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ムサエフ初勝利に賛否、それでも応援したい理由

tyamat
ムサエフ初勝利に賛否、それでも応援したい理由

初勝利に水を差すバッティング問題

UFCファイトナイト・シアトルでオクタゴン初勝利を飾ったトーフィク・ムサエフだが、試合後にSNS上で批判の声が相次いでいる。
問題となっているのは2Rの展開だ。
バハモンデスの左ストレートでダウンを喫したムサエフが、ポジションを入れ替える過程でバッティング(頭突し)とケージ掴みがあったと指摘されている。
バハモンデスの右目上に生じた大きなカットはこのバッティングが原因との見方が強く、「反則で試合の流れが変わった」という声が上がった。
レフェリーから注意はあったものの減点には至らず、そのまま試合は続行された。

ムサエフ「愛が俺を強くし、憎しみが俺を止められなくする」

批判が飛び交う中、ムサエフはXで試合後の思いを綴った。

「Your love makes me stronger, your hate makes me unstoppable(愛が俺を強くし、憎しみが俺を止められなくする)。We keep moving forward(前に進み続ける)」。
批判は承知の上で、前を向く姿勢を示した。
同時に対戦相手のバハモンデスへのリスペクトも忘れなかった。
「a true warrior(真のウォリアー)。彼の今後の成功を願っている」と敬意を表している。
最後に日本語で「応援してくれてありがとう!」と添えたのが印象的だ。
RIZINで培った日本のファンとの絆が、今もしっかり生きている。

それでも応援したい3つの理由

1. ダウンから這い上がったタフネス

バッティングの問題は確かにある。
だが、その前にバハモンデスの左ストレートで明確にダウンしたのも事実だ。
あの場面でパニックにならず冷静にポジションを取り返し、逆にグラウンドで支配したのはムサエフの実力にほかならない。

2. 36歳でUFCに挑み続ける覚悟

ムサエフは36歳。
2025年6月のUFC初戦ではオロルバイに1Rキムラロックで一本負けを喫している。
あのまま日本やアジアの団体に戻る道もあっただろう。
それでもUFCに残り、鍛え直して戻ってきた。
その覚悟は素直にリスペクトに値する。

3. 日本のファンを忘れない姿勢

2019年にRIZINライト級GPで優勝し、日本の格闘技ファンに鮮烈な印象を残したムサエフ。
世界最高峰のUFCに挑戦してもなお、日本語で感謝を伝え続けている。
この姿勢を応援しない理由がない。

次戦でクリーンな勝利を

バッティングの批判は受け止めるべきだし、本人もそれを理解しているだろう。
だからこそ、次戦では文句のつけようがないクリーンな勝利で黙らせてほしい。
RIZINで無類の強さを見せた男が、UFCでどこまで行けるのか。
ムサエフの挑戦を見届けたい。

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