ハッタン・アルサイフがプロデビュー戦でTKO勝利 強烈な右からダニア・オウハチを仕留める

現地時間7月10日、サウジアラビア・リヤドのBoulevard Studiosで「PFL MENA: Riyadh」が開催された。
キャッチウェイトのショーケースマッチとして行われたメインイベントでは、サウジアラビアのハッタン・アルサイフ(Hattan Alsaif)が、アルジェリアのダニア・オウハチ(Dania Ouhachi)と対戦。
アルサイフが第2ラウンド3分38秒、グラウンド&パウンドによるTKO勝利を収めた。
今回がMMAのプロデビュー戦だったアルサイフは、母国の観客が見守る大舞台で初勝利を獲得。
戦績を1勝0敗とし、PFL MENAのメインイベントを勝利で飾った。
初回はテイクダウンから攻防
試合序盤から積極的に仕掛けたのはアルサイフだった。
アルサイフは早い段階でテイクダウンを奪い、トップポジションから試合を進めようとする。
しかし、オウハチも下から腕を狙い、アームバーで反撃。
プロ経験で上回る相手らしく、簡単には主導権を渡さなかった。
アルサイフは関節技の危険を察知すると、無理にグラウンドへ残ることなく脱出。
立ち上がって試合をスタンドへ戻した。
打撃を得意とするアルサイフにとって、初回はMMA特有のグラウンドでの危険を経験するラウンドとなったが、慌てずに危機を回避した。
強烈な右で試合の流れを変える
決着が訪れたのは第2ラウンドだった。
アルサイフは得意の打撃で距離を作りながら、オウハチの動きを見極める。
そして、強烈なオーバーハンドの右を命中させ、オウハチをダウンさせた。

倒れた相手に対してアルサイフはすぐに追撃。
グラウンド&パウンドをまとめると、レフェリーが試合を止めた。

公式記録は第2ラウンド3分38秒、グラウンド&パウンドによるTKO。
アルサイフはプロデビュー戦とは思えない決定力を見せ、母国のファンを熱狂させた。
アームバーの危機を越えてつかんだ初勝利
第1ラウンドにはテイクダウンを奪った一方、オウハチのアームバーによって危険な状況を迎えた。
打撃だけでなく、テイクダウン後のポジションやサブミッションへの対応が求められるMMAにおいて、プロデビュー戦から課題と収穫の両方を得た試合となった。
その危機を切り抜けたうえで、第2ラウンドに得意の右を当ててフィニッシュまでつなげた点は大きい。
立ち技での強さだけでなく、試合中に状況を立て直す対応力も示した。
サウジアラビア期待のスターがMMAでも第一歩
アルサイフはサウジアラビア出身のストライカーとして注目を集めてきた選手だ。
今回はPFL MENAのメインイベントという大きな舞台でMMAプロデビューを果たし、その期待に応えるTKO勝利を挙げた。
通常、プロデビュー戦では大会序盤に試合が組まれることも多い。
その中でアルサイフは、ホーム開催とはいえ大会のメインイベントを任され、勝利という結果を残した。
PFL側がアルサイフに寄せる期待の大きさがうかがえる一戦だった。
今後は総合力が問われる
鮮烈なTKO勝利を挙げた一方で、今後はより総合的なMMA能力が問われることになる。
今回の試合では、オウハチのアームバーによって危険な場面も作られた。
対戦相手のレベルが上がれば、テイクダウン後のポジション維持やサブミッションディフェンス、ケージ際での攻防がさらに重要になる。
それでも、プロ初戦の大舞台で危機を乗り越え、自分の武器で試合を終わらせたことは大きな成果だ。
サウジアラビアの観客の前でつかんだ初勝利をきっかけに、アルサイフがPFL MENAを代表するスターへ成長していくのか。
注目を集めてきたサウジアラビアの女子ファイターが、MMAでも力強い第一歩を踏み出した。


