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【初心者向け】MMAの階級完全ガイド UFC・RIZIN・ONEで「同じ階級名」でも体重が違う理由

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【初心者向け】MMAの階級完全ガイド UFC・RIZIN・ONEで「同じ階級名」でも体重が違う理由

「フェザー級の試合」と聞いても、UFCとRIZINとONEでは契約体重がまったく違うことをご存じだろうか。
MMA観戦で最初につまずきやすいのが、この階級の仕組みだ。
本記事では3団体の階級の違いと、その背景にある考え方を整理する。
これさえ押さえれば、団体をまたいだ選手比較が一気に分かりやすくなる。

UFCの階級 ポンド基準のグローバルスタンダード

UFCの階級はポンド(lbs)基準で、主要なものは以下の通り。

  • フライ級:125ポンド(約56.7kg)
  • バンタム級:135ポンド(約61.2kg)
  • フェザー級:145ポンド(約65.8kg)
  • ライト級:155ポンド(約70.3kg)
  • ウェルター級:170ポンド(約77.1kg)
  • ミドル級:185ポンド(約83.9kg)
  • ライトヘビー級:205ポンド(約93.0kg)
  • ヘビー級:265ポンド(約120.2kg)

試合前日に計量を行い、選手は計量後にリカバリーして当日は契約体重より大幅に重い状態で戦う。
これが世界の主流ルールだ。

RIZINの階級 キリのいいキログラム基準

RIZINは日本の団体らしく、キログラムのキリのいい数字で階級を設定している。

  • フライ級:57.0kg
  • バンタム級:61.0kg
  • フェザー級:66.0kg
  • ライト級:71.0kg
  • ウェルター級:77.0kg

UFCと比べると各階級が微妙に重い。
例えばRIZINバンタム級(61.0kg)はUFCバンタム級(61.2kg)とほぼ同じだが、RIZINフェザー級(66.0kg)はUFCフェザー級(65.8kg)よりわずかに重い。
誤差レベルに見えて、限界まで水抜きをする選手にとって数百グラムは死活問題になる。

ONEの階級 「同じ名前で一階級重い」上に水抜き禁止

最も注意が必要なのがONEチャンピオンシップだ。
ONEは脱水による急激な減量を原則禁止し、ハイドレーションテスト(尿比重検査)で適正な水分量を保ったまま計量することを義務づけている。

その結果、階級名と体重の対応が他団体と大きくずれる。

  • フライ級:61.2kg
  • バンタム級:65.8kg
  • フェザー級:70.3kg
  • ライト級:77.1kg

つまりONEのフライ級はUFCのバンタム級、ONEのバンタム級はUFCのフェザー級にほぼ相当する。
「ONEのバンタム級王者とUFCのバンタム級王者はどちらが強いか」という比較は、実は一階級分ずれた比較なのだ。

なぜこんなにバラバラなのか

根底にあるのは「過度な水抜き減量」への各団体のスタンスの違いだ。
前日計量を採用するUFCやRIZINでは、計量から試合まで丸一日かけて10kg近くリカバリーする選手も珍しくない。
一方ONEは選手の健康リスクを重視し、「普段に近い体重で戦う」思想を制度化した。
どちらが正しいかは今も業界全体の論争テーマであり、計量失敗(体重超過)のニュースが絶えないのもこの構造ゆえだ。

計量失敗のペナルティも団体で違う

階級制度とセットで覚えておきたいのが計量失敗時の扱いだ。
UFCでは規定体重を超過すると、ファイトマネーの一部(通常20〜30%)が相手に支払われたうえでキャッチウェイト戦として実施されることが多い。
RIZINでも減点やファイトマネー減額、タイトル戦なら王座獲得資格の剥奪といったペナルティが科される。
試合が成立するかどうかは最終的に相手選手の同意次第であり、「計量超過で試合中止」というニュースの裏には、こうしたルールの駆け引きがある。

まとめ 階級を知れば移籍のニュースが面白くなる

選手が団体を移籍するとき、「階級名が同じでも実際の体重が違う」ことを知っていると、ニュースの解像度が変わる。
例えばRIZINからUFCに移った選手がそのままの階級で戦えるのか、ONEからの転出組はどの階級に収まるのか。
階級表はいわばMMA観戦の「地図」だ。
この地図を片手に、団体の垣根を越えた強さ比較を楽しんでほしい。

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