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元王座挑戦者エルセグが再浮上へ UFC2連勝のテミロフと対戦【UFCファイトナイト・アブダビ】

EasyFight運営
元王座挑戦者エルセグが再浮上へ UFC2連勝のテミロフと対戦【UFCファイトナイト・アブダビ】
© Getty Images / UFC

現地時間2026年7月25日、アラブ首長国連邦・アブダビのエティハド・アリーナで開催される「UFCファイトナイト・アブダビ」。
メインカードのフライ級(125ポンド/56.7kg)では、スティーヴ・エルセグ(Steve Erceg)とラマザン・テミロフ(Ramazan Temirov)が対戦する。

UFC公式大会ページでフライ級10位に入るエルセグは、2024年に同級王座へ挑戦した実績を持つ。
対するテミロフはUFC参戦後2戦全勝。
元王座挑戦者がランキング上位への再浮上を狙う一方、ウズベキスタンの強打者にとっては初のランキング入りへ向けた重要な一戦となる。

王座挑戦後の連敗から立て直したエルセグ

エルセグは14勝4敗。
2023年6月にUFCへ初参戦すると、ダビッド・ドボジャーク(David Dvorak)、アレッサンドロ・コスタ(Alessandro Costa)、マット・シュネル(Matt Schnell)を相手に3連勝を収め、参戦から1年足らずでフライ級王座への挑戦権を手にした。

2024年5月の「UFC 301」では、王者アレシャンドレ・パントージャ(Alexandre Pantoja)と5ラウンドを戦い、48-47、48-47、49-46のユナニマス判定で敗戦。
その後はカイ・カラ・フランス(Kai Kara-France)に第1ラウンドTKOで敗れ、ブランドン・モレノ(Brandon Moreno)にも判定で敗れた。
王座戦を含め、フライ級の最上位選手を相手に3連敗を喫し、ランキング上位から後退した。

しかし、2025年8月にはバンタム級でオデー・オズボーン(Ode Osbourne)と対戦し、29-28、29-28、29-28のユナニマス判定で連敗をストップ。
続く2026年5月にはフライ級へ戻り、元王座挑戦者のティム・エリオット(Tim Elliott)にも29-28、29-28、29-28のユナニマス判定で勝利した。

エルセグはプロ14勝のうち6勝を一本で挙げている一方、UFCでは打撃戦でも結果を残してきた。
シュネル戦では第2ラウンド開始直後に左フックを当て、26秒でKO勝利。
王座戦ではパントージャを相手に25分間を戦い、トップレベルの攻防を経験している。

UFC参戦後2連勝のテミロフ

テミロフは19勝3敗。
19勝のうち11勝をKO・TKOで挙げており、フライ級では高いフィニッシュ率を残している。

UFC参戦前には日本のRIZINにも出場し、2023年に浜本“キャット”雄大と征矢貴をいずれも第1ラウンドに打撃で破った。
その後も勝利を重ね、2024年10月にUFCデビューを果たした。

初戦ではC.J.ベルガラ(C.J. Vergara)を序盤からパンチで後退させ、第1ラウンド2分50秒にTKO勝利。
デビュー戦で「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を獲得した。

2025年3月のUFC第2戦ではチャールズ・ジョンソン(Charles Johnson)と対戦。
第1ラウンドで試合を終わらせたベルガラ戦とは異なり、3ラウンドを戦い抜いて29-28、29-28、29-28のユナニマス判定で勝利した。
短時間の打撃戦だけでなく、試合が判定までもつれた場合にも勝ち切り、UFC戦績を2勝0敗としている。

チャールズ・ジョンソンに打撃を放つラマザン・テミロフ
© UFC

その後、テミロフはUFCアンチドーピングポリシー違反により、2025年7月5日から12カ月間の資格停止処分を受けた。
今回がジョンソン戦以来、約1年5カ月ぶりの試合であり、資格停止期間を終えての復帰戦となる。

エルセグの距離をテミロフが崩せるか

両者には明確な体格差がある。
エルセグは身長172.7cm、リーチ172.7cm。
テミロフは身長162.6cm、リーチ160.0cmで、エルセグが身長で約10cm、リーチで約13cm上回る。

エルセグにとっては、このリーチ差を生かして自分のパンチが届く距離を維持できるかが重要になる。
テミロフはベルガラ戦で接近してから連打をまとめ、打撃によるフィニッシュにつなげた。
距離が縮まればテミロフの強打が生きる一方、遠い位置から攻撃を受け続ければ、エルセグに試合を組み立てられる可能性が高まる。

ただし、エルセグはカラ・フランス戦で接近戦のパンチを受けて第1ラウンドTKO負けを喫している。
テミロフが持つ打撃の決定力は、エルセグにとって警戒すべき要素だ。

一方のテミロフはUFCでまだ2試合しか経験していない。
パントージャ、モレノ、カラ・フランスと戦ってきた元王座挑戦者エルセグとの対戦は、UFC参戦後最大の試金石となる。

エルセグの再浮上か、テミロフのランキング入りか

エルセグは王座挑戦後の3連敗から立て直し、オズボーンとエリオットを破って2連勝中。
テミロフもUFCで2連勝を収め、プロでは2019年以来負けていない。

エルセグが勝てば、元王座挑戦者としてフライ級上位との対戦へ近づく。
テミロフが勝てば、UFC参戦から3連勝となり、ランキング入りを強く印象づける結果になる。

エルセグが体格と豊富なUFC経験を生かして試合を組み立てるのか。
それともテミロフが距離を詰め、元王座挑戦者を打撃で崩すのか。
フライ級上位戦線への足掛かりを懸けた一戦となりそうだ。

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