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手塚裕之、次戦はケイド・ルオトロ戦 青木真也撃破後の真価が問われるライト級の大一番へ

EasyFight運営
手塚裕之、次戦はケイド・ルオトロ戦 青木真也撃破後の真価が問われるライト級の大一番へ

手塚裕之が、ONEの舞台で再び大勝負に挑む。

2026年5月15日、タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで開催される「The Inner Circle / ONE Friday Fights 154」で、手塚はケイド・ルオトロとライト級MMAで対戦する。
この一戦は、The Inner Circleのコメインイベントとして組まれている。

手塚にとってこの一戦は、昨年11月の青木真也戦以来、約半年ぶりの試合となる。
青木真也撃破後の勢いを、さらに確かなものにするための重要な次戦だ。

青木真也撃破が示したもの

手塚はONE 173で、元ONEライト級王者の青木真也と対戦した。
1ラウンドには青木の組みと寝技に苦しむ場面もあったが、極め切らせずに耐え抜くと、2ラウンド開始早々に流れを変えた。
右ボディで青木を崩すと、ケージ際でパンチと膝をまとめ、2ラウンド28秒でTKO勝利を収めた。
日本大会の大きな注目カードで、手塚は“ジャパニーズ・ビースト”らしいフィニッシュ力を見せつけた。

あの勝利は、手塚のキャリアにとって大きな意味を持つものだった。

青木真也は、日本MMAの歴史を語る上で外せない存在だ。
その青木を相手に、相手の得意な局面をしのぎ、最後は自分の武器で仕留めた。
単に有名選手に勝ったというだけではなく、手塚がONEライト級(77.1kg)でさらに上を狙えることを示した試合でもあった。

だからこそ、今回のルオトロ戦が重要になる。

手塚が青木戦の勝利を一過性のものにしないためには、次の試合で何を見せるかが問われる。
しかも相手は、純粋なMMAキャリアだけでは測れない選手だ。
ケイド・ルオトロは、世界最高峰のグラップラーの一人であり、ONEライト級サブミッション・グラップリング世界王者。
MMAでもここまで3戦全勝、すべて1ラウンド一本勝ちで終えている。
ルオトロにとっても、ACL負傷からの復帰戦であり、MMAでは1年以上ぶりの実戦となる。

世界最高峰のグラップラー、ケイド・ルオトロ

ルオトロは、グラップリング界ではすでに特別な存在だ。

双子の兄弟タイ・ルオトロとともに世界の組み技シーンをけん引し、ONEでもサブミッション・グラップリング部門の中心に立ってきた。
MMA転向後も、その極めの強さはそのまま結果に表れている。
わずかな首の位置、腕の差し込み、スクランブルの乱れからでも極めに入る危険な選手だ。

手塚にとって、これは非常に難しい相手である。

ルオトロに組まれること自体を完全に避けるのは簡単ではない。
重要なのは、相手に得意な形を作らせないこと。
特にダース系のチョークやアームトライアングルなど、首を狙う展開には警戒が必要になる。
形に入られてから逃げるのではなく、その前に潰す。
スクランブルで付き合いすぎず、組みの入り際、ケージ際、打撃の圧力で主導権を握れるかが鍵になる。

“ジャパニーズ・ビースト”の強さと経歴

一方で、MMAファイターとしての総合力では、手塚に大きなアドバンテージがある。

手塚は元パンクラス・ウェルター級王者であり、ONEでも強豪相手に経験を積んできた。
プロ戦績は15勝6敗。
勝利の多くをKO・一本で収めており、打撃だけでなく、グラウンドで仕留める力も持っている。
ONE公式でも、手塚は15勝6敗・87%のフィニッシュ率を誇る危険なフィニッシャーとして紹介されている。

手塚の強さは、単なるパワーだけではない。

学生時代にキックボクシングを経験し、その後は総合格闘家として単身アメリカへ渡った。
チェール・ソネンのもとでトレーニングを積み、北米でアマチュア経験を重ね、日本に戻って2015年にプロデビュー。
そこからパンクラスで結果を残し、2019年にはウェルター級王座を獲得した。
パンクラスではウェルター級が主戦場だった手塚だが、ONEではライト級(77.1kg)に転向。
その新境地でも青木真也を下し、今回のルオトロ戦に臨む。

さらに、手塚には独特のバックボーンがある。

栃木県塩谷町を拠点に、格闘家として活動しながら家業の農業も手伝っている。
鍛え上げられた肉体、前に出る圧力、泥臭く削り合う強さ。
そのすべてが“ジャパニーズ・ビースト”という異名につながっている。

試合の構図と見どころ

青木戦後の約半年も、手塚にとってはただ休んでいた時間ではない。

青木戦では肋骨を骨折し、試合後は治療に専念した。
その後、年明けから本格的に再始動し、ルオトロ対策としてタイでの合宿も重ねてきた。
世界的グラップラーを相手にする以上、通常の試合以上に組み技対策が重要になる。
手塚自身も、ルオトロのダースチョークや極めの形に入らせないことを意識して準備を進めている。

この試合の面白さは、構図が非常にはっきりしているところにある。

ルオトロは、MMAでも世界王座戦線へ進むために、実績あるMMAファイターを倒したい。
手塚は、グラップリング界のスターを止めることで、ONEライト級での価値をさらに高めたい。

ルオトロが勝てば、MMA4戦目にして一気にライト級の注目株として存在感を増すことになる。
サブミッション・グラップリングの王者が、MMAでも本物であることを示す試合になるだろう。

しかし、手塚が勝てば話は大きく変わる。

青木真也を倒し、さらにケイド・ルオトロのMMA連勝を止めることになれば、手塚の評価は一段上がる。
日本人実力者としてだけでなく、ONEライト級で上位を脅かす危険なフィニッシャーとして、より強く認識されるはずだ。

ポイントは、試合をどのラウンドまで運べるかにもある。

ルオトロはMMAでここまで3戦すべて1ラウンド一本勝ち。
つまり、MMAで長いラウンドを戦った経験はまだ多くない。
手塚としては、序盤の極めの圧力をしのぎ、打撃とフィジカルで削り、試合が進むほど自分の土俵に引きずり込みたい。
ルオトロの攻め手を潰し、焦らせ、疲れさせることができれば、手塚の経験が生きる展開になる。

青木真也戦で見せたように、手塚には一瞬で試合を終わらせる爆発力がある。

相手の得意な展開を耐え、チャンスが来た瞬間に仕留める。
あの勝ち方を、世界的グラップラー相手にも再現できるか。
そこが今回の最大の見どころだ。

手塚裕之にとって、ルオトロ戦は青木真也撃破後の真価が問われる一戦だ。
元王者を倒した勢いを本物にできるのか。
世界的グラップラーのMMAでの連勝を止め、ONEライト級でさらに存在感を高められるのか。

5月15日、バンコクのルンピニー・スタジアムで、手塚裕之の次のステップが始まる。

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