カイル・スナイダーがサドゥラエフをフォール 逆転勝利でRAFライトヘビー級王座を防衛

現地時間7月11日、ジョージア・トビリシのTbilisi Arenaで「RAF Georgia」が開催された。
コメインイベントのRAFライトヘビー級タイトルマッチでは、王者カイル・スナイダー(Kyle Snyder)が、アブドゥルラシド・サドゥラエフ(Abdulrashid Sadulaev)と対戦。
スナイダーは第3ピリオドに5-4と逆転すると、その直後にフォールを奪って王座防衛に成功した。
2017年、2018年、2021年の世界選手権決勝と東京オリンピック決勝で激突してきた、現代レスリング屈指のライバル対決は、スナイダーの逆転勝利で幕を閉じた。
サドゥラエフがカウンターで先行
試合開始直後、スナイダーがシングルレッグを仕掛けると、サドゥラエフは上体を抱えるチェストラップで切り返し、4ポイントを奪った。
スナイダーも攻撃を続けてテイクダウンを奪い返したものの、第1ピリオド終了時点ではサドゥラエフが4-2でリードした。
スナイダーのタックルを利用した鮮やかなカウンターで、サドゥラエフが先行する展開となった。
第2ピリオド序盤にはサドゥラエフが攻撃を仕掛けたが、スナイダーはスプロールで対応。
その後、サドゥラエフは消極性によりアクティビティタイムに入り、時間内に得点できなかったため、スナイダーに1点が加算された。
スナイダーは3-4まで差を縮め、勝負は最終第3ピリオドへ持ち込まれた。
アンクルピックから一気にフォール
決着は第3ピリオドの再開直後に訪れた。
スナイダーは低い姿勢からサドゥラエフの足首を狙うアンクルピックを仕掛け、そのまま前方へ圧力をかけてテイクダウンを完成させる。
この2ポイントによってスナイダーが5-4と逆転した。
サドゥラエフは倒された直後に膝を押さえたが、スナイダーはそのままフォールへ移行。
サドゥラエフの両肩をマットにつけ、逆転勝利を決めた。

サドゥラエフは試合後、自力でマットを離れることができず、スタッフの助けを受け、その後病院へ搬送された。
大会翌日の7月12日には、TASSが関係者の話として、サドゥラエフに膝側副靱帯の部分断裂が確認されたと報じている。
長年のライバルを破って王座を守る
スナイダーとサドゥラエフは、2017年世界選手権の97kg級決勝で初対戦。
スナイダーが6-5で勝利したが、2018年世界選手権ではサドゥラエフがフォールで雪辱を果たした。
その後も東京オリンピック決勝ではサドゥラエフが6-3、2021年世界選手権決勝でも6-0で勝利。
両者は世界最高峰の舞台で金メダルを争い続けてきた。
RAF公式は、2023年世界選手権の銅メダル決定戦におけるサドゥラエフの医療棄権も含め、今回を両者の6度目の対戦と位置付けている。
ただし、2023年は実際に試合が行われていないため、両者がマット上で直接戦うのは今回が5度目だった。
スナイダーが実際に行われた試合でサドゥラエフを破るのは、2017年世界選手権以来となる。
第2ピリオドに1点を返して差を縮めると、最終ピリオドのアンクルピックで試合をひっくり返し、そのままフォールへつなげた。
スナイダーは長年のライバルを相手に大きな勝利を収め、RAFライトヘビー級王者としての地位を守った。



