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KNOCK OUT.63完全プレビュー|漁鬼vsシッティチャイ

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KNOCK OUT.63完全プレビュー|漁鬼vsシッティチャイ

2026年4月18日(土)、沖縄・沖縄コンベンションセンター 展示場にて『REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA』が開催される。
KNOCK OUTとしては史上初の沖縄大会となる本イベントは、メインに地元・那覇出身のKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者・漁鬼の初防衛戦を据え、タイのレジェンド・シッティチャイ・シッソンピーノンが挑戦する超強敵マッチをはじめ、渡慶次幸平の引退試合、木村"フィリップ"ミノル vs スパイク・カーライルのUNLIMITEDルール対決など、見どころ満載のカードが揃った。

本記事では、メインイベントを中心に主要カードの見どころと各選手の背景を徹底解説する。

大会概要

  • 大会名:REMY presents KNOCK OUT.63 KNOCK OUT SPRING FES in OKINAWA
  • 開催日:2026年4月18日(土)
  • 会場:沖縄コンベンションセンター 展示場(沖縄県宜野湾市)
  • 開場/開始:13:00/14:00
  • 配信:U-NEXT

沖縄でのKNOCK OUT大会開催は今回が初めて。
チケットは2階スタンドB席7,000円からVIP席150,000円まで幅広くラインナップされ、地元ファンの期待を集めている。

メインイベント:漁鬼 vs シッティチャイ ― "沖縄の剛腕"、世界の鉄人に挑む

正規王者昇格、そして地元での初防衛戦

メインを飾るのは、KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級(70kg)タイトルマッチ3分3R。
王者・漁鬼(SHINE沖縄)が、タイのレジェンド・シッティチャイ・シッソンピーノンを挑戦者として迎える初防衛戦だ。

29歳の漁鬼は、もともと同級暫定王者として戴冠していたが、正規王者・海人が王座を返上したことに伴い正規王者に昇格。
沖縄出身・在住のアグレッシブファイターで、TENKAICHIウェルター級、BEAST同級と複数団体で王座を獲得してきた実績を持つ。
KNOCK OUTには2022年7月から参戦し、2024年10月のKNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント準決勝で中島玲に惜敗したものの、2025年5月の中島弘貴との再戦ではダウンを奪って勝利。
暫定王座に就いた後、11月にペドロ・グランホから判定勝ちで実績を積み重ねてきた。
戦績は10勝(3KO)8敗1分。

今大会の発表時、漁鬼は「地元・沖縄で世界のトップファイターとKNOCK OUTのタイトルを懸けて戦えることを光栄に思います。実績はシッティチャイ選手の方が上だし、『まだ早い』と思うファンもいると思いますけど、自分はシッティチャイ選手に勝てる戦略を見出しているので、楽しみにしてほしい」と自信を覗かせた。
さらに「自分は地下格闘技から合わせて10戦以上、沖縄で試合をしているけれど、地元の声援がある時は1回も負けたことがない」という心強い戦績をアピール。
地元沖縄の後押しを最大の武器にシッティチャイに挑む。

タイの鉄人シッティチャイ、通算171戦のレジェンド

挑戦者のシッティチャイは34歳。
キックボクシングとムエタイで世界王座を11度獲得してきた、現役のムエタイレジェンドだ。
プロ通算171戦129勝(39KO)37敗5分という驚異的な戦績は、まさに"鉄人"の名に相応しい。
ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者、GLORY世界ライト級王者(防衛6回)、武林風世界-71kg王者、2015年Kunlun Fight World Maxトーナメント優勝など、獲得タイトルは枚挙に暇がない。

2020年からはONE Championshipに参戦し、2024年6月には野杁正明のONEデビュー戦で判定勝ちを収めた実績もあるが、2025年8月にONEからリリース。
同月の後楽園大会で山口元気代表がシッティチャイとの複数試合契約を発表し、KNOCK OUTへの参戦が決定した。
2025年12月30日の『KNOCK OUT.60』では前王者・海人に挑戦するも判定で惜敗。
今回はKNOCK OUT2戦目にして連続での王座挑戦となる。

シッティチャイは海人戦を振り返り「正直、あの夜のジャッジには失望しました。世界中の誰もが自分が勝ったと分かっていると思っています。今回は必ずKOを狙います」と強い意欲を示している。
判定に左右されないクリアな決着を目指し、リョウキに「沖縄で熱い試合をしよう」とメッセージを送った。

戦略論点:体格差と前に出る戦い方

スタイル的には、シッティチャイはテクニックと経験値で圧倒する世界レベルのムエタイ/キックボクサー。
対する漁鬼は前に出る圧力とパワーのアグレッシブファイターだ。
シッティチャイが自らの間合いで距離を支配できれば、バックハンドや膝で削る展開で判定勝ちを狙える一方、漁鬼が得意の圧力で距離を潰し、打ち合いに持ち込めれば、沖縄の大声援を背にアップセットのチャンスは十分にある。

漁鬼は東京への出稽古まで行ってシッティチャイ対策を練っており「この1カ月間はずっとシッティチャイ対策で、かなり作戦を立てている」と準備万端の様子。
試合前のコメントでは「KOされてもいいから行く。泥臭く粘り強く勝つ」と打ち合う覚悟を示しており、激しい攻防が期待される一戦だ。

