鈴木博昭がRIZIN広島大会に緊急参戦 BreakingDownの消化不良を晴らせるか

“怪物くん”こと鈴木博昭が、7月18日に広島グリーンアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA」に緊急参戦することになった。
RIZIN公式Xは6月25日、鈴木の広島大会出場決定を発表。
対戦相手は近日中に発表される予定だ。
今回の参戦決定は、通常のカード発表とは異なる形で決まった。
きっかけは、RIZIN公式YouTubeの番組内で行われた鈴木本人による直訴だ。
BreakingDown後に残った「消化不良」
鈴木は先日、BreakingDownとの対抗戦に、RIZINチームの一員として出場した。
しかし、試合後に本人の中に残ったのは、敗戦の悔しさだけではなかった。
番組内で鈴木は、試合を終えてもエネルギーが余っている感覚があると語り、本当に試合を終えたのかと思うほど、やり切った感覚がなかったことを明かしている。
BreakingDownは、1分ラウンドを基本とする短期決戦のルールだ。
鈴木もその舞台について、目立つ場所であり、国内でも大きな注目を集めていることを実感したと振り返った。
一方で、RIZINでMMAを戦ってきた鈴木にとっては、自分の本来の戦いを出し切れなかった感覚も強かったようだ。
本人は、RIZINチームの一員として出場した以上、負けたことへの責任も感じていた。
ただ、それ以上に強く残っていたのは、戦い切れなかったという思いだった。
榊原CEOの広島滞在を知り、直訴へ
榊原信行CEOが広島に滞在していることを知った鈴木は、自ら広島まで足を運び、番組内で広島大会への出場を直訴した。
鈴木は、前回の試合を終えて消化不良の思いが強く、残ったエネルギーを試合で晴らしたいと話した。
次に試合をするなら広島大会しかない。
そう考えたうえで、榊原CEOに直接思いを伝えるために現地へ向かったという流れだ。
「全部ありのルール」で戦いたい
今回の直訴で重要なのは、鈴木が求めたのがRIZINのMMAルールでの試合だったという点だ。
鈴木は、66.0kg契約、あるいはフェザー級で戦う意思を示した。
榊原CEOも、試合まで約3週間しかないことに触れながら、相手選びを早急に進める考えを示した。
海外から選手を呼ぶにはビザの問題などもあり、現実的には国内選手を中心に探すことになりそうだ。
それでも榊原CEOは、BreakingDown出場を後押しした経緯も踏まえて「借りがある」と語り、最終的に“社長枠”として鈴木の参戦をその場で認めた。
話題性ではなく、試合内容が問われる
今回の緊急参戦は、広島大会に新たな話題を加えることになった。
BreakingDownで残ったモヤモヤを、5分3ラウンドのMMAで晴らせるのか。
打撃だけでなく、組みや寝技を含めたRIZINルールの中で、鈴木博昭という選手の本来の姿を見せられるのか。
本人は、言葉ではなく試合で見せるという姿勢を示している。
一格闘技ファンとしても本当に見せてほしいと思う。
怪物くんは、広島で何を見せるのか。
BreakingDownで残った消化不良を、RIZINのケージで晴らせるか。
鈴木博昭の緊急参戦は、広島大会の注目ポイントの一つになりそうだ。


