ヘレン・マルーリスが終了間際のフォール勝ち リサクを破りRAF女子バンタム級王座を防衛

現地時間7月11日、ジョージア・トビリシのTbilisi Arenaで「RAF Georgia」が開催された。
女子バンタム級タイトルマッチでは、王者ヘレン・マルーリス(Helen Maroulis)が、ポーランド代表のアンヘリナ・リサク(Anhelina Lysak)と対戦。
マルーリスが8-2とリードした試合終了間際にフォールを奪い、王座防衛に成功した。
公式記録ではテイクダウン数も1-0となっている。
最後まで攻め続けてフォール決着
世界トップクラスの女子フリースタイルレスラー同士によるタイトルマッチは、マルーリスがポイントで先行する展開となった。
第1ピリオドを4-0で終えると、第2ピリオドも相手に得点を許さない。
リサクは第3ピリオドに2ポイントを返したが、マルーリスは主導権を渡さず、スコアを8-2まで広げた。
試合終了が迫る中でも、王者はリードを守るだけの戦いを選ばなかった。
グラウンドでリサクの両肩をマットにつけ、終了間際にフォール勝ちを決めた。
ポイントでリードしたまま試合終了を迎えることもできる状況だったが、最後まで攻撃を続け、より明確な形で防衛戦を終えた。

世界選手権以来となるリサクとの再戦
マルーリスとリサクは、2023年の世界選手権でも対戦している。
当時は女子57kg級の銅メダル決定戦で激突し、マルーリスが10-6で勝利した。
リサクに4ポイントの投げを許したものの、その後は相手の攻撃を切り返しながら得点を重ね、銅メダルを獲得した。
リサクは2022年世界選手権57kg級の銅メダリストで、2024年パリ五輪にもポーランド代表として出場した実績を持つ。
今回も実績十分の挑戦者だったが、マルーリスが再び勝利を収めた。
RAF参戦後は3戦全勝
マルーリスは2025年10月の「RAF 02」でサマンサ・スチュワートを6-0で破り、初代女子バンタム級王者となった。
2026年4月の「RAF 08」では、アレクシス・ジャニアクから5度のテイクダウンを奪い、10-0のテクニカルフォールで初防衛に成功している。
今回のリサク戦で2度目の防衛を果たし、RAFでの戦績を3戦全勝とした。
判定勝ち、テクニカルフォール、フォールと、3試合すべて異なる形で勝利している。
2016年リオデジャネイロ五輪で米国女子レスリング史上初の金メダルを獲得したマルーリスは、2025年にも世界選手権を制し、34歳となった現在も世界の第一線に立ち続けている。
RAF初の米国外大会でも王座を守り、女子バンタム級王者としての地位を改めて示した。