セミ級注目カード:渡慶次幸平引退試合、相手は盟友・鈴木千裕

メインに劣らず注目を集めているのが、渡慶次幸平の引退記念スペシャルマッチ(2分2R)。
相手は同じKNOCK OUT クロスポイント吉祥寺所属の盟友・鈴木千裕だ。
沖縄出身で東京を拠点に戦ってきた渡慶次にとって、地元沖縄でのラストファイトは格別の意味を持つ。

鈴木千裕は「敬意を持って思いっ切りいく」と発言し、渡慶次も「勝ちに行く。本気の戦いを見せる」と応戦。
エキシビションながら、互いに本気のファイトを約束している。
キャリアを締めくくる渡慶次の晴れ舞台、そして盟友・鈴木との熱戦は、涙なしには見られない一戦になりそうだ。

注目カード:木村"フィリップ"ミノル vs スパイク・カーライル ― UNLIMITEDルールで激突

KNOCK OUT-UNLIMITED -73.0kg契約3分3Rで、木村"フィリップ"ミノルとスパイク・カーライルが激突。
UNLIMITEDルールは、REDルール(オープンフィンガーグローブ・肘有りキック)に加え倒してからの打撃も有効となる、総合格闘技寄りの攻防が可能な独自ルールだ。

木村ミノルは「今までで一番の強敵。ワクワクしている」とコメント。
一方、2度目のUNLIMITEDマッチとなるカーライルは「チヒロ(鈴木千裕)のようにKNOCK OUTとRIZINのベルトを」と意気込みを語っており、両団体跨ぎでの成功を視野に入れた気合十分の一戦となる。
打撃とグラップリングが入り混じるこの試合は、メインとは違う角度で会場を沸かせるはずだ。

その他の主要カード

  • KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級(60kg)/3分3R
    龍聖(BRAID/TEAM SUERTE)vs アレン・クラーク(ドイツ)
    ― 全国区の人気選手・龍聖がドイツの強豪を迎え撃つ国際戦
  • KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)/3分3R
    壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)vs クルンタイ・ティーデッド99(タイ)
    ― 日本vsタイの本場対決
  • KNOCK OUT-UNLIMITED -62.0kg契約/3分3R
    大沢文也(日本)vs 安谷屋智弘(日本)
    ― 大沢のコメントによれば「新しい挑戦が純粋に楽しい」と意欲満々
  • KNOCK OUT-UNLIMITED -61.0kg契約/3分3R
    中村悠磨(和術慧舟會 HEARTS)vs 福永輝(フリー)
  • KNOCK OUT-BLACKフェザー級/3分3R
    上汰(約5年ぶりの復帰戦)vs 河崎鎧輝
    ― 記者会見で舌戦を繰り広げた両者の因縁マッチ
  • KNOCK OUT-REDライト級/3分3R
    古村匡平 vs KJ ヒロシ

編集部の注目ポイント

1. 史上初の沖縄開催 ― 地方興行の新たなモデルケース
KNOCK OUTは後楽園ホールや代々木第二体育館を中心に関東開催が多く、沖縄大会は初。
地元選手を勝たせて盛り上げる"地方興行の定石"ではなく、世界トップクラスの選手を挑戦者に据えた硬派なマッチメイクで勝負をかけた姿勢が興味深い。
漁鬼本人も「地方だからと言って地元選手に花を持たせるようなマッチメイクは嫌だった」と語っており、正面からぶつかり合う本気のタイトル戦として注目度は高い。

2. 沖縄の後押しをどこまで形にできるか
漁鬼の「沖縄では負けたことがない」という自信は単なる精神論ではなく、実際に試合展開を左右する要素となる可能性が高い。
大会のチケットセールスでも漁鬼は自らVIP席を売り込むなど、地元興行としての成功に最も貢献している当事者の一人。
地元のエネルギーが試合結果にどう作用するかが最大の見どころだ。

3. 渡慶次幸平の引退 ― キャリアの終点を地元で
沖縄出身の渡慶次が、キャリアの終着点をホームである沖縄で迎えるという物語性は強い。
盟友・鈴木千裕との対戦は、エキシビションの枠を超えた感動的な一戦となる可能性が高く、沖縄ファンにとっては忘れられない瞬間になるだろう。

4. 国際色豊かなカード構成
メインのシッティチャイ(タイ)、龍聖の対戦相手アレン・クラーク(ドイツ)、壱・センチャイジムの対戦相手クルンタイ(タイ)、木村ミノルの対戦相手カーライル(米国)など、海外選手が多数参戦。
沖縄という観光地での大会だけに、国際色の強さも大会の華になっている。

まとめ:沖縄発、新時代のKNOCK OUT

『KNOCK OUT.63』は、単なる地方興行ではなく、「沖縄を舞台にした全力の世界戦」として成立している稀有な大会だ。
メインの漁鬼 vs シッティチャイは、実績差を覆せるかというアップセットの魅力がある一方で、世界レベルの技巧戦が見られる知的な楽しみもある。
渡慶次幸平の引退試合、木村ミノルのUNLIMITED戦、龍聖の国際戦など、序盤から終盤まで一貫して見どころが続く構成で、観戦体験の質が非常に高い1日になりそうだ。

※本記事は2026年4月17日時点の情報に基づいて作成しています。
対戦カード・試合順は変更になる可能性があります。
最新情報はKNOCK OUT公式サイトをご確認ください。

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