【プレビュー】DEEP NAGOYA IMPACT 2026 TATSUMI復帰戦

6月14日(日)、愛知・刈谷市産業振興センターあいおいホールで『DEEP NAGOYA IMPACT 2026 公武堂ファイト 2nd ROUND』が開催される(開場12:30/開始13:00)。
メインは地元・愛知のベテランTATSUMIの復帰戦。
全国放送に乗る大会ではないが、この規模の興行にこそ、MMAという競技の土台が詰まっている。
公式発表のカードを整理しつつ、観戦の視点を提案したい。
メインはTATSUMIの復帰戦 相手は加藤綾真
第3部のトリを飾るのは、NEXSPORTS所属のTATSUMI(巽大祐)だ。
プロ転向前の地下格闘技時代に、若き日の朝倉未来から一本勝ちを収めた経歴で知られる愛知のベテランで、名古屋のDEEP興行を長く支えてきた顔役でもある。
復帰戦の相手はCLUBF3の加藤綾真。
DEEPフェザー級・5分2Rで行われる。
ベテランの復帰戦は「衰えていないことの証明」と「若手の踏み台にされる危険」が常に背中合わせだ。
地元の声援を背負うTATSUMIがどちらの結末を迎えるかが、この大会最大の見どころになる。
第3部(プロ)対戦カード
公式発表の試合順は以下の通り(いずれも5分2R)。
- 第6試合 フェザー級:TATSUMI(NEXSPORTS)vs 加藤綾真(CLUBF3)
- 第5試合 ウェルター級:浅野功暉(REBOOT)vs カーン・ソガズ(フリー)
- 第4試合 バンタム級:時任流架(SPLASH)vs 鈴木幹也(戦ジム)
- 第3試合 ストロー級:鶴斗(SPLASH)vs 上村亮馬(パラエストラ森ノ宮)
- 第2試合 バンタム級:中川内羽矢斗(COMRADE)vs 熊澤バイオレンス(グラップリングシュートボクサーズ)
- 第1試合 フェザー級:宜野座ケビン(SPLASH)vs 大澤空(キラリジム拳心會)
なお、藤岡陸(GSB多治見)は怪我のため欠場となり、人力車tackとの一戦は中止が公式発表されている。
この大会の楽しみ方 「育成ピラミッド」を一日で見る
カード表を眺めると、この大会の構造が見えてくる。
第1部はアマチュアSルール3試合とプロのフライ級・バンタム級戦。
第2部はプロとアマ、さらにMAXFC JAPAN公式戦としてユリカ vs パク・ソヨン(-48kg契約)、朱里 vs チェ・ウンジ(-52kg契約)の女子キック日韓戦が混在する。
そして第3部がプロのメインカードだ。
つまりこの興行は、アマチュア→プロ前座→メインという選手育成の階段を、一日でそのまま見せる構成になっている。
RIZINや後楽園のDEEP本戦で名前を売る選手たちも、最初はこうした地方大会の第1部から始まっている。
観客にとっては「未来の本戦選手」を最前列で先取りできる場であり、SPLASH、NEXSPORTS、戦ジムといった東海圏のジム同士の対抗戦的な文脈に、パラエストラ森ノ宮ら関西勢が乗り込む構図も地域興行ならではの味だ。
メジャー大会のように1試合ごとの背景情報が報道されるわけではない。
だからこそ、当日の会場で「誰が次のステージに行く選手か」を自分の目で見極める楽しみがある。
大会情報
- 日時:2026年6月14日(日)開場12:30/開始13:00
- 会場:刈谷市産業振興センターあいおいホール(愛知県刈谷市)
- チケット:SRS席20,000円/RS席12,000円/S席10,000円/A席(自由)7,000円/A席小学生以下3,000円(当日は各1,000円増)
- 販売:チケットぴあ、公武堂、出場選手の各ジム
まとめ
派手な煽り映像も大物外国人もいないが、地域興行は競技の裾野そのものだ。
TATSUMIの復帰戦という地元の物語を軸に、次世代の有望株探しという視点を持って観れば、この一日は何倍も面白くなる。
日曜の昼、刈谷に足を運ぶ価値は十分にある。
