冨澤大智と対戦する加藤瑠偉とは? 宮城出身、DEEPで経験を積んできた"強打のフライ級"

2026年6月6日、宮城・ゼビオアリーナ仙台で開催される「RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI」で、冨澤大智 vs 加藤瑠偉の一戦が組まれた。
試合はRIZIN MMAルール、フライ級57.0kg契約の5分3R。
冨澤にとっては篠塚辰樹戦からの再起戦であり、加藤にとってはRIZINの舞台で名前を広げる大きなチャンスとなる。
加藤瑠偉とはどんな選手か
加藤瑠偉は、宮城県出身のMMAファイター。
2002年2月10日生まれの24歳で、身長は163cm。
国内MMAデータでは、DEEPフライ級で戦ってきた選手として紹介され、MMA戦績は5勝7敗とされている。
数字だけを見ると、決して派手な戦績ではない。
しかし、加藤瑠偉という選手は、単純な勝敗だけでは説明しにくいタイプでもある。
もともとはABEMAの「格闘代理戦争 K-1 FINAL WAR」で注目を集めた選手で、若くして格闘技界に名前を出した。
2020年2月に開催されたDEEPフューチャーキングトーナメント2019でフライ級優勝を果たし、その後DEEPでプロMMAの経験を重ねてきた。
プロデビュー戦こそ渋谷カズキにスプリット判定で敗れたが、同年11月には桜井宇宙に判定勝ちしてプロ初勝利。
その後は勝ち負けを繰り返しながら、DEEPのフライ級戦線でキャリアを積んできた。
一発のある打撃と直近の戦績
加藤の魅力は、やはり一発のある打撃だ。
2024年4月には谷田大樹を1ラウンド33秒、パンチによるTKOで下している。
2024年12月には青田武に判定勝ち。
MMAとしてはこの青田戦が直近となっており、今回のRIZIN仙台大会は、加藤にとって約1年半ぶりのMMA復帰戦になる。
一方で、2025年にはBreakingDownにも出場。
DEEP代表として関谷勇次郎にKO勝ちし、さらにとしぞうにも判定勝ちしている。
短いラウンドのキックルールではあるが、そこで結果を出したことで、再び名前を広げるきっかけを作った。
冨澤大智 vs 加藤瑠偉の見どころ
今回の相手、冨澤大智もまた、BreakingDownを経由してRIZINの舞台に上がってきた選手だ。
つまりこの試合は、単なるRIZIN初参戦選手のチャレンジではない。
「DEEPでMMAを積んできた加藤瑠偉」
「BreakingDownで知名度を広げ、RIZINで結果を求められる冨澤大智」
この二人が、RIZINの正式なMMAルールでぶつかる試合になる。
冨澤は打撃の印象が強い選手だが、MMAでは三浦孝太にKO勝ちし、山本アーセンには一本負け。
その後、平本丈に判定勝ちしたが、篠塚辰樹との再戦では2R、グラウンドパンチでKO負けを喫している。
まだMMAファイターとしての完成度を問われている段階だ。
加藤にとっては、ここが狙い目でもある。
打撃戦で真っ向から勝負するのか。
それとも、MMA経験の差を活かして組みやスクランブルを混ぜるのか。
この試合では、加藤がただの"打撃が強い選手"ではなく、MMAファイターとして冨澤を上回れるかが大きなポイントになる。
さらに、加藤は宮城出身。
仙台大会という舞台は、加藤にとって地元に近い場所で迎えるRIZINデビュー戦でもある。
RIZIN初参戦。
約1年半ぶりのMMA。
相手は話題性のある冨澤大智。
そして会場は宮城・仙台。
加藤瑠偉にとって、これ以上ないほど分かりやすいチャンスが用意されたと言っていい。
戦績上は負け越している。
それでも、若さ、強打、DEEPでの経験、そして地元・宮城でのRIZIN初参戦という要素を考えれば、この試合で一気に評価を変える可能性は十分にある。
冨澤大智にとっては、MMAで生き残るために落とせない一戦。
加藤瑠偉にとっては、RIZINで名前を売るための大きな一戦。
派手な知名度では冨澤が上かもしれない。
だが、試合として不気味なのは加藤瑠偉の方だ。
一発で流れを変える打撃を持つ宮城出身の24歳が、RIZIN仙台大会でどんな爪痕を残すのか。
冨澤大智 vs 加藤瑠偉は、追加カードの中でも"化ける可能性"を持った注目のフライ級戦だ。
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