TUF34 第5・6話まとめ ティナ・ブラックがTKO勝ち、イリムベクが因縁戦を制して3勝3敗

UFCとの契約をかけて争うリアリティ番組「The Ultimate Fighter 34(TUF34)」の第5話と第6話が配信された。
今シーズンは、元UFC二階級王者ダニエル・コーミエが率いるTeam Cormierと、元UFCミドル級王者マイケル・ビスピン率いるTeam Bispingが対抗。
男子バンタム級と女子ストロー級の選手たちが、トーナメント形式でUFC契約を争っている。
第4話終了時点では、両チームが2勝2敗。
第5話ではティナ・ブラック(Tina Black)が打撃で存在感を示し、第6話ではイリムベク・アキルベク・ウールー(Ilimbek Akylbek Uulu)が初回選考から因縁のあったショーン・モラ(Sean Mora)を判定で下した。
これにより、6話終了時点のチーム成績は3勝3敗となっている。
第5話はブラジル人ストロー級同士が対戦
第5話では、Team Cormierのティナ・ブラックと、Team Bispingのナタリア・アルヴェス(Natalia Alves)が女子ストロー級準々決勝で対戦した。
ブラックは、かつてヴァレスカ・マシャドの名前で活動していたブラジル人ファイター。
Invicta FCのストロー級王座を獲得した実績を持ち、現在はユライア・フェイバーのチームでトレーニングを積んでいる。
対するアルヴェスもブラジル出身で、グラウンドを得意とする無敗の新鋭としてTUF34に参加した。
試合前、ビスピンはブラックの普段のコーチであるフェイバーに連絡。
ブラックが自分のチームに所属しているように装い、戦い方や弱点について情報を聞き出すという策を見せた。(もちろんエンタメです。)
しかし、試合前の最大の問題となったのは、アルヴェスの減量だった。
アルヴェスが計量をクリアできず
アルヴェスは計量直前まで厳しい減量を続けた。
通常の計量時間で規定体重に届かなかったため、追加の1時間を与えられたものの、最終的な体重は116.5ポンド。
116ポンドだったブラックを0.5ポンド上回り、規定体重をクリアできなかった。
ブラックには試合を拒否し、不戦勝で準決勝へ進む選択肢もあった。
両コーチが協議した結果、ブラックは試合を受けることを決断。
さらにビスピンは、試合を成立させる条件の一つとして頭を丸め、コーミエがバリカンを入れる異例の展開となった。
選手の計量超過を、相手側コーチの丸刈りによって収めるという、TUFならではの場面だった。
ティナ・ブラックが打撃で圧倒
試合では、ブラックが序盤から打撃戦を支配した。
アルヴェスはテイクダウンを狙ったものの、ブラックはアンダーフックを使って組みを防ぎ、距離が離れると強いパンチを当てていく。
ブラックは前に出るアルヴェスを正面から迎え撃つだけでなく、後退しながらも正確な打撃を返した。
アルヴェスは得意とするグラウンドへ持ち込めず、打撃を受ける時間が増えていった。
第2ラウンドに入っても流れは変わらない。
ブラックはパンチ、アッパー、蹴りを組み合わせてダメージを蓄積。
さらにボディへの膝蹴りを重ねると、アルヴェスは後退しながらガードを固める状態となった。
最後はブラックが連打をまとめ、レフェリーが試合をストップ。
第2ラウンド4分8秒、ブラックがTKO勝ちを収め、女子ストロー級トーナメントの準決勝進出を決めた。
試合後には、同じブラジル出身でTeam Bispingのジジ・カヌート(GiGi Canuto)とも言葉を交わし、両者の間に新たな緊張感が生まれている。
第6話で初回選考からの因縁戦が実現
第6話では、Team Cormierのショーン・モラと、Team Bispingのイリムベク・アキルベク・ウールーが男子バンタム級準々決勝で対戦した。
両者には、シーズン開始時から因縁があった。
チーム分け前の選考でレスリングを行った際、モラとイリムベクの動きが激しくなり、頭部が接触。
その後もモラがパンチで応酬し、イリムベクが目の上を切る事態となった。
モラが番組から外される可能性もあったが、最終的には両者とも選考を通過。
別々のチームへ入り、準々決勝で直接対決することになった。
試合前のフェイスオフでも緊張感は強く、コミッションの担当者から接触しないよう注意を受けている。
レスリング中心の接戦をイリムベクが制す
試合は、両者のレスリング力がぶつかる展開となった。
イリムベクは序盤から蹴りを放った後、自ら組みを選択。
モラをテイクダウンする場面を作ったが、長時間押さえ込むことはできなかった。
モラもテイクダウンを奪い返し、トップポジションからコントロール。
さらにバックを取ってチョークを狙うなど、攻勢に出る時間を作った。
第2ラウンドも組みの攻防が続く。
イリムベクがテイクダウンを奪う一方、モラもスクランブルから立ち上がり、再び組みへ持ち込もうとした。
明確なフィニッシュには至らなかったものの、両者が休まずポジションを奪い合う消耗戦となった。
TUFの準々決勝は基本的に2ラウンドで行われ、判定が同点の場合のみ第3ラウンドへ進む。
今回は2ラウンド終了時点で勝敗が決まり、イリムベクが判定勝ち。
因縁の相手を下し、男子バンタム級トーナメントの準決勝へ進出した。
一方、デイナ・ホワイトは、モラが第2ラウンドにより大きなダメージを与えていたとして、第3ラウンドが行われてもおかしくなかったとの見方を示した。
6話終了時点で両チームが3勝3敗
第5話ではTeam Cormierのティナ・ブラックが勝利し、コーミエ軍が3勝2敗とリードした。
しかし、第6話ではTeam Bispingのイリムベクが勝利。
ビスピン軍が再び追いつき、6話終了時点のチーム成績は3勝3敗となった。
ここまで準決勝進出を決めているのは、以下の6人となっている。
女子ストロー級
- メリッサ・アマヤ
- ジジ・カヌート
- ティナ・ブラック
男子バンタム級
- クリスチャン・ストロング
- メヘメデリ・オスマンリ
- イリムベク・アキルベク・ウールー
女子ストロー級と男子バンタム級で、それぞれ残る準決勝進出枠は1つ。
第7話では、Team Bispingのマッケンジー・スティラー(Mackenzie Stiller)と、Team Cormierのデルフィーヌ・ブヌアイシュ(Delphine Benouaich)による女子ストロー級最後の準々決勝が予定されている。
第5・6話では、計量超過による試合中止の危機と、シーズン序盤から続いていた因縁の対決が描かれた。
勝敗は再び並び、TUF34のチーム対抗戦は後半へ向けてさらに拮抗した展開となっている。



