FIGHT WEEK

NTTドコモ Presents Lemino 修斗 Vol.5 4/19(日)   /   UFC Fight Night: バーンズ vs マロット 4/19(日)   /   DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND 4/19(日)   /   NTTドコモ Presents Lemino 修斗 Vol.5 4/19(日)   /   UFC Fight Night: バーンズ vs マロット 4/19(日)   /   DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND 4/19(日)   /   NTTドコモ Presents Lemino 修斗 Vol.5 4/19(日)   /   UFC Fight Night: バーンズ vs マロット 4/19(日)   /   DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND 4/19(日)   /   NTTドコモ Presents Lemino 修斗 Vol.5 4/19(日)   /   UFC Fight Night: バーンズ vs マロット 4/19(日)   /   DEEP TOKYO IMPACT 2026 2nd ROUND 4/19(日)   /   

ロッタンとONEの訴訟騒動が和解で収束 武尊戦は予定通り開催へ

tyamat
ロッタンとONEの訴訟騒動が和解で収束 武尊戦は予定通り開催へ

訴訟騒動は急転直下で収束

ロッタン・ジットムアンノンとONE Championshipの間で続いていた契約トラブルは、4月19日に大きく動いた。
タイ現地で行われた記者会見で、両者が和解に至り、4月29日に東京・有明アリーナで予定されている武尊戦は予定通り行われる見通しとなった。
会見はジットムアンノン・ボクシングキャンプで開かれ、ONE Thailandの関係者とロッタン本人が出席。
複数報道によると、ここまでタイ、日本、シンガポールにまたがって広がっていた訴訟合戦は取り下げに向かい、試合開催への障害はひとまず取り除かれた。

騒動の発端はロッタン側の契約疑義

今回の騒動は、ロッタン側が「従来の契約はすでに終了している」との認識を示したことや、契約書の有効性に疑問を呈したことから表面化した。
ロッタンの法律チームは、2022年の契約について「完全に執行された原本を受け取っていない」と主張し、2025年11月に受け取ったコピーにもONE側の権限ある署名が見当たらなかったとして、法的拘束力そのものに疑問を投げかけていた。
さらに、ロッタン本人も英語の契約書を読めず、長い間内容を確認できなかったと説明していた。

ONE側は法的手続きで応戦

一方のONE側は真っ向から反論していた。
4月15日付の報道では、ONEはロッタンに対してタイ、シンガポール、日本で法的手続きを開始したと表明し、理由を「契約上の義務への度重なる違反」「誤解を招く情報の発信」「名誉を傷つける発言」などとしていた。
タイ国内では最大5億4200万バーツ規模の損害賠償請求が取り沙汰され、騒動は単なる契約更新交渉ではなく、本格的な法廷闘争に発展する様相を見せていた。

水面下で進んでいた対話

ただ、全面対決のまま突き進んだわけではない。
4月18日の時点で、タイ紙やタイメディアは、ONEとロッタンが共同で解決策を探る話し合いを行う予定だと報じていた。
実際、ロッタンも前日の段階で「Chatriに問題はない」「まだONEを尊敬している」「いつでも会って話せる」と述べ、完全決裂ではなく対話の余地を残していた。
この時点で、表向きは訴訟が進んでいても、水面下では着地点を探る動きが進んでいたことが見えていた。

和解の内容と条件

そして4月19日、その話し合いは"和解"という形でまとまった。
Nation Thailandによると、ONEはタイ、日本、シンガポールで進めていた民事・刑事案件を取り下げ、過去の口頭・書面合意も白紙に戻すことで合意した。
ロッタンの4月29日の武尊戦は、争点となっていた従来契約の枠組みに縛られない形で行われるとされる。
ONE側はその代わりに、ロッタンが2022年契約や署名問題をめぐる追加の法的措置を取らないこと、過去のSNS投稿に関する誤解について謝意を示すこと、今後プロモーションを傷つける投稿を控えることを条件としている。

武尊戦は"次の関係"を占う一戦に

この和解によって、最大の焦点だった武尊戦は一転して現実味を取り戻した。
ONE公式は「ONE SAMURAI 1」のメインとして、ロッタン対武尊の再戦をフライ級キックボクシング暫定世界王座決定戦として告知しており、武尊にとっては現役ラストマッチとして位置付けられている。
今回の和解は、単に訴訟が片付いたというだけでなく、ONEが日本市場で大きく打ち出す大会の看板カードを守り切ったという意味でも大きい。

今回の一件で印象的なのは、ロッタンとONEの関係が完全に壊れたわけではなかったことだ。
ロッタンは最後までONE残留の意思を完全には否定せず、「逃げるつもりはない」とも語っていた。
一方で、日刊スポーツは、武尊戦後にロッタンがフリーエージェントになる見通しも伝えている。
つまり今回の和解は、ただ元に戻ったのではなく、「試合を成立させるための一時休戦」であり、その先の関係はまだ流動的だと見るべきだろう。

そう考えると、この騒動はもう"試合前のゴタゴタ"では片付けられない。
ロッタンというONEの象徴的存在が、契約の透明性や権利関係を公に争点化し、それが訴訟、話し合い、和解へと一気に進んだ。
その終着点が、4月29日の武尊戦だ。
カード自体の注目度はもともと高かったが、今はそこに「和解直後のロッタンが何を見せるのか」という別の緊張感まで加わった。
東京で行われるこの再戦は、単なるビッグマッチではなく、ONEとロッタン双方にとって"次の関係"を占う一戦になった。

この記事をシェア

関連記事