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南壮一郎氏、スコット・コーカー新団体の創業株主に 日本MMAにとっても大きな追い風か

EasyFight運営
南壮一郎氏、スコット・コーカー新団体の創業株主に 日本MMAにとっても大きな追い風か

元Strikeforce、Bellatorを率いたスコット・コーカー氏が、新たなグローバルMMAリーグ構想を立ち上げる。
そのニュース自体も大きいが、日本の格闘技ファンにとって見逃せない名前がある。

南壮一郎氏だ。

ビズリーチ創業者であり、Visionalの創業者として知られる南氏が、コーカー新団体の投資家グループに名を連ねている。
新団体の公式発表では、南氏は「Visional創業者」「ニューヨーク・ヤンキースのリミテッドパートナー」として追加投資家の一人に紹介されており、南氏自身のXでは“創業株主”という言葉で今回の参画を表現している。
南氏は、単に日本から資金を投じる投資家というより、スポーツビジネスとグローバル市場の経験を持つ人物として、このプロジェクトに加わっている。

南氏自身もXで「グローバル総合格闘技団体の創業株主への物語」と投稿し、2002年に金融業界からスポーツ業界へ飛び込もうとしていた頃の経験を振り返った。
当時、K-1の現場を手伝っていたことにも触れており、今回の参画は突然の投資というより、長年にわたるスポーツビジネスへの関心と歩みがつながったものにも見える。

南氏は、もともとスポーツとの関わりが深い人物だ。
楽天イーグルスの立ち上げにも関わり、球団運営の現場を経験している。
その後、ビズリーチを創業し、Visionalを上場企業へと成長させた。
さらに2023年にはニューヨーク・ヤンキースのリミテッドパートナーとなり、日本人としてMLBの名門球団のオーナーシップに関わる立場にもなった。

その南氏が、今度はMMAの新団体に創業株主として加わる。

これは日本のMMA業界にとっても、グッドニュースだ。
なぜなら、MMAが単なる格闘技イベントではなく、グローバルなスポーツビジネスとして見られていることを示しているからだ。

コーカー新団体は、6000万ドルの資金を確保し、2027年初頭、早ければ1月のグローバルデビューを目指している。
資金調達はCreator Sports Capitalが主導し、Griffin Gaming Partnersのピーター・レビンが共同創業者兼取締役会会長として参加する。
追加投資家にはUpper Deck、D.C. UnitedオーナーでOaktree Capital共同創業者のスティーブ・カプラン、スケートボード界のレジェンドであるトニー・ホーク、そして南氏の名前が並ぶ。
アドバイザーにはウェイド・デイヴィス、スティーブ・モスコ、ケヴィン・ケイらが名を連ねる。

このメンバー構成を見ると、新団体が単に「UFCに対抗する格闘技団体」を作ろうとしているだけではないことが分かる。
スポーツ、メディア、カードビジネス、テクノロジー、投資の知見を組み合わせ、MMAを新しい形で広げようとしているように見える。

そこで日本の実業家である南氏が初期段階から関わっている意味は大きい。

日本にはRIZINをはじめ、DEEP、PANCRASE、修斗、GLADIATORなど、独自のMMAシーンがある。
世界的に見れば日本市場は決して最大規模ではないかもしれないが、PRIDE、K-1、DREAM、そして現在のRIZINへと続く歴史を持ち、格闘技文化の厚みは非常に大きい。

日本人選手が世界へ挑戦するルートは増えている一方で、継続的に世界の舞台へ送り出す仕組みには、まだ発展の余地がある。
UFC、PFL、ONE、RIZIN、それぞれにルートはあるが、選手が継続的に世界へ挑戦していくためには、試合機会、放送、スポンサー、マネジメント、海外での露出のすべてが必要になる。

だからこそ、南氏のような日本の著名な実業家が、世界規模のMMAプロジェクトに初期から関わっていることは重要だ。
日本と世界のMMAをつなぐ可能性を持つ人物が、新団体の創業株主にいること自体が、日本のMMA界にとってプラスの材料になるだろう。

スコット・コーカーが立ち上げた意味が大きい

スコット・コーカーは、多くのスターを生み出してきたプロモーターだ、選手からの信頼も厚いだろう。
Strikeforce時代のロンダ・ラウジーやダニエル・コーミエ、Bellator時代のAJ・マッキーやウスマン・ヌルマゴメドフらを見ても、コーカーが将来性ある才能を見極め、スターへと育て上げる手腕に長けたプロモーターであることは間違いない。

そのコーカーが再び動き出し、そこに南壮一郎氏が加わった。

繰り返しになるが、日本のMMAファンにとっても、ただの海外ニュースではない。
日本のビジネス界から、世界MMAの新しい構想に参加する人物が出てきたということだ。

格闘技は、選手だけでは広がらない。
大会を作る人、資金を入れる人、放送を届ける人、物語を作る人、海外市場と接続する人がいて、初めて大きなスポーツ産業になっていく。

南氏の参画は、日本のMMAが世界とつながる新しい入口になるかもしれない。

2027年に始動予定のコーカー新団体が、どのようなリーグになるのか。
日本人選手の参戦はあるのか。
日本での展開はあるのか。

今後の発表に注目したい。

日本のMMAに必要なのは、強い選手だけではない。
世界へつなぐ“仕組み”も必要だ。
南壮一郎氏の参画は、その可能性を感じさせるニュースである。

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