DEEP 131序盤戦はフィニッシュ続出 赤沢幸典が金田一孝介を圧倒、小崎連は激闘判定勝ち

2026年5月4日、神奈川・横浜BUNTAIで「宗明建設Presents DEEP 131 IMPACT 25th Anniversary」が開催された。
後半の第11試合から第15試合までに5つのタイトルマッチ/王座戦が並ぶ25周年記念大会だが、序盤の第1試合から第5試合も見応えのある内容となった。
第1試合では杉野亜蓮がダイヤを相手に一本勝ち。
第2試合では石坂空志が諏訪部哲平を判定で下し、第3試合ではタンク内藤が誠悟をわずか36秒で仕留めた。
第4試合では小崎連が窪田泰斗との激しい打ち合いを制し、第5試合では赤沢幸典が金田一孝介をパウンドで止めた。
序盤5試合のうち3試合がフィニッシュ決着となり、25周年大会の本戦は立ち上がりから熱を帯びた。
第1試合 杉野亜蓮、ダイヤをギロチンで絞め落とす
第1試合のDEEPフェザー級5分2Rでは、杉野亜蓮とダイヤが対戦した。
試合結果は杉野の2R36秒、ギロチンチョークによる一本勝ち。
試合開始直後から杉野はグラウンドで主導権を握り、バックマウントを奪ってリアネイキッドチョークを狙う展開を作った。
ダイヤも防御して耐え、1R終盤には上を取る場面もあったが、杉野は2Rに入ると相手のタックルに合わせる形でギロチンチョークをセット。
最後は絞め落として、きっちり一本で試合を終わらせた。
本戦序盤の立ち上がりでいきなり一本決着が生まれたことは、大会の空気を作る意味でも大きかった。
杉野にとっては、ただ勝っただけではなく、1Rからバックを奪って極めを狙い続け、2Rで相手の入りに合わせて仕留めた内容のある勝利だった。
攻防の中でチャンスを逃さず、フェザー級で存在感を示す一戦になった。
第2試合 石坂空志、攻め続けて諏訪部哲平に判定勝利
第2試合のDEEPバンタム級5分2Rでは、諏訪部哲平と石坂空志が対戦した。
石坂が判定3-0で勝利。
採点は諏訪部側から見て18-20、17-20、18-20と、ジャッジ3者が石坂を支持した。
試合内容としては、石坂が終始前に出て、諏訪部をケージ際に押し込む時間を作った。
1Rから膝、肘、離れ際のパンチ連打で攻勢を見せ、2Rには右肘で諏訪部の額をカットさせる場面もあった。
さらに左ハイ、グラウンドコントロール、パウンド、肘と攻撃を重ね、最後まで試合を支配した。
派手なフィニッシュこそなかったが、石坂の勝利は内容面でかなり明確だった。
2R制の試合では、一つのラウンドを落とすだけでも流れが難しくなる。
その中で石坂は、スタンド、ケージ際、グラウンドの各局面で攻撃を出し続けた。
判定勝ちではあるものの、単にポイントを取ったというより、相手に試合を作らせなかった勝利と言える。
第3試合 タンク内藤、開始36秒の速攻TKO
第3試合のDEEPメガトン級5分2Rでは、誠悟とタンク内藤が対戦した。
試合はわずか1R36秒で決着。
タンク内藤が誠悟をTKOで下した。
開始直後からタンク内藤は右カーフキックを当て、さらに右ストレートをヒットさせた。
誠悟の足が止まったところに右フックを連続で当て、ダウンを奪うと、そのままパウンドをまとめてレフェリーストップ。
メガトン級らしい一発の重さが、そのまま試合結果に直結した。
この試合は、短時間決着でありながら、流れは非常に明確だった。
タンク内藤はただ振り回したのではなく、カーフキックで相手の動きを止め、右ストレートから右フックにつなげて一気に倒した。
36秒というタイムだけを見ると一瞬の試合に見えるが、実際には最初の攻撃からフィニッシュまでが一直線につながっていた。
メガトン級の迫力を序盤戦に持ち込んだ一戦だった。
第4試合 小崎連、窪田泰斗とのダブルダウンを乗り越え判定勝ち
第4試合のDEEPバンタム級5分3Rでは、窪田泰斗と小崎連が対戦した。
小崎が判定3-0で勝利。
