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井上直樹、PFL初陣へ 王座陥落後に問われる「もう一度、TOP戦線へ」の一戦

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井上直樹、PFL初陣へ 王座陥落後に問われる「もう一度、TOP戦線へ」の一戦

井上直樹が、今週末、PFLのケージに立つ。
現地時間2026年5月23日、ベルギー・ブリュッセルのING Arenaで開催される「PFL Brussels 2026」で、井上はマルシルリー・アウベスとバンタム級で対戦する。
日本では5月24日早朝の試合となる。
対戦相手のアウベスは、2025年PFLワールドトーナメント・バンタム級を制した実力者だ。

この試合は、王座を失った井上が、RIZINの外でどれだけ評価を取り戻せるかを問われる一戦だ。
井上はRIZINとの契約を維持したまま、PFLに参戦する形と報じられており、RIZINの元王者が海外メジャーの強豪とぶつかるという意味でも注目度は高い。

早くから世界を見てきた井上直樹

井上直樹は、早くから世界を経験してきた選手だ。
愛知県出身。
小学生で空手を始め、18歳でプロデビュー。
若くして頭角を現し、日本人最年少でUFCと契約した。
その後、RIZINに参戦し、国内外の強豪と戦いながら日本バンタム級の中心選手へと上がっていった。

RIZINでは、元谷友貴、キム・スーチョル、佐藤将光、福田龍彌ら実力者と向き合い、王者としての時間も経験した。
多くを語らず派手な言葉で大会を盛り上げるタイプではないが、ケージの中で見せる高い技術力は間違いない。

井上の強みは、ひとつの武器だけで押し切るところにはない。
打撃の距離感、組みへの入り、スクランブル、バックを取る動き、相手の反応を見ながら試合を組み立てる冷静さ。
立って良し、寝て良し、派手な一撃で全てを持っていくというより、相手を少しずつ削り、自分の形へ冷静に運んでいく。

王座を失った後に迎える、簡単ではない再起戦

今回のPFL参戦が重要なのは、井上が王座陥落後のタイミングでこの試合を迎えるからだ。

井上はRIZINバンタム級王者として実績を積んできたが、直近ではダニー・サバテロに敗れ、ベルトを失った。
勝ち続けてきた流れが止まり、王者という肩書きが外れた。
王座陥落後の次戦として用意されたのが、PFLでのマルシルリー・アウベス戦である。

普通なら、国内で再起戦を組み、もう一度流れを作る選択肢が順当だろう。

しかし井上は、いきなりPFLのケージに向かう。
しかも相手は、PFLで3連勝し、2025年PFLワールドトーナメント・バンタム級を制したアウベスだ。
元Jungle Fightバンタム級王者として実績を積み、Bellatorを経てPFLで結果を出した叩き上げの強豪ファイターであり、決して再起戦で戦うような相手ではない。
王座を失った元RIZIN王者が、PFLで勝ち上がってきた強豪を相手に、もう一度自分の価値を証明できるのか。
そこが最大の見どころでもある。

アウベス戦で問われるもの

アウベスの怖さは、前に出る圧力と勝負強さにある。

ブラジル時代は打撃で倒す勝ち方を重ねてきた一方、PFLでは判定でも勝ち切っている。
つまり、序盤から倒しに来る危険性を持ちながら、長い試合でも崩れないタイプだ。
勢いだけのストライカーではなく、メジャーステージのトーナメントで勝ち残るだけのしぶとさもある。

井上にとって重要なのは、アウベスの前進を真正面から受け続けないことだ。
距離を外す。
角度を変える。
打撃だけで付き合わない。
相手が前に出てきたところで組みに切り替え、スクランブルやバックコントロールで主導権を奪う。
井上の技術が噛み合えば、アウベスの圧力を空回りさせることはできる。

ただし、少しでも受けに回れば、アウベスの打撃と勢いに飲まれる危険もある。

だからこそ、この試合は井上の総合力が問われる。
MMAファイターとして、どれだけ試合を支配できるか。

横浜から世界へ向かうアスリート

横浜銀行の「ツヅク、ツナゲル プロジェクト」によるサポートもある。
このプロジェクトは、神奈川県を拠点に活躍するアスリートの挑戦を多くの人に届けるために始まった取り組みで、井上は横浜を拠点に世界で活躍する格闘家として紹介されている。

銀行がアスリートを支援するということは、単に強い選手だからという理由だけではないはずだ。
競技に向き合う姿勢、日々の積み重ね、地域とのつながり、そして人としての信頼感。
井上が持つ静かで誠実な雰囲気は、そうしたサポートを受けるアスリート像とも重なる。

井上直樹には、独特の雰囲気がある。
ケージ外では、バレンシアガのようなモード感のある私服も自然にさらりと着こなす。
無理にキャラクターを作らなくても、存在感があるのが井上直樹らしさだ。

横浜を拠点にしながら、RIZINで王者になり、今度はPFLへ向かう。
地域に支えられたアスリートが、もう一度世界で自分の強さを問う挑戦でもある。

この試合は、井上直樹の分岐点になる

マルシルリー・アウベス戦は、井上直樹にとって大きな分岐点になる。

勝てば、RIZIN王座を失った後の再起戦でPFLの強豪を倒したという事実が残る。
日本国内だけでなく、海外にも井上直樹の名前をもう一度示すことができる。

一方で、敗れれば、王座陥落からの流れはさらに重くなる。
だからこそ、この試合には緊張感がある。

若くしてUFCを経験し、RIZINで王者になり、ベルトを失い、今度はPFLへ向かう。
井上は今までも起伏がある道のりを乗り越えてきた、今回はさらに新たな挑戦を行う。
静かな佇まいから垣間見える光り輝く闘志、やはり今回も見逃せない。

日本時間5月24日。
井上直樹の「もう一度、TOP戦線へ」の戦いが始まる。

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