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RAFがジョージアで初の海外大会へ レスリング大国で始まる国際展開

EasyFight運営
RAFがジョージアで初の海外大会へ レスリング大国で始まる国際展開
Photo: RAF Wrestling

Real American Freestyle、通称RAFが、いよいよ国際大会に乗り出す。

RAF Georgiaは、2026年7月11日にジョージア・トビリシで開催される予定の大会だ。

注目すべきは、MMAスターの参戦だけではない。
RAFが競技レスリングを国際展開できるのか、その試金石となる点だ。

RAFにとって、この大会は初の国際イベントとなる。
アメリカ国内で始まった新興レスリング団体が、競技レスリングをプロ興行として世界に広げられるのか。
その答えが問われる大会でもある。

RAFとは何か

RAFは、いわゆるショーとしてのプロレスではなく、競技としてのレスリングをプロ化しようとしている団体だ。

日本で「プロレス」と聞くと、ストーリー性やエンターテインメント性の強いプロレスを思い浮かべる人も多い。
しかし、RAFが打ち出しているのは、台本のない競技レスリングである。

アマチュアレスリングやカレッジレスリングで実績を残した選手、さらにMMAでレスリングを武器にしてきた選手たちが、プロの舞台でレスリングを見せる。
そのためのプラットフォームを作ろうとしているのがRAFだ。

実際に、RAFにはMMAファンにも馴染みのある名前が多く並んでいる。

今回のRAF Georgiaでも、メラブ・ドバリシビリヘンリー・セフード、アルマン・ツァルキヤンといった選手の出場が予定されている。

ヘンリーセフード
ヘンリーセフード Photo: RAF Wrestling

なぜジョージアなのか

RAF Georgiaの開催地は、アメリカのジョージア州ではない。

舞台となるのは、東ヨーロッパと西アジアの境界に位置する国、ジョージアの首都トビリシだ。

ジョージアは、レスリングや柔道などの格闘技文化が非常に強い国として知られている。
MMAでも、メラブ・ドバリシビリやグラム・クタテラーゼなど、ジョージア出身選手が世界の舞台で存在感を示してきた。

RAFがレスリングをプロ興行として広げていくなら、単にアメリカのスター選手を並べるだけでは足りない。
レスリングそのものが根付いている地域で、どのように受け入れられるのかが重要になる。

その意味で、ジョージアはRAFにとって自然な開催地の一つだ。

メラブ参戦の意味

大会の顔になるのは、ジョージア出身のメラブ・ドバリシビリだ。

UFCでトップレベルの実績を残してきたメラブは、MMAファンにとっても分かりやすい入口になる。
さらに、母国ジョージアでヘンリー・セフードとレスリングルールで向き合う構図は、大会全体の注目度を引き上げる要素になっている。

対するセフードは、MMAでUFC二階級王者となっただけでなく、レスリングでも五輪金メダリストとして知られる存在だ。

つまりこのカードは、「MMAスター同士の対戦」でありながら、同時に「本職のレスリング技術が問われる対戦」でもある。

オクタゴンではなく、マットの上で何が起きるのか。

この視点は、MMAファンにも分かりやすい。

レスリング界のビッグネームも並ぶ

RAF Georgiaは、MMAファン向けのカードだけで構成されているわけではない。

カイル・スナイダー vs アブドゥルラシド・サドゥラエフという、レスリングファンにとって非常に大きなカードも予定されている。

MMAファンにとってはメラブ vs セフードが入口になる一方で、競技レスリングのファンにとっては、スナイダーとサドゥラエフの対戦こそ大会の中心と見ることもできる。

RAF Georgiaは、MMAファンとレスリングファンの両方を取り込もうとしている大会だと言える。

RAFはレスリングを“観る競技”として広げられるか

レスリングは、MMAにおいて勝敗を左右する重要な要素だ。

テイクダウン、トップコントロール、ケージ際の攻防。
UFCを見ていても、レスリング力が試合展開を大きく変える場面は多い。

一方で、レスリング単体をプロ興行として広げるのは簡単ではない。

ルールの分かりやすさ、選手の見せ方、配信環境、試合前後のストーリー作りなど、競技の強さとは別の工夫が必要になる。

メラブ・ドバリシビリ、ヘンリー・セフード、アルマン・ツァルキヤンのようにMMAファンにも届く名前を並べながら、カイル・スナイダーやアブドゥルラシド・サドゥラエフのようなレスリング界のトップ選手も起用している。

レスリング文化が根付くジョージアで開催される今回の大会は、RAFが競技レスリングをどのようにプロ興行として見せていくのかを示す場になる。

MMAファンにとっても、この大会は見逃せない。

オクタゴンで勝敗を左右してきたレスリングが、今度は主役としてマットの中央に立つからだ。

まとめ

RAF Georgiaは、単なる海外開催ではない。

レスリング文化の強いジョージアで、MMAファンにも届くカードと、レスリングファンを引きつける本格的なカードを並べた大会だ。

メラブ・ドバリシビリとヘンリー・セフードの対戦は、MMAファンにとって分かりやすい注目カードになる。
一方で、カイル・スナイダーとアブドゥルラシド・サドゥラエフの対戦は、レスリングそのものの魅力を示すカードでもある。

RAFが目指しているのは、アマチュア競技のイメージが強いレスリングを、単独のプロスポーツとして見せることだ。

その試みが、レスリング大国ジョージアでどのように受け止められるのか。

RAF Georgiaは、MMAファンにとっても、競技レスリングの広がりを見るうえでも注目の大会になる。

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