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“ブラックパンサー”ベイノアと対戦する芳賀ビラル海とは? 日本拳法出身、GRACHAN王者としてRIZIN再挑戦へ

tyamat
“ブラックパンサー”ベイノアと対戦する芳賀ビラル海とは? 日本拳法出身、GRACHAN王者としてRIZIN再挑戦へ

2026年6月6日、宮城・ゼビオアリーナ仙台で開催される「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」で、"ブラックパンサー"ベイノア vs 芳賀ビラル海の一戦が発表された。
試合はRIZIN MMAルール、71.0kg契約の5分3Rで行われる。
芳賀は2025年9月のRIZIN.51でRIZIN初参戦を果たし、矢地祐介に一本負け。
今回が2度目のRIZIN参戦となる。

芳賀ビラル海は、愛知県豊橋市出身のMMAファイター。
ガーナ人の父と日本人の母を持ち、現在はMASTER JAPAN TOKYOに所属している。
バックボーンは日本拳法。
15歳で日本拳法を始め、2017年には全日本体重別選手権中量級で準優勝、2019年には日本拳法総合選手権大会でも準優勝するなど、打撃と組みの両方を持つ競技で実績を残してきた。

MMAを始めたのは22歳から。
2022年2月にEXFIGHTでプロデビューしたが、キャリア序盤は苦しかった。
PANCRASE参戦時代を含め、プロデビューから4連敗。
ここだけを見ると、RIZINの舞台にたどり着く選手になるとは想像しにくかったかもしれない。

GRACHANで覚醒、ライト級王者へ

しかし、芳賀はGRACHANに主戦場を移してから大きく変わった。

もともとの武器である日本拳法ベースの打撃に加え、組み、テイクダウン、トップコントロールの精度を高め、GRACHANを主戦場にしてからは、同団体で6勝無敗の戦績を残した。
2024年3月には岸本篤史に判定勝ち、同年5月には藤村健悟を1Rアメリカーナで一本勝ち。
さらに2025年3月、事実上のライト級トップコンテンダー争いでロクク・ダリに判定勝ちし、王座挑戦へとつなげた。

そして2025年5月、GRACHANライト級タイトルマッチで林RICE陽太に判定勝ち。
三者とも30-27のフルマークで勝利し、第5代GRACHANライト級王者となった。
試合内容としても、テイクダウンとトップキープで主導権を握り続ける、非常に安定感のある勝利だった。

芳賀ビラル海というファイターの特徴

芳賀という選手の面白さは、単なる"日本拳法出身の打撃系ファイター"では終わらないところにある。

日本拳法らしい踏み込みの速さ、独特な間合い、直線的な打撃はもちろん武器だ。
だが、GRACHANでの勝ち上がりを見ると、むしろ近年は組みの強さ、倒してからのコントロール、相手を動かさせない試合運びが目立っている。
打撃で入って、組んで、倒して、上から削る。
派手なKOで一気に沸かせるタイプというより、相手の持ち味を消しながら勝ち筋を積み上げていく選手と言える。

RIZIN初戦、矢地祐介戦での苦い経験

一方で、RIZIN初参戦となった矢地祐介戦では、苦い経験も味わった。

RIZIN.51で行われた矢地戦では、1Rに払い腰でテイクダウンを奪い、サイドポジションを取る場面もあった。
しかし2R、矢地にバックを取られ、リアネイキッドチョークで一本負け。
RIZIN公式の試合レポートでも、1Rは芳賀が投げで見せ場を作った一方、2Rは矢地がグラウンドに持ち込みチョークを極め切ったと記録されている。

この敗戦は、芳賀にとって大きな分岐点だったはずだ。

GRACHAN王者としてRIZINに乗り込んだものの、RIZIN常連の矢地には届かなかった。
国内トップ層との距離を突きつけられた試合でもあった。
だからこそ、今回のベイノア戦はただの2度目のRIZIN参戦ではない。
芳賀が、あの敗戦から何を修正してきたのかを見せる試合になる。

対戦相手 "ブラックパンサー"ベイノアについて

対戦相手の"ブラックパンサー"ベイノアは、空手・キックボクシングをベースにしたストライカー色の強い選手だ。
MMAでも打撃の圧力と身体能力を武器にしてきた一方、近年は海外の名門AKAで練習を積むなど、MMAファイターとしての完成度を高めようとしている。

ベイノア vs 芳賀ビラル海の見どころ

この構図で見ると、ベイノア vs 芳賀はかなり分かりやすい。

ベイノアは、打撃の圧力と爆発力で試合を壊したい。
芳賀は、ストライキングでの差し合いはもちろん、距離を潰し、組みを混ぜ、試合をコントロールしたい。

打撃戦になればベイノアの華が出るが芳賀も望むところだろう。
組みとケージ際の展開になれば、芳賀のしつこさが活きる。

芳賀にとって重要なのは、矢地戦で見せた"良い入り"を、今度は勝利までつなげられるかだ。
RIZIN初戦でも、1Rには払い腰でテイクダウンを奪い、サイドポジションを取るなど、組みの場面で見せ場を作っていた。
課題は、組みで見せ場を作った後に、切り返しやバックへの移行を許さず、最後まで自分の展開を維持できるかにある。

GRACHAN王者としての実績。
日本拳法出身らしい独特の打撃。
そして近年磨いてきた組みの強さ。

芳賀ビラル海は、RIZINでまだ大きな知名度を得ている選手ではないかもしれない。
だが、ベイノアのような人気選手を相手に勝てば、ライト級戦線で一気に存在感を高めることができる。

ベイノアにとっては、雑賀"ヤン坊"達也戦のKO負けから立て直し、RIZINで再び勢いを取り戻すための一戦になる。
芳賀にとっては、RIZINで"ただ出た選手"ではなく、"勝って評価を変える選手"になるための一戦。

派手なキャラクター性ではベイノアが上かもしれない。
しかし、試合の不気味さで言えば、芳賀ビラル海も決して侮れない。

芳賀はGRACHAN王者として実績を持つ一方、RIZINではまだ白星を挙げていない。
RIZIN初戦の悔しさを経て、GRACHAN王者がどこまで修正してくるのか。
ベイノア vs 芳賀ビラル海は、打撃と組み、キャラクターと実力、そしてRIZINでの生き残りが交差する注目カードだ。

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