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PFL MENA 10が開催2日前に延期 今季2度目のサウジ大会延期で運営に不安

EasyFight運営
PFL MENA 10が開催2日前に延期 今季2度目のサウジ大会延期で運営に不安

2026年6月19日(日本時間6月20日)にサウジアラビア・ジェッダで開催される予定だった「PFL MENA 10」が、開催直前に延期された。

PFL MENAは6月17日、大会を「追って通知があるまで延期する」と発表。
新たな開催日は決まっておらず、予定されていた対戦カードが別大会へ移されるかも明らかにされていない。

大会では、サウジアラビアの注目選手ハッタン・アルサイフがプロMMAデビューを迎える予定だった。

さらに、フェザー級とウェルター級のトーナメント1回戦も組まれており、2026年シーズンの勝ち上がりを左右する重要な大会だった。

日本のファンにPFL MENAを知ってもらう機会としても期待された大会が、開催2日前に延期となった。

理由は「内部運営および大会開催準備に関する検討事項」

PFLは延期の理由について、内部運営および大会開催準備に関する検討事項を踏まえた結果だと説明した。

発表では、最高水準で大会を提供するための判断だと説明し、PFLは今後もジェッダでPFL MENAを開催する意向を示した。

しかし、内部運営や開催準備のうち、具体的にどの点が問題となったのかは公表されていない。

大会の延期が発表された時点で、開催まで残されていたのは2日ほどだった。

開催2日前の延期であり、選手が減量の最終段階に入っていた可能性は高い。
ただし、各選手の現地入り状況は確認されていない。
直前の変更が競技者に与える負担は小さくない。

延期後の日程が示されていないため、単純に数週間後へ移すのか、対戦カードを複数の大会へ分散させるのかも分からない状態だ。

アルサイフのプロデビューも延期、日程は未定

メインイベントでは、ハッタン・アルサイフがアルジェリアのダニア・ウアハシと110ポンド契約で対戦する予定だった。

アルサイフは、主要な世界的MMA団体と契約した初のサウジアラビア人女性選手として注目されている。

アマチュアでは4戦全勝。
すべてフィニッシュで勝利し、PFL MENAはアルサイフを地域の有力スター候補として継続的に起用してきた。

今回のジェッダ大会は、そのアルサイフが母国の観客の前でプロデビューを迎える舞台だった。

競技上の扱いは110ポンド契約のショーケース戦だが、PFL MENAにとって単なる消化試合ではない。

女性アスリートの活動が急速に広がるサウジアラビアで、地元出身の女子選手を大会の主役として押し出す象徴的なイベントだった。

延期によってプロデビューの日程は未定となり、ウアハシ戦がそのまま維持されるかも分かっていない。

トーナメントの進行にも影響

PFL MENA 10では、フェザー級とウェルター級のトーナメント1回戦が行われる予定だった。

PFL MENAは、各階級の選手が1回戦、準決勝、決勝を勝ち抜き、シーズン王者を決める方式を採用している。

延期されたカードの扱いによっては、その後の準決勝や決勝の日程にも影響する可能性がある。

特にトーナメントでは、勝者が次戦へ向けて回復期間と準備期間を確保しなければならない。

延期された1回戦を遅い時期に行えば、準決勝までの間隔が短くなる可能性がある。
反対にシーズン全体を後ろへ動かせば、決勝大会の日程にも変更が必要になる。

PFLには、選手とファンへ早い段階で新たな計画を示すことが求められる。

サウジ大会の延期は今季2度目

PFL MENAでは、5月8日にサウジアラビア・アル・コバールで予定されていた大会も延期されている。

当時PFLは、2026年シーズンの大会計画を調整していると説明。
その後、5月24日にアラブ首長国連邦・ドバイでシーズン開幕戦を開催した。

ドバイ大会は実施されたものの、2026年にサウジアラビアで予定されたPFL MENA大会が2大会続けて当初日程どおりには開催されなかったことになる。
1度目は開催の約1カ月前、今回は2日前と、延期のタイミングは大きく異なる。

PFL MENAは、サウジアラビアを重要な拠点として発足した地域リーグだ。

地域の選手を発掘し、母国の観客の前でスターを育てるためには、継続的で安定した大会開催が欠かせない。

試合が組まれても、開催直前まで実施されるか分からない状態が続けば、選手の準備だけでなく、ファンやスポンサーからの信頼にも影響する。

問われるのは次の発表

大会延期だけで、PFL MENAの構想すべてが失敗したと判断するのは早い。

5月のドバイ大会は実際に開催され、ライト級とフェザー級のトーナメントもスタートしている。

中東・北アフリカの選手に大規模な舞台を提供する意義も変わらない。

ただし、今回のような開催直前の延期が繰り返されれば、将来性だけで評価することは難しくなる。

必要なのは、曖昧なまま時間を置くことではない。

PFLは購入済みチケットについて、元の支払い方法へ自動的に返金すると発表している。
返金完了までは決済会社などによって最大30営業日かかる見込みだ。

今後求められるのは、新たな開催日、維持される対戦カード、トーナメントの修正日程を明確にすることである。

PFL MENA 10は中止ではなく、現時点では延期とされている。

公式発表どおり大会を再設定し、予定カードを実現できるのか。
PFL MENAの運営力が改めて問われることになった。

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