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UFCがMetaランキングを公開 平良達郎3位、堀口恭司6位、新時代の選手序列はどう変わったのか

EasyFight運営
UFCがMetaランキングを公開 平良達郎3位、堀口恭司6位、新時代の選手序列はどう変わったのか

UFCのランキング制度が、大きく変わり始めた。

UFCはMetaと組んだ新しいランキング制度「Meta UFC Rankings」を導入し、公式ランキングページ上で「Meta」と「Media」を切り替えて表示できる形にした。

これまでのUFCランキングは、メディア関係者による投票で決められていた。
今回のMetaランキングは、そこから一歩進み、試合結果や対戦相手の強さ、フィニッシュの有無、活動頻度などをもとに自動算出される、データに基づくランキングとして設計されている。

新制度はMetaが設計したElo型の数理モデルを土台にしている。
機械学習はモデルの設計に使われたが、週ごとの順位そのものはAIの判断ではなく、あらかじめ決められたルールに基づいて数値が自動計算される仕組みだ。
メディアランキングはすぐに廃止されるわけではなく、当面はマッチメイクの参考としても使われ、MetaランキングとMediaランキングの両方が公開される。

Meta UFC Rankingsとは何か

Meta UFC Rankingsは、従来の「人が見て投票するランキング」とは違う。

これまでのUFCランキングは、メディア関係者が各階級の上位選手を投票し、その結果によって順位が作られていた。

そのため、人気、印象、知名度、過去の実績、メディア側の評価が順位に影響しやすいという不満が長年あった。

新しいMeta UFC Rankingsでは、より客観的なデータを使う。

ランキングは公式イベント後の月曜日に自動計算・更新される。
評価の中心は、勝敗と対戦相手の強さだ。
上位選手に勝つことは下位選手に勝つことより大きく評価され、フィニッシュ勝利には小さなボーナスが加わる。
ただし、有効打数やテイクダウン数、判定内容の優劣といった試合中のスタッツまでは基本的に反映されない。

活動頻度も重要になる。
18カ月以上試合がない選手には不活動による減衰が入り、5年以上前の試合は価値が下がり、10年でほぼ無効化される。
直近の試合ほど重く扱われる設計だ。

つまり、新ランキングで重視されるのは主に以下の点だ。

  • 誰に勝ったのか
  • どの階級で勝ったのか
  • フィニッシュか判定か
  • どれだけ最近試合をしているのか
  • 階級内でどの位置の相手に勝ったのか

逆に言えば、名前の大きさや過去の実績だけでは、順位を維持しにくくなる。

長く試合をしていない選手、過去の実績はあるが近年の勝利が少ない選手、強豪との対戦が少ない選手は、従来よりも厳しく評価される可能性がある。

また、複数階級を戦う選手や階級変更した選手は、元階級でのレーティングを補正して新階級に反映する仕組みがある。
そのため、一部で従来の感覚とは大きく異なる順位が出ることもある。

