木下憂朔、2年半ぶり復帰戦で黒星も歩みは止まらない

UFC戦士の復帰戦、実らず
3月30日、後楽園ホールで開催された「NTT DOCOMO presents Lemino修斗.4」のメインイベントで、木下憂朔がビクトル・バレンズエラ(チリ)に敗れた。
UFCリリースから約2年半、日本では実に4年ぶりとなった復帰戦は、残念ながら黒星に終わった。
日本人初のDWCS契約、そしてUFCの壁
木下憂朔、25歳。
大阪府和泉市出身で、6歳から空手を始め、15歳で総合格闘技に転向した。
2020年のプロデビューからわずか2年で、DEEP・パンクラス・RIZINを渡り歩き5勝1敗。
パンクラスではウェルター級1位まで駆け上がった。
2022年8月、デイナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)に出場。
ジョゼ・エンリケを3ラウンドTKOで仕留め、日本人として初めてDWCSからUFC契約を勝ち取った。
しかしUFCの本戦では、2023年2月のアダム・フューギット戦、同年8月のビリー・ゴフ戦と、いずれも1ラウンドTKO負け。
世界最高峰の舞台で、世界の壁に苦しんだ。
「練習だけはしていた」2年半の沈黙
UFCリリース後も、木下はフロリダの名門キルクリフFCを拠点に研鑽を続けていた。
2月のLemino修斗.3で流れたビデオメッセージでは「UFCをリリースされて何しとったんやと思われていたと思いますけど、練習だけはしていたんで、楽しみにしていてください」と語っている。
修斗初出場となった今回、DWCS経験者のバレンズエラという実力者を相手に選んだことからも、木下の覚悟は本物だった。
25歳、まだまだこれから
結果は悔しい敗北。
だが、木下のキャリアを見れば悲観する理由はない。
デビューから全勝利がフィニッシュという爆発力は本物であり、UFC契約を果たした実力も確かだ。
何より、まだ25歳。
ウェルター級には修斗世界王者の住村竜市朗が君臨しており、木下は2021年のRIZINで住村を圧倒しながらも反則負けという因縁がある。
2年半の沈黙を破って日本のケージに戻ってきたこと自体が、次の章の始まりだ。
この敗北を糧に、木下憂朔がどう巻き返すか。
次戦に期待したい。
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