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スコット・コーカー新団体に続報 2027年1月始動を目指す、初年度12大会と新しいMMAの物語

EasyFight運営
スコット・コーカー新団体に続報 2027年1月始動を目指す、初年度12大会と新しいMMAの物語

Strikeforce創設者であり、元Bellator代表としても知られるスコット・コーカーの新団体構想が、少しずつ具体化してきた。

これまでに明らかになっていたのは、コーカーが新たなグローバルMMAリーグを立ち上げること、そして初期資金として6000万ドルを確保したことだった。
投資にはスポーツ、メディア、テクノロジー、金融分野の関係者が参加しており、単なる小規模な新興団体ではなく、最初から国際展開を前提にしたプロジェクトとして動き出している。

2027年1月始動を目指す、初年度12大会の構想

今回の続報で見えてきた最大のポイントは、団体のフォーマットだ。
コーカーはAriel Helwaniとの対談の中で、正式なローンチ日は未定としつつ、2027年1月のローンチを目指していることを明かし、初年度は12大会を開催する構想を語っている。
毎週のように大会を開催するのではなく、月1回に近いペースでイベントを積み重ね、それぞれの大会に意味を持たせていく形になりそうだ。

トーナメント+スーパーファイトの融合

柱の一つになるのはトーナメント形式だ。
勝てば次へ進み、敗れれば勝ち上がりから脱落するというシンプルな構図は、ファンにとっても分かりやすい。
選手にとっても、ただ単発の試合をこなすのではなく、1年を通じて勝ち上がっていく物語を作ることができる。
初戦で名前を売り、勝ち上がるごとに評価を高め、最終的にスターへ近づいていく。
そうした流れを作れるのが、トーナメント制の大きな魅力だ。

ただし、新団体はトーナメント専門団体になるわけではない。
コーカーは、トーナメントに加えてスーパーファイトも組み込む考えを示している。
大会全体の構成として、トーナメントとスーパーファイトを組み合わせる方針だ。
まだ広く知られていない才能を勝ち上がり形式で見せながら、同時に話題性のあるワンマッチも用意することで、競技としての分かりやすさと、興行としての派手さを両立させる狙いがある。

この発想はいかにもコーカーらしい。
彼はこれまで、完成されたビッグネームを集めるだけではなく、まだ名前の知られていない選手を発掘し、試合を重ねる中でスターへ育ててきた。
Strikeforce時代にはロンダ・ラウジーやダニエル・コーミエ、ジーナ・カラーノらが大きな存在となり、BellatorでもAJマッキー、アーロン・ピコ、ウスマン・ヌルマゴメドフらが注目を集めた。
新団体でも、“次のスター”をどう見つけ、どう育てるかが大きなテーマになりそうだ。

初年度12大会という数字も重要だ。
大会数が多すぎれば一つひとつの物語が薄くなるが、少なすぎれば選手を継続的に見せることが難しい。
月1回規模であれば、ファンが前回大会の流れを覚えたまま次の大会に入ることができる。
年間を通じてトーナメントの進行を追いながら、その合間にスーパーファイトで話題を作る。
新団体は、そうした“連続ドラマ型”のMMA興行を狙っているように見える。

配信時代に合わせたストーリーテリング

もう一つ見逃せないのが、配信とストーリーテリングへの意識だ。
今の格闘技ファンは、テレビだけで試合を追っているわけではない。
スマートフォンやタブレット、SNS、動画配信サービスを通じて、選手の背景や試合までの過程に触れている。
放送・配信パートナーはまだ明らかになっていないが、構想の段階からストーリーテリングを重視している点は見逃せない。
コーカーの新団体は、単にケージの中の勝敗を見せるだけでなく、「この選手がなぜここにいるのか」「勝ち上がった先に何があるのか」を伝えることを重視している。

そのための運営体制も整いつつある。
コンテンツ、運営、選手リレーション、メディアライツ、欧州展開、広報といった主要領域に経験者を配置しており、団体名や契約選手の発表前から、運営面の土台作りはかなり本格的に進んでいる。
特に、ストーリーをどう作り、どう配信し、どう世界に届けるかは、新団体の成否を左右するポイントになるだろう。

UFC中心の市場で生まれる新しい選択肢

もちろん、6000万ドルという資金があっても、UFCとすぐに正面から競り合えるわけではない。
トップ選手の獲得、放映権、会場運営、選手報酬、国際展開を考えれば、MMA団体の運営には莫大なコストがかかる。
成功の鍵は、最初から巨大化を狙うことではなく、どれだけ“見たくなる大会”を作れるかにある。

UFCを中心とした現在のMMA市場では、毎週のように試合が行われている。
一方で、試合数が多いからこそ、ひとりひとりの選手の物語が埋もれてしまうこともある。
コーカーの新団体が狙うのは、単に大会を増やすことではなく、選手の背景、勝ち上がり、成長をファンに追わせることだろう。
トーナメントとスーパーファイトの組み合わせは、そのための仕掛けと言える。

スコット・コーカーは、MMA界で何度も“次のスター”を見つけてきたプロモーターだ。
新団体が本当に成功するかはまだ分からない。
ただ、2027年1月始動を目指し、初年度12大会、トーナメントとスーパーファイトの融合、配信時代に合わせたストーリーテリングという構想は、停滞感のあるMMAシーンに新しい刺激を与える可能性がある。

UFCを中心とした現在のMMA市場の中で、選手にとって新たな選択肢が生まれることは大きい。
まだ名前が売れていない実力者、メジャー団体で出番を待つ選手、世界各地に眠る才能にとって、この新団体は自分の物語を作る場所になるかもしれない。
今後の展開もますます見逃せない、さらに注目していきたい。

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