メラブ・ドバリシビリが8点差を大逆転 セフードを11-8で破り劇的な勝利

現地時間7月11日、ジョージア・トビリシのTbilisi Arenaで「RAF Georgia」が開催された。
メインイベントのRAFライト級タイトルマッチでは、メラブ・ドバリシビリ(Merab Dvalishvili)が、北京オリンピックのレスリング金メダリストで元UFC二階級王者のヘンリー・セフード(Henry Cejudo)と対戦。
ドバリシビリは序盤に0-8と8点のリードを許したものの、そこから11点を連取。
11-8の大逆転勝利を収め、RAFライト級王座を獲得した。
公式記録では、ドバリシビリが3度、セフードが1度のテイクダウンを記録している。
セフードが一気に8点を先取
試合序盤は、レスリングで圧倒的な実績を持つセフードが主導権を握った。
組み手の攻防でドバリシビリがセフードの頭部をたたいたとして警告を受けると、セフードは素早くタックルへ入ってテイクダウンを成功させた。
さらにグラウンドでは、ガットレンチでドバリシビリを回転させ、短時間で得点を重ねる。
反則による1点も加わり、セフードは一気に8-0までリードを広げた。

RAFでは10点差がつくとテクニカルフォールとなるため、セフードは試合終了まであと2点に迫った。
しかし、ドバリシビリは攻撃を受け続けながらも試合を終わらせない。
第1ピリオド終盤にテイクダウンを奪って最初の2点を返し、セフードが8-2とリードして最初の2分間を終えた。
運動量で試合の流れを変える
第2ピリオドに入ると、試合の流れが徐々に変化した。
ドバリシビリは何度攻撃を防がれても前進を止めず、セフードに組み付き続ける。
継続的に圧力をかける中、セフードは序盤と比べて徐々に動きが落ち、守勢に回る時間が増えていった。
ドバリシビリはシングルレッグからテイクダウンを奪い、第2ピリオドに2点を追加。
合計スコアを4-8とし、4点差まで追い上げた。
MMAでも大きな武器としている運動量とスタミナをレスリングマットでも発揮し、前進と連続した仕掛けによって逆転への流れを作り出した。
4ポイント技で追いつき、11点連取で逆転
最終第3ピリオドでも、ドバリシビリは開始直後から激しくプレッシャーをかけた。
残り約2分、ドバリシビリはセフードの体を大きく返し、背中をマットへ向ける4ポイント技を決める。
これでスコアは8-8の同点となった。
RAFでは同点の場合、最後に得点した選手が判定基準で優位となるため、この時点でドバリシビリが初めてリードする形となった。
会場を埋めた地元ジョージアの観客から大歓声が上がる中、ドバリシビリはさらに攻撃を続け、得点を重ねて11-8まで逆転した。
セフードが終盤に仕掛けたタックルにも対応し、そのまま試合終了を迎えた。
第3ピリオドだけで7点を獲得し、0-8となった後は相手に1点も与えず11点を連取。
テクニカルフォール寸前の状況から、劇的な逆転勝利を完成させた。

UFCに続き、RAFでもセフードを破る
両者は2024年2月の「UFC 298」でも対戦している。
このときはMMAルールでドバリシビリが判定勝利。
セフードのテイクダウンを受けながらも、豊富な運動量と継続的な攻撃で試合の流れを引き寄せた。
今回は、セフードが五輪金メダルを獲得したフリースタイルレスリングをベースとするRAFルールでの再戦だった。
フリースタイルレスリングの実績では大きく上回るセフードを相手に、序盤から8点を奪われながらも、ドバリシビリは再びスタミナと執念で試合をひっくり返した。
ドバリシビリにとって、今回がRAF参戦後2試合目。
初戦では元UFCライト級王者フランク・エドガーを12-1のテクニカルフォールで破っており、今回はオリンピック王者を相手に11-8で勝利した。
RAF初の米国外大会で行われたメインイベント。
母国ジョージアの観客の前で劇的な逆転勝利を収めた。



