シャラ・マゴメドフだけではない UFCバクーのメインカードで注目すべき試合

2026年6月27日にアゼルバイジャン・バクーで開催されるUFCファイトナイトは、ラファエル・フィジエフ vs マヌエル・トーレスのメインイベントが行われる。
メインカードには、シャラ・マゴメドフ vs ミシェル・ペレイラ、ブルンノ・フェヘイラ vs イクラム・アリスケロフ、アスー・アルマバエフ vs チャールズ・ジョンソンなど、今後の各階級の流れに関わる試合が並んでいる。
今回のFight Nightでも、次にランキングを動かす候補が見えてくる。
シャラ・マゴメドフ vs ミシェル・ペレイラは大会屈指の注目カード
メインイベント以外で最も分かりやすく注目を集めるのは、シャラ・マゴメドフとミシェル・ペレイラのミドル級戦だろう。
シャラ・マゴメドフ、通称シャラ・ブレットは独特の打撃リズムを持つストライカーだ。
構え、距離、攻撃のタイミングが独特で、相手がリズムを読み切れないうちに攻撃を重ねていく。
単純なストライカーではなく、蹴りも含めて距離を支配しながら相手を崩すタイプだ。
一方のペレイラは、UFCファンにはおなじみの、高い身体能力と変則的な打撃を持つファイターだ。
以前は派手な動きやアクロバティックな攻撃が先に語られることも多かったが、現在はそれだけの選手ではない。
ミドル級に上げてからもパワーとフィジカルを生かし、相手にプレッシャーをかける戦い方ができる。
この試合は、どちらが自分のリズムを押しつけるかがポイントになる。
シャラが距離を保ち、蹴りと打撃のテンポでペレイラを止めることができれば、試合はシャラのものになる。
逆に、ペレイラが前に出て圧力をかけ、シャラに後退戦を強いることができれば、流れは一気に変わる。
派手さだけでなく、ミドル級で次に名前を上げるのはどちらかを考えるうえでも重要なカードだ。
フェヘイラ vs アリスケロフはミドル級で生き残るための実力者対決
ブルンノ・フェヘイラ vs イクラム・アリスケロフも、ミドル級の中で見逃せない試合だ。
フェヘイラは一発の怖さを持つ選手で、試合を一気に終わらせる力がある。
相手にプレッシャーをかけ、打撃の交換の中で勝負を決めにいくタイプだ。
アリスケロフは、打撃だけでなく組みの強さも持つ実力者。
フィニッシュ力のある相手に対して、どれだけ冷静に試合を組み立てられるかが問われる。
フェヘイラ vs アリスケロフは実力者同士のサバイバルだ。
アルマバエフ vs ジョンソンはフライ級トップ15内の序列に関わる一戦
フライ級では、アスー・アルマバエフとチャールズ・ジョンソンが対戦する。
この階級は、日本のファンにも人気の階級だ。
タイトルマッチから少し離れた位置の試合でも、後から振り返ると大きな意味を持つことがある。
アルマバエフはフライ級8位につける実力者で、タイトル戦線の少し下に位置する選手だ。
ジョンソンも同14位に入る経験豊富な選手で、ここで勝てば上位との対戦が見えやすくなる。
この試合の勝者がすぐにタイトル挑戦へ進むわけではない。
それでも、フライ級トップ15内の序列を整理するうえでは重要な一戦になる。
同じフライ級の文脈では、堀口恭司、マネル・ケイプ、平良達郎、ジョシュア・ヴァンらの動きもあり、日本のファンにとっても、フライ級は注目しやすい階級になっている。
その中で、アルマバエフとジョンソンの勝者がどの位置に入ってくるのかは注目しておきたい。
地域色のある大会だからこそ、勝ち方が重要になる
UFCバクーは、アゼルバイジャン開催という点でも意味がある。
フィジエフやナジム・サディコフのように、アゼルバイジャンにゆかりのある選手が出場する大会では、会場の空気も大きな要素になる。
普段のラスベガス大会とは違う空気の中で、選手がどのように力を出すのかも見どころになる。
メインイベントでは、フィジエフとトーレスがライト級の流れを懸けて戦う。
その裏で、他のメインカードでも、それぞれの選手が次のステージを狙っている。
UFCバクーはこれから名前を上げる選手、再浮上を狙う選手、ランキングに近づきたい選手が出場する、次のUFCを追うための材料が詰まった大会だ。