採点は窪田側から見て3者とも28-29で、小崎が接戦をものにした。
この試合は序盤5試合の中でも、特に激しい展開になった。
1R、小崎はサウスポーの窪田に対して右ミドルを当て続け、優位に試合を進める。
しかしラウンド終盤、窪田が前に出て左ミドルを連続で当て、さらに左フックでダウンを奪う。
そこから小崎がすぐに立ち上がると、両者の左フックが同時に当たり、まさかのダブルダウン。
小崎はすぐに立ち、パウンドで終盤をまとめた。
2Rは小崎が鼻血を出しながらも、右ミドル、ストレート、テイクダウンで印象を作った。
3Rは小崎がタックルで倒したが、窪田も下からアームロック、ギロチン、さらに終盤にはサッカーボールキックで攻め返す。
最後までどちらにも勝機がある試合だったが、ジャッジは小崎を支持した。
小崎にとって大きかったのは、1R終盤の苦しい場面を落ち着いて乗り越えたことだ。
ダウンを奪われ、さらにダブルダウンという危険な展開に巻き込まれながら、試合を崩さずに立て直した。
判定は僅差だったが、3Rを通して攻撃の印象を作り続けたことが勝利につながった。
第5試合 赤沢幸典、金田一孝介をパウンドで圧倒
第5試合のDEEPメガトン級5分3Rでは、赤沢幸典と金田一孝介が対戦した。
結果は1R4分36秒、TKO(レフェリーストップ:グラウンドパンチ)による赤沢の勝利。
試合は赤沢が開始直後から組みに出る展開となった。
タックルで倒し、金網際のハーフバックから赤沢はパウンドを当て続けた。
金田一が向き合おうとしても、赤沢はハーフで逃さず攻撃を継続。
終盤には立った状態からの右パウンド、マウントからの連打でレフェリーが試合を止めた。
赤沢は試合後、「RIZINヘビー級トーナメント、俺が取っちゃうっしょ。ベルト取って戻ってきます」と宣言した。
この試合はRIZINヘビー級日本GPの出場枠をめぐる査定試合の一つとされており、赤沢は勝利後に強い言葉でその意思を示した。
金田一はパンクラスでライト級上位まで上がった実績を持ち、近年はBreakingDownでも注目を集めた選手だ。
対する赤沢は、体格と圧力を生かして組み、上を取り、逃さず殴るというメガトン級らしい勝ち方を見せた。
最初から最後まで相手を支配して止めた内容であり、RIZINヘビー級戦線へのアピールとしては十分な勝利だった。
序盤5試合の結果一覧
試合 | 階級 | 勝者 | 結果 |
|---|---|---|---|
第1試合 | DEEPフェザー級 5分2R | 杉野亜蓮 | 一本 2R0分36秒 ギロチンチョーク |
第2試合 | DEEPバンタム級 5分2R | 石坂空志 | 判定3-0 |
第3試合 | DEEPメガトン級 5分2R | タンク内藤 | TKO 1R0分36秒 |
第4試合 | DEEPバンタム級 5分3R | 小崎連 | 判定3-0 |
第5試合 | DEEPメガトン級 5分3R | 赤沢幸典 | 1R4分36秒 TKO(レフェリーストップ:グラウンドパンチ) |
序盤戦総括
DEEP 131の第1試合から第5試合は、一本、判定、TKO、接戦、そしてメガトン級のパウンド決着と、非常にバリエーションのある内容になった。
杉野亜蓮はグラップリングの強さを見せ、タックルに合わせたギロチンチョークで一本勝ち。
石坂空志は2Rを通して攻め続け、諏訪部哲平に判定勝利。
タンク内藤は開始36秒でメガトン級の破壊力を示した。
小崎連はダウンを奪われる苦しい展開を乗り越え、窪田泰斗との接戦を制した。
そして赤沢幸典は、金田一孝介を組みとパウンドで圧倒し、RIZINヘビー級戦線へのアピールにつなげた。
25周年記念大会の本戦序盤としては、十分すぎる立ち上がりだった。
タイトルマッチが並ぶ後半戦に向けて、会場の熱を一気に高める5試合になった。
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