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ストリックランド、チマエフを撃破 UFC 328で見えた王者の失速と“減量の影”

EasyFight運営
ストリックランド、チマエフを撃破 UFC 328で見えた王者の失速と“減量の影”

UFC 328のメインイベントは、王座交代だけでは語れない一戦となった。

日本時間5月10日、アメリカ・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで行われたUFCミドル級タイトルマッチ。
王者ハムザト・チマエフに、元王者ショーン・ストリックランドが挑んだ一戦は、5ラウンド25分を戦い抜く接戦となった。
判定はスプリット。48-47、47-48、48-47で、ストリックランドがチマエフを下し、再びUFCミドル級王座を手にした。

1R——チマエフが序盤を制圧

立ち上がりは、チマエフの試合だった。

1ラウンド、チマエフは開始早々に距離を詰め、テイクダウンを奪取。
トップからコントロールし、バックを狙いながらストリックランドを押さえ込んだ。
いつものように、序盤から相手を飲み込むような圧力を見せた。
ストリックランドは防御に回る時間が長く、序盤だけを見れば、チマエフがこのまま試合を支配する展開にも見えた。

2R以降——ストリックランドが流れを引き戻し、終盤まで競り合いに

しかし、2ラウンド以降、流れは少しずつ変わっていく。

ストリックランドは無理に大きな攻撃を狙わず、前手のジャブを突きながら距離を作った。
2ラウンドにはチマエフのタックルを切るだけでなく、逆に上を取る場面も作った。
組みの展開に持ち込まれても、完全に寝かされ続けることは避け、細かい打撃と前進を積み重ねることで、チマエフの圧力を削っていった。

チマエフも4ラウンドには右の打撃やボディへの攻撃を交え、再び流れを引き戻そうとした。
テイクダウンを奪う場面もあり、王者としての強さは見せている。
それでも、1ラウンドのような爆発力と支配力は長く続かなかった。
最終5ラウンドも早い段階で組みにいったが、ストリックランドは立ち上がり、再びジャブを当て続けた。
最後に自分の距離へ戻し続けたのは、挑戦者のストリックランドだった。

スプリット判定——1ポイント差の決着

判定は48-47、47-48、48-47。
わずか1ポイント差の接戦で、ストリックランドが王座を奪還した。
チマエフにとってはキャリア初黒星。
試合後には、チマエフがストリックランドの腰にベルトを巻く場面もあり、激しい因縁の末に、互いの戦いを認め合うような空気も生まれた。

チマエフの失速——コンディション面に残った疑問

ただ、この試合で気になったのは、チマエフの失速だった。

序盤の強さは本物だった。
だが、ラウンドが進むにつれて、動きの鋭さは落ちていった。
タックルの圧力は残っていたものの、相手を完全に押さえ込み続ける力は続かない。
ストリックランドが強かったのは間違いないが、チマエフが本来の状態だったのか、という疑問も残る試合だった。

現時点で、チマエフ側から病気や怪我を理由にした明確な説明は確認されていない。
だが、試合前から不安材料はあった。
公式計量ではチマエフ、ストリックランドともに185ポンドでクリアしている一方で、チマエフの減量については、かなり厳しかった可能性が報じられていた。

一部報道では、アルマン・ツァルキヤンがチマエフの減量幅について約21kg、46ポンド近い数字に言及したと伝えられている。
もちろん、この数字をそのまま「直前の水抜きだけで落とした」と見るのは危険だ。
キャンプ全体での体重調整と、計量直前の水抜きは別物だからだ。
それでも、今回のチマエフがかなり大きな負担を抱えて計量に向かった可能性はある。

計量をめぐっては、手動スケールの確認方法に疑問を呈し、デジタルスケール導入を求める声も一部選手から上がっていた。

ストリックランドの強さと、チマエフへの問い

もちろん、それだけで敗因を減量に結びつけることはできない。

ストリックランドは倒されても崩れず、打撃戦に戻すたびに自分のリズムを作った。
相手の得意な展開を受け止めたうえで、5ラウンドを通して勝負を引き戻した。
これはストリックランドの強さであり、王座奪還に値する内容だった。

その一方で、チマエフにとって今回の敗戦は、単なる初黒星以上の意味を持つ。

ミドル級で王座を守るには、185ポンドを作ったうえで、5ラウンドを戦い切る必要がある。
序盤の圧力だけで相手を潰せなかった時、後半にどれだけ動けるのか。
今回のストリックランド戦は、その課題をはっきり突きつけた試合だった。

チマエフは強かった。

だが、最後まで強さを維持できなかった。

そしてストリックランドは、そのわずかな変化を見逃さなかった。
倒されても、削られても、焦らず、自分の距離に戻し続けた。
UFC 328のメインイベントは、ストリックランドの王座奪還であると同時に、チマエフのミドル級でのコンディション管理にも疑問を残す一戦となった。

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