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UFC チアゴ・モイゼスらロスターから外れる 16戦のベテランが示すライト級の厳しさ

EasyFight運営
UFC チアゴ・モイゼスらロスターから外れる 16戦のベテランが示すライト級の厳しさ

UFCのアクティブロスターから、チアゴ・モイゼス、キャメロン・スモザーマン、アリアネ・カルネロッシの3選手が外れたことが、複数メディアの報道で明らかになった。

ロスターから外れることは、契約解除または再契約されなかったことