DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUND 注目3カード プレビュー

2026年5月24日、東京・ニューピアホールで開催される「SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUND」。
今大会で注目したいのは、長谷川賢 vs ブラックタイガー、中島太一 vs 日比野"エビ中"純也、高橋遼伍 vs 三井俊希の3カードだ。
元王者たちの再起、移籍後の再出発、ベテランと新鋭の交差点。
それぞれのカードに、選手の現在地がはっきり出る。
長谷川賢 vs ブラックタイガー — メガトン級だからこそ見える、経験と危険性
DEEPメガトン級では、長谷川賢とブラックタイガーが対戦する。
長谷川は元DEEPメガトン級王者であり、ONEではミドル級王座にも挑戦した経験を持つ重量級ファイターだ。
今回の長谷川に求められるのはもちろん「過去に何を成し遂げたか」ではない。
今の長谷川賢が、もう一度メガトン級で存在感を示せるのか。
そこを示す一戦になる。
メガトン級の試合は、細かいポイントゲームだけでは終わらない。
ひとつのパンチ、ひとつの組み際、ケージ際の押し合いで流れが大きく変わる。
長谷川が経験を使って試合を落ち着かせるのか、それともブラックタイガーが空手と柔道を生かして荒々しい展開に持ち込み、重量級らしい一発や組みの圧力で空気を変えるのか。
ブラックタイガーは、空手と柔道を土台に持つ選手だ。
3歳から空手を始め、柔道強豪校でも団体全国3位の実績を持つ。
打撃と組みの両方で勝負できる重量級として、単なるパワーファイター以上の怖さがある。
実績では長谷川が上回るが、重量級では格上相手でも一瞬の爆発力が結果を変える。
長谷川にとっては再び存在感を示すための試合。
ブラックタイガーにとっては、実績ある相手を倒して自分の名前を上げるチャンス。
このカードは、メガトン級らしい荒さと迫力を期待したい一戦だ。
中島太一 vs 日比野"エビ中"純也 — 中島の再出発か、日比野の再浮上か
セミファイナルでは、DEEPバンタム級で中島太一と日比野"エビ中"純也が激突する。
中島太一は元PANCRASE王者で、RIZINでも岡田遼、キム・スーチョルらと戦ってきた実力者だ。
打撃、組み、試合運びのバランスが取れた選手であり、国内バンタム級の中でも経験値は高い。
前戦で後藤丈治にKO負けを喫し、JAPAN TOP TEAMへ移籍。
新しい環境でどのような姿を見せるのか。
移籍後の初戦として、キャリアを再び上向かせるための重要な一戦になる。
中島に必要なのは、ただ勝つことではなく、内容を伴った勝利だ。
距離を作って打撃で削るのか。
組みを混ぜて日比野のリズムを消すのか。
経験の差を見せての勝ち方も問われる。
JAPAN TOP TEAM移籍後にどのような変化を見せるか、戦い方そのものにも注目が集まる。
一方の日比野"エビ中"純也も、ここで終わる選手ではない。
日比野はキャラクター性が注目されやすいが、RIZINで勝利を挙げた経験もある。
勢いに乗った時の思い切りの良さ、打撃で前に出る場面、バックを取って攻める場面、相手に流れを渡さない粘り。
ハマった時には、相手にとってかなり嫌な選手になる。
日比野にとっても、ここは流れを変えるチャンスだ。
RIZINで勝利した経験を持ちながら、近年は苦しい結果も続いた。
実績ある中島を相手に勝てば、再浮上のきっかけになる。
中島が元王者らしく試合を整理するのか。
日比野が混戦に引きずり込み、セミファイナルの空気をひっくり返すのか。
バンタム級らしいスピードと駆け引きに加えて、両者の「ここからもう一度」という思いがぶつかる一戦になる。
高橋遼伍 vs 三井俊希 — ベテランが止めるのか、新鋭が越えるのか
メインイベントは、DEEPフェザー級の高橋遼伍 vs 三井俊希。
この試合の魅力は、構図の分かりやすさにある。
ベテランの高橋遼伍が、勢いに乗る新鋭・三井俊希を迎え撃つ。
このカードは当初、5月4日の横浜BUNTAIで組まれていたが、高橋の怪我により延期となり、今回ニューピアホールで仕切り直しのメインイベントとして行われる。
その背景を踏まえると、高橋にとってはコンディションを立て直して臨む試合でもある。
高橋はKRAZY BEE所属の実力者で、これまで国内フェザー級で多くの強豪と戦ってきた。
勝った試合だけでなく、苦しい試合も含めて山あり谷ありを経験してきた選手だ。
DEEPフェザー級GP準優勝の実績もあり、簡単に若手の踏み台になるタイプではない。
一方の三井は、新極真空手をベースに持つ現役大学生ファイター。
直近では黒井海成を1R TKOで破るなどインパクトのある勝利を重ね、DEEPフェザー級の中でも一気に注目度を高めている。
若さ、スピード、打撃の思い切り。
今の三井には、見る側に「何か起こすのでは」と思わせる勢いがある。
ただし、ここから先は勢いだけでは勝てない領域になる。
高橋は若手の勢いを受け止めるだけの経験がある。
序盤の打撃で押されても、組み際、ケージ際、距離の取り方で試合を落ち着かせることができる。
伝家の宝刀のカーフキックも危険だ。
三井が一気に倒しに来るなら、高橋はその勢いをどう削るか。
逆に高橋が慎重になりすぎれば、三井の爆発力が試合を飲み込む可能性もある。
三井にとっては、ここで高橋を越えれば一気にフェザー級の主役候補になる。
高橋にとっては、ベテランとして新鋭の勢いを止め、自分がまだ上にいることを証明する試合になる。
このメインイベントは、単なる若手の抜擢ではない。
DEEPフェザー級の次の流れを占う一戦だ。
3カードに共通するテーマ
今回の注目3カードには、それぞれ違う色がある。
長谷川賢 vs ブラックタイガーは、重量級ならではの迫力と危険性。
中島太一 vs 日比野"エビ中"純也は、再出発と再浮上のぶつかり合い。
高橋遼伍 vs 三井俊希は、ベテランと新鋭の世代のクロスロード。
どの試合も、ただ勝者を決めるだけでは終わらない。
勝った選手が次にどこへ向かうのか。
負けた選手が何を突きつけられるのか。
その後のキャリアまで含めて意味を持つカードになっている。
DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUNDは、若手の台頭だけでなく、実績ある選手たちの再起も見える大会だ。
ニューピアホールで、誰がもう一度存在感を示し、誰が新しい流れを作るのか。
この注目3カードが、DEEPの今とこれからを映し出す。
大会情報
大会名:SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 3rd ROUND
日時:2026年5月24日(日)
会場:東京・ニューピアホール
開場:12:00 / 開始:12:30(12:10よりオープニングファイト開始予定)
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