なお、従来のメディアランキングにあったパウンド・フォー・パウンド(P4P)は、別のモデルが必要なため、Metaランキングでは現時点では用意されていない。

実際に公表されたMeta UFC Rankings

ここでは、日本のファンにとって重要な階級を中心に、主な序列を見ていく。

このランキングは、6月20日に行われたマネル・ケイプ vs 堀口恭司の大会結果を反映したものとみられ、正式公開は2026年6月22日だった。

以下一部ランキングを抜粋

フライ級

王者:ジョシュア・ヴァン

順位

選手

1

アレシャンドレ・パントージャ

2

マネル・ケイプ

3

平良達郎

4

ブランドン・ロイバル

5

ロニー・カヴァナ

6

堀口恭司

7

アスー・アルマバエフ

8

アミル・アルバジ

9

ブランドン・モレノ

10

ケヴィン・ボルハス

11

ミッチ・ラポーゾ

12

ス・ムダルジ

13

スティーヴ・エルセグ

14

アレックス・ペレス

15

チャールズ・ジョンソン

ライト級

王者:ジャスティン・ゲイジー

順位

選手

1

イリア・トプリア

2

アルマン・ツァルキャン

3

チャールズ・オリベイラ

4

マックス・ホロウェイ

5

ブノワ・サン・ドニ

6

マテウス・ガムロット

7

ヘナート・モイカノ

8

クイラン・サルキルド

9

パディ・ピンブレット

10

マウリシオ・ルフィ

11

ダン・フッカー

12

トム・ノーラン

13

マヌエル・トーレス

14

グラント・ドーソン

15

ハファ・ガルシア

女子ストロー級

王者:マッケンジー・ダーン

順位

選手

1

ジャン・ウェイリー

2

ヴィーナ・ジャンジロバ

3

タティアナ・スアレス

4

ジリアン・ロバートソン

5

ヤン・シャオナン

6

ピエラ・ロドリゲス

7

タバタ・リッチー

8

デニージ・ゴミス

9

魅津希

10

アレクシア・タイナラ

11

アマンダ・レモス

12

ルーピー・ゴディネス

13

ジャケリニ・アモリン

14

ファティマ・クライン

15

タリタ・アレンカー

日本のファンが最も注目すべきはフライ級

今回のMetaランキングで、日本のファンにとって最も大きいのはフライ級だ。

王者はジョシュア・ヴァン。
1位にアレシャンドレ・パントージャ、2位にマネル・ケイプ、3位に平良達郎、6位に堀口恭司が入っている。

ケイプは堀口恭司を破ったことで、2位まで上がった。
平良達郎は3位に入り、タイトル戦線のかなり近い位置にいる。
そして堀口はケイプに敗れた直後でも6位に残っている。

王者ジョシュア・ヴァンを中心に、パントージャ、ケイプ、平良、堀口が同じランキング上に並んでいる。

日本人選手、元RIZIN王者、RIZINでも戦ったケイプ、そして現王者候補たちが一つの階級に集まっている形だ。
日本のMMAファンが最も追いやすく、かつタイトル戦線まで見える階級になっている。

堀口恭司の6位はどう見るべきか

堀口恭司の6位は、厳しくもあり、希望も残る順位だ。

ケイプに敗れたことで、すぐにタイトル戦線の最前列にいるとは言えない。
しかし、ランキング外に落ちたわけではない。
6位という位置に残っている以上、次の試合次第では再びトップ5に戻る可能性はある。

平良達郎3位はタイトル戦線に近い位置を示す

従来のメディアランキングでは、知名度や過去のビッグネームとの対戦歴が評価に影響することもあった。
しかしMetaランキングで3位に入っているということは、平良が現在のフライ級でかなり高く評価されていることを示している。

もちろん、3位だからすぐタイトル挑戦とは限らない。

1位パントージャ、2位ケイプがいるため、王座挑戦までにはもう一つ大きな試合が必要になる可能性もある。

それでも、平良がUFCフライ級の中心に近づいていることは間違いない。

ランキングはより公平になるのか

Meta UFC Rankingsは、UFCランキングの不満を解消するための試みだ。

これまでのランキングには、メディア投票の基準が分かりにくい、人気選手が高く残りやすい、長期欠場選手の扱いが曖昧、という不満があった。

データに基づくランキングになれば、少なくとも「なぜその選手がそこにいるのか」を説明しやすくなる。

ただし、すべてが解決するわけではない。

たとえば、フィニッシュと判定の差をどこまでつけるのか。
強豪相手の惜敗と、下位相手の圧勝をどう比べるのか。
階級変更した選手の過去の勝利をどこまで反映するのか。
活動休止による評価低下をどの程度にするのか。

数理モデルになったからこそ、今度はその計算方法が議論になる。

導入直後のUFC公式ページでは表示の乱れもあったとされている。
新制度は始まったばかりであり、今後も修正や調整が入る可能性はある。

UFCランキングは新しい時代に入った

今回のMeta UFC Rankings導入は、UFCにとって大きな転換点だ。

ランキングは、単なる順位表ではない。

タイトル戦を組む理由になり、選手の価値を示し、ファンが次の試合を予想する材料になる。

そのランキングが、メディア投票型からデータ評価型へ移行し始めた。

日本のファンにとっても、今後のUFCを追ううえで重要な材料になる。

これからのUFCでは、勝つだけでなく、誰に勝つのか、どのタイミングで勝つのか、どの階級で結果を残すのかが、これまで以上に重要になる。

Meta UFC Rankingsは、その新しい時代の始まりを示すものだ。

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