TUF34 第3・4話まとめ ビスピン軍が2連勝でイーブンに、カヌートとオスマンリが準決勝へ

「The Ultimate Fighter 34」は、第1・2話でダニエル・コーミエ軍が2連勝するスタートになった。
しかし、第3・4話では流れが大きく変わる。
マイケル・ビスピン軍が女子ストロー級、男子バンタム級で連勝し、チーム戦のスコアは2勝2敗のイーブンに戻った。
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第3話はジジ・カヌート vs アニタ・カリム
第3話で行われたのは、女子ストロー級のジジ・カヌート(GiGi Canuto)vs アニタ・カリムだった。
カヌートはTeam Bispingの選手。
ブラジリアン柔術をバックボーンに持つ選手として紹介され、ビスピン陣営としては、グラウンドに持ち込んで試合を進めるプランが見えていた。
一方のカリムはTeam Cormierの選手。
パキスタンを代表する女子MMA選手として番組に参加しており、練習中に苦しい場面を見せながらも、最後まで食らいつく姿勢をコーミエから評価されていた。
この時点で、Team Bispingは0勝2敗。
第1話でアンナ・メリサーノがメリッサ・アマヤに一本負けし、第2話ではマーロン・ジョーンズがクリスチャン・ストロングに判定負けを喫していた。
ビスピン軍にとって、第3話はどうしても落とせない一戦だった。
カヌートがボディ攻撃で1ラウンドTKO
試合は、カヌートが短時間で勝負を決める内容になった。
開始直後、カヌートは蹴りを交えながらプレッシャーをかける。
ビスピン陣営は、蹴りをキャッチされる展開を警戒していたが、カヌートは打撃でリズムを作り、ボディへの攻撃を的確に当てていった。
決定的だったのは、ボディキックだった。
カリムは腹部への攻撃を受けて大きく反応し、動きが止まる。
そこにカヌートがさらにパンチと腹への蹴りを重ね、試合は1ラウンドTKOで終了した。
ビスピン陣営はボディへの攻撃を一つの狙いとしていたようで、カリムのお腹がシェイプされていない事を指摘していて、ボディに対しての攻撃が有効だと睨んでいた、カヌートはそのプランを試合で実行した。
グラウンドに持ち込む前に、打撃で試合を終わらせた形だった。
これでTeam Bispingは今シーズン初勝利。
カヌートは準決勝進出を決めた。
第4話はメヘメデリ・オスマンリ vs アルテム・ベラク
第4話では、男子バンタム級のメヘメデリ・オスマンリ(Mehemmedeli Osmanli)vs アルテム・ベラクが行われた。
オスマンリはTeam Bispingの選手。
アゼルバイジャン出身で、番組内では一番若く21歳、強い自信を見せる存在として描かれている。
ビスピンもその能力とメンタルを高く評価していた。
対するベラクはTeam Cormierのバンタム級1位指名。
コーミエ陣営にとっては、期待値の高いベテラン選手だった。
打撃力のある選手として見られており、スタンドで戦えば優位に進められる可能性が高いと考えられていた。
しかし、試合前からベラクには不安要素があった。
大きかったのは減量だ。
ベラクは計量当日の朝にまだ大幅なオーバーがあり、コーミエはチームの練習時間を使ってでもベラクを動かし続ける必要があった。
これにより、ビスピン軍がジムに来たタイミングと重なり、コーチ同士の間にも緊張が生まれる。
最終的に両者は計量をクリアしたが、ベラクのコンディションには不安が残っているように見えた。
オスマンリがベラクを極め、Team Bispingが2勝2敗に戻す
打撃戦になるという見方とは違い、試合は組みの展開が多くなった。
ベラクは打撃で勝負するかと思われたが、試合中は組みとテイクダウンにこだわる場面が多かった。
オスマンリはその展開に対応し、スクランブルでポジションを入れ替えながら、徐々にベラクを消耗させていく。
そして、オスマンリがバックを奪った。
そこからパウンドを入れ、リアネイキッドチョークへ移行。
ベラクはタップし、オスマンリが1ラウンド一本勝ちを収めた。
この勝利は、Team Bispingにとって大きい。
第3話のカヌートに続く連勝で、チーム成績は2勝2敗。
第1・2話で完全にコーミエ軍の流れに見えたシーズンが、一気に振り出しに戻った。
一方で、Team Cormierにとっては痛い敗戦だった。
ベラクはチームの一番指名の選手であり、勝ち上がり候補の一人だったはずだ。
しかし試合では、自分の強みである打撃を十分に出せず、減量の影響も感じさせる内容になってしまった。
コーミエが試合後になぜレスリングばかりする?と不満を見せたのも当然だろう。
実力として負けたというより、勝つために用意していたプランを実行せず負けた印象が強かった。
4話終了時点で準決勝進出は4人
第4話終了時点で、準決勝に進出したのは以下の4人だ。
女子ストロー級では、メリッサ・アマヤとジジ・カヌート。
男子バンタム級では、クリスチャン・ストロングとメヘメデリ・オスマンリ。
チーム成績はTeam Cormierが2勝、Team Bispingが2勝。
完全に並んだ。
第1・2話では、コーミエ軍が選手起用でも試合内容でも一歩リードしているように見えた。
しかし第3・4話で、ビスピン軍は一気に巻き返した。
特にカヌートとオスマンリは、ただ勝っただけではなく、フィニッシュで存在感を示している。
TUFでは、勝ち上がることはもちろん重要だが、UFC契約を目指すうえでは、どのように勝つかも見られる。
第3・4話で目立ったのは、間違いなくTeam Bispingの2人だった。
TUF34はここから本格的に動き出す
第1・2話は、番組の導入とTeam Cormierの好スタートを見せる内容だった。
第3・4話は、それに対するTeam Bispingの反撃だった。
これでシーズンは2勝2敗。
チーム戦としても、トーナメントとしても、分かりやすい構図になった。
次回以降は、ここからどちらのチームが主導権を握るのか、そして準決勝へ進む選手たちがどれだけインパクトを残せるのかが焦点になる。
TUF34は、日本でもU-NEXTで配信中だ。
番組内では個々の選手のバックボーンも紹介されており、感情移入もしやすいように構成されている、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがだろうか。

