える。
正式決定はまだないが、この三者の舌戦は単なるSNSプロレスでは終わらず、次のカード発表までファンの視線を引っ張る材料になっている。
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