ロッタンとONEが法廷闘争へ 武尊戦の行方は

ONEがロッタンに対し法的手続きを開始
ONE Championshipとロッタン・ジットムアンノンの関係が、ついに法的対立に発展した。
ONE側は4月14日夜(タイ時間)/4月15日未明(日本時間)に、ロッタンに対してシンガポール、日本、タイで法的手続きを開始したと明らかにした。
主張しているのは複数の契約違反があったという点で、ONEは「誤解を招く情報の発信」や「名誉を傷つけるような発言」も問題視している。
表面化のきっかけの一つはロッタンの契約終了発言
この問題が大きくなった背景には、ロッタン自身の発信がある。
3月下旬、ロッタンは自らのONEとの以前の契約はすでに終了しており、新契約について協議中だと説明。
さらに4月29日の武尊戦について、ロッタン側は「契約外の特別試合」として行われるとの認識を示していた。
一方、ONE公式は現在もこの試合をONE SAMURAI 1のメインイベント、暫定フライ級キックボクシング世界王座戦として掲載しており、団体側はその整理を認めていない。
ロッタン側の「契約は切れている」という立場に対し、ONE側は今回の法的対応で正面から否定した形だ。
ロッタン側も反論 署名問題が浮上
事態をさらに複雑にしているのが、ロッタン側の反論だ。
ロッタン本人は、2022年に署名したが契約書を見られたのは2025年11月で、英語も読めないと投稿。
さらに自身の署名が30件以上の書類で使われていたと主張している。
タイメディアは、ロッタンが「権利を守るために声を上げた」という趣旨でこの問題を告発したと報じている。
ただし、ここは双方の言い分が真っ向から食い違っており、現時点で公的に確定しているのは「法的手続きが始まったこと」までだ。
署名や契約成立の経緯そのものは、今後の手続きの中で争われる論点になる。
武尊戦は予定通り開催されるのか
注目されるのは、この騒動が目前に迫る武尊との再戦にどう影響するかだ。
ONEは3月時点で、ロッタン対武尊の再戦を4月29日の「ONE Samurai 1」メインイベントとして正式発表しており、大会ページでは現在もメインイベントとして掲載されている。
ロッタン側も「試合は予定通り行われる」と話してきた。
一方で、今後の法的手続き次第では影響が出る可能性がある。
アジア格闘技界に広がる波紋
この一件は、単なる人気選手の契約トラブルでは終わらない。
ロッタンはONEを代表するスターであり、日本市場でも武尊とのカードを軸に大きな期待を集めている。
その中心人物と団体の関係が法廷レベルにまで至ったことは、団体と看板選手の関係悪化をうかがわせる事態だ。
試合が成立するかどうかも含め、4月29日に向けてリングの外の動向から目が離せない。
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