DEEP TOKYO IMPACT 2nd ROUND中盤戦総括 ホロウェイ来場の話題を超えた夜

中盤戦も濃かった一夜
4月19日に東京・ニューピアホールで開催された「SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND」は、前半戦だけでなく7〜10試合目の流れも濃かった。
7試合目で石原射がコビー・レオンに判定勝ち、8試合目で橋本優大が横内三旺をスプリット判定で下し、9試合目では堂園悠が唐沢タツヤをTKOで突破。
さらに10試合目のセミファイナルでは、太田将吾が中村雄一から2度のダウンを奪って判定勝ちを収めている。
大会の中盤から終盤にかけて、話題性だけでなく勝負の中身でもしっかり見せたブロックだった。
第7試合:石原射vsコビー・レオン ホロウェイの来場を超えて
まず最も目を引いたのは、やはり7試合目のコビー・レオンvs石原射だ。
この試合は、マックス・ホロウェイがコビー・レオンのセコンドについたことで一気に注目度が上がった。
ただ、試合後に残った印象は「ホロウェイが来ていたこと」だけではない。
石原は判定3-0でレオンに勝利。
大物の来場が話題をさらった夜だったが、ケージの中で主役になったのは石原のほうだった。
このカードが良かったのは、話題性が中身を食わなかったことだ。
ホロウェイ来場という外から見たニュースがありながら、試合自体はしっかり国内フライ級戦線の競り合いとして成立した。
石原は"有名選手のチームの相手を倒した"というだけでなく、しっかり勝敗で名前を残した。
DEEPらしい、実力者同士の試合に外部の注目が乗った一戦だったと見ていい。
第8試合:橋本優大vs横内三旺 接戦を拾う勝負強さ
8試合目の橋本優大vs横内三旺は、派手な話題とは別の意味で面白かった。
橋本が判定2-1で勝利。
序盤から横内がタックルで攻め込む展開が続き、橋本もそれをしのぎながら競り勝った形だった。
中盤戦の中ではかなり接戦色の強い一戦だったことがうかがえる。
勝った橋本はもちろんだが、横内も簡単には飲まれない内容を見せたといえる。
第9試合:堂園悠vs唐沢タツヤ 決着の鮮やかさで印象を残す
9試合目の堂園悠vs唐沢タツヤは、逆に"決着の鮮やかさ"が際立った。
堂園が唐沢のグラップリングを突破したうえで流れを自分に引き寄せ、TKOで仕留めた。
もともと堂園は連勝中の勢いを持っていたが、その勢いをそのまま結果につなげた形だ。
接戦が多かったこのブロックの中で、堂園は内容よりもまず"決着を出した選手"として強く印象を残した。
第10試合(セミファイナル):太田将吾vs中村雄一 2度のダウンで締める
そして10試合目、セミファイナルの太田将吾vs中村雄一で、このブロックはさらに締まった。
太田が中村から2度のダウンを奪って判定勝ち。
セミファイナルでダウンを2度奪って勝ち切るというのは、それだけで大会の流れを引き上げる。
後半戦へ向かう空気を作ったのは、間違いなく太田の勝ち方だった。
話題の夜を前に進めたのは勝負の中身
こうして7〜10試合目を通して見ると、この日のDEEP TOKYO IMPACTは「ホロウェイ来場」という一つの大きな話題がありながら、最終的には日本人選手たちの勝負内容がしっかり大会を前に進めた大会だった。
石原は話題の中心にいたレオンを下し、橋本は接戦を拾い、堂園は決着で印象を残し、太田はセミファイナルで2度のダウンを奪って締める。
中盤戦として見るにはもったいないほど、それぞれに異なる見どころが詰まっていた。
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