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RAF Georgia レスリング最高峰の再戦 スナイダー vs サドゥラエフに注目

EasyFight運営
RAF Georgia レスリング最高峰の再戦 スナイダー vs サドゥラエフに注目
Photo: RAF Wrestling

RAF Georgiaには、MMAファンの関心を集めるメラブ・ドバリシビリ vs ヘンリー・セフードだけでなく、レスリングファンにとって見逃せない巨大カードも組まれている。

カイル・スナイダー vs アブドゥルラシド・サドゥラエフ

この名前の並びだけで、レスリングを追ってきたファンなら意味が分かるはずだ。
オリンピック、世界選手権、そして97kg級の頂点をめぐって何度も交差してきた、現代フリースタイルレスリングを代表するライバル対決である。

スナイダーとサドゥラエフ、再び

カイル・スナイダーは、アメリカレスリングを象徴する存在だ。

2016年リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得し、世界選手権でも頂点に立ってきた。
強靭なフィジカル、前に出る圧力、組み際の強さ、そして勝負所で仕掛け切る決断力。
アメリカのレスリングファンにとって、スナイダーは世界の頂点と真正面から戦ってきた選手である。

対するアブドゥルラシド・サドゥラエフは、ロシアが生んだ怪物的なレスラーだ。

86kg級で世界を制し、97kg級へ階級を上げても頂点に立った。
相手の攻撃を受け止め、崩し、わずかな体勢のズレを得点に変える能力は別格。
レスリング界では単なる強豪ではなく、時代を代表する選手の一人として扱われている。

その2人が、RAFのマットで再び向かい合う。

過去の対戦がこのカードを特別にしている

この試合が特別なのは、両者の実績だけではない。

スナイダーとサドゥラエフは、すでに大舞台で何度も対戦してきた。
2017年世界選手権ではスナイダーが6-5で勝利し、サドゥラエフに黒星をつけた。
その後、サドゥラエフは2018年世界選手権、東京五輪、2021年世界選手権でスナイダーを破っている。

長く続いてきたライバル関係の続編であり、レスリングファンにとっては「今の2人が、プロ化された新しい舞台でどう戦うのか」を見る試合になる。

歴史があり、互いを知り尽くした者同士だからこその緊張感がある。

それこそが、スナイダー vs サドゥラエフを特別なカードにしている。

RAFにとっても重要な一戦

RAFは、レスリングをプロスポーツとして見せることを目指している。

MMA選手や格闘技ファンにも知られた名前を起用しながら、同時に競技レスリングのトップ選手も並べる。
その中で、スナイダー vs サドゥラエフは非常に大きな意味を持つ。

MMAファンに向けた分かりやすい入口がメラブ vs セフードだとすれば、レスリング競技そのものの価値を示すカードがスナイダー vs サドゥラエフだ。
レスリングという競技の完成度、攻防の緊張感、トップ選手同士の駆け引きを伝えるには、これ以上ない組み合わせでもある。

レスリングは、MMAの中では重要な要素として語られることが多い。

テイクダウン、組み、トップコントロール、ケージ際の攻防。
その根底にはレスリングの技術がある。
しかし、レスリング単体を興行として見せるのは簡単ではない。
競技としての強さだけでなく、観客に伝わるスター性、分かりやすい物語、そして試合そのものの緊張感が必要になる。

だからこそ、スナイダー vs サドゥラエフのようなカードが重要になる。

競技を知っているファンには歴史の続きとして刺さり、MMAファンには「レスリングの最高峰とは何か」を伝える入口になるからだ。

勝負の鍵は、スナイダーの圧力とサドゥラエフの対応力

試合の見どころは、スナイダーがどこまで自分の圧力を押し通せるかだ。

スナイダーは、強いフィジカルを土台に前へ出る。
足を取りに行く動き、組み際の圧、相手を下がらせる力がある。
サドゥラエフを相手にする場合でも、受けに回るだけでは勝機は薄い。
自分から仕掛け、主導権を奪いにいけるかが重要になる。

一方のサドゥラエフは、相手の攻撃を利用するのが非常にうまい。

無理に大きく動かなくても、相手の入り際、体勢の崩れ、マット際の位置取りから得点に変えることができる。
スナイダーが圧をかければかけるほど、その入り際を狙うサドゥラエフの対応力も際立つ。

スナイダーが攻める。
サドゥラエフが受けて返す。

その攻防の一つひとつが、この試合の核心になる。

RAF Georgiaは“レスリングの大会”としても見逃せない

RAF Georgiaは、MMAファンにとってはメラブとセフードの名前が入口になる大会だ。

ただし、この大会の本質をより強く示しているのは、スナイダー vs サドゥラエフかもしれない。

五輪と世界選手権で頂点を争ってきた2人が、RAFのリングで再び向かい合う。
そこには、競技レスリングの歴史と、プロ化されたレスリング興行の新しい可能性が同時にある。

MMAファンにとっても、この試合は見ておく価値がある。

なぜなら、MMAで当たり前のように語られる「レスリング力」の最高峰が、ここに詰まっているからだ。

RAF Georgiaで実現するカイル・スナイダー vs アブドゥルラシド・サドゥラエフ。

これは、レスリングファンに向けた一戦であると同時に、MMAファンがレスリングそのものを知るための最高のカードでもある。

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