RAF Georgia前日会見開催 メラブとセフードがジョージアで対峙、終了後には騒動も

現地時間7月10日、「RAF Georgia」の開催を前に公式記者会見が行われた。
会見には、メインイベントで対戦するメラブ・ドバリシビリ(Merab Dvalishvili)とヘンリー・セフード(Henry Cejudo)をはじめ、アルマン・ツァルキヤン(Arman Tsarukyan)ら大会の主要選手が登場した。
RAFにとって初の北米外開催となる今大会は、7月11日にジョージア・トビリシで開催される。
メラブ対セフードのライト級タイトル戦、カイル・スナイダー(Kyle Snyder)対アブドゥルラシド・サドゥラエフ(Abdulrashid Sadulaev)のライトヘビー級タイトル戦が中心となる大型大会だ。
公式記者会見映像
延期を経て実現するメラブ対セフード
メラブとセフードのRAFでの対戦は、一度延期されている。
両者は当初、4月にフィラデルフィアで開催されたRAF 8で対戦する予定だったが、セフードの負傷により試合が中止となった。
そのカードが約3カ月後、メラブの母国ジョージアで改めて実現する。

2人は2024年のUFC 298でMMAルールによる対戦を経験しており、その際はメラブが判定勝利を収めた。
しかし、今回は打撃や関節技のないフリースタイルレスリングでの勝負となる。
持久力と継続的なテイクダウンで相手を削るメラブに対し、セフードは五輪フリースタイルレスリング金メダリスト。
MMAでの結果を、そのまま今回の勝敗予想に当てはめることはできない。
母国の観客を背負うメラブと、レスリングで世界の頂点に立ったセフード。
異なる重圧を抱えた両者が、トビリシのマットで再び向き合う。
メラブがウマルとのRAF対戦を拒否
会見では、メラブとウマル・ヌルマゴメドフ(Umar Nurmagomedov)の関係についても質問が飛んだ。
RAFでウマルとレスリングをする可能性を問われたメラブは「絶対にない」と即答し、RAFが選ぶ相手ならウマル以外は誰とでも戦うと発言。「甘やかされた男」と厳しく批判した。
厳しい言葉を使い、ウマルとの再戦に興味がない姿勢を改めて示した。
メラブは過去のMMA戦でウマルに判定勝利しているが、その後も両者の間では再戦をめぐる発言が続いている。
会見終了後に口論からもみ合いへ
ウマルに関する発言は、会見終了後の騒動にもつながった。
会見終了後、ウマルについて問いただした男性がメラブに接近し、メラブが男性の顔付近を殴る様子が映像に残っている。その直後、双方の関係者が入り乱れるもみ合いへと発展した。
ウマル本人は男性を「私の友人」と表現している一方、一部ではサドゥラエフ陣営の人物とも報じられている。
現時点では、男性の正式な所属までは確認できていない。
スナイダー対サドゥラエフも歴史的再戦へ
コメインイベントでは、RAFライトヘビー級王者カイル・スナイダーが、アブドゥルラシド・サドゥラエフを迎える。
両者は世界選手権や東京五輪の決勝で何度も対戦してきた、現代フリースタイルレスリングを代表するライバルだ。

スナイダーが2017年世界選手権で初戦を制した後、サドゥラエフが3連勝。
さらに2023年世界選手権の銅メダル決定戦では、サドゥラエフのメディカルフォーフィットによりスナイダーが勝利扱いとなっている。
RAF公式では今回が6度目の顔合わせとされている。
RAF初の海外大会に五輪王者が集結
RAF Georgiaでは、カイル・デイク(Kyle Dake)対ヴラディメリ・ガムクレリゼ(Vladimeri Gamkrelidze)のクルーザー級タイトル戦、ヘレン・マルーリス(Helen Maroulis)対アンヘリナ・リサク(Anhelina Lysak)のバンタム級タイトル戦も行われる。

さらに、ジェノ・ペトリアシビリ(Geno Petriashvili)、ジェイク・バーナー(Jake Varner)、ギヴィ・マチャラシビリ(Givi Matcharashvili)ら、五輪と世界選手権で実績を残してきた選手が多数出場する。
MMAスターを前面に出したメラブ対セフードだけでなく、世界最高峰のレスラー同士による試合が並ぶことも今大会の特徴だ。
緊張感のある記者会見を終え、RAF初の海外大会はいよいよ本番を迎える。



