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鈴木千裕、渡慶次幸平の引退エキシで1R KO "最後の相手"として示した本気の敬意

tyamat
鈴木千裕、渡慶次幸平の引退エキシで1R KO "最後の相手"として示した本気の敬意

渡慶次幸平の引退エキシビション、鈴木千裕が1R KO

4月18日、沖縄コンベンションセンターで開催された『REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA』で、渡慶次幸平の引退記念スペシャルエキシビションマッチが行われた。
相手を務めたのは、同じKNOCK OUTクロスポイント吉祥寺の後輩・鈴木千裕。
試合は3分1Rで実施され、青コーナーの鈴木が1R1分19秒でKO勝ち。
引退マッチは、感傷よりも先に"勝負"の空気を残す結末になった。

最初からセレモニーではなかった

この一戦は、最初から単なるセレモニーではなかった。
大会発表時点でKNOCK OUT側は、渡慶次の蓄積ダメージを考慮して1年前に引退を勧めていたこと、そして沖縄大会開催に合わせて最後の舞台を用意したことを明かしていた。
そのうえで山口元気代表は、相手役について「鈴木千裕しかいない」と考えたとしており、鈴木にとっても本格復帰前の実戦感覚を取り戻す意味を持つ試合として位置づけていた。

渡慶次自身も、地元・沖縄での最後のリングを"引退式だけ"で終わらせるつもりはなかった。
事前インタビューでは、沖縄コンベンションセンターという大きな舞台で最後を迎える以上、だらしない体で出るのではなく、きちんと絞って試合を見せたいと語っていた。
実際、前日計量では渡慶次、鈴木ともに70.9kgで計量を終えており、エキシビションとはいえ両者とも本気で準備していたことがうかがえる。

鈴木千裕が語った"戦友"への思い

鈴木にとっても、この試合は軽いものではなかった。
公式インタビューでは、渡慶次を兄貴分であり戦友のような存在と語り、長い下積みの時間を共有してきた相手だからこそ、最後をきちんと締めたいという思いを明かしていた。
形だけラウンドを流すのではなく、引退を決意した先輩に対して本気で向き合う。
それが鈴木の考える敬意だった。

1分19秒に込められた意味

だからこそ、この1分19秒という短い決着には意味がある。
エキシビションでありながら、曖昧に終わらせなかった。
最後の相手として遠慮するのではなく、しっかり倒し切ることで送り出した。
引退試合は時に感傷が前に出るが、この一戦は違った。
渡慶次が最後まで試合を見せようとし、鈴木もまた最後まで勝負として応えた。
その結果が、1R KOだった。

鈴木千裕にとっての再始動

また、鈴木にとっては約1年ぶりのリングでもあった。
復帰の一戦が公式戦ではなく、思い入れの深い先輩の引退マッチだったことにも重みがある。
単なる復帰アピールではなく、自分を育ててくれた環境と人間関係の延長線上で、再びリングに立った。
その意味でも、この試合は鈴木にとって次へ進むための再始動であり、渡慶次にとってはキャリアの区切りとなる一夜だった。

渡慶次幸平の最後の舞台は、地元沖縄で、本気の相手と、本気の形で終わった。
鈴木千裕は"最後の相手"として、言葉ではなくKOで敬意を示した。
引退試合の記憶として残るのは、優しい着地ではない。
最後まで格闘家として向き合った2人の、短くて濃い1分19秒だ。

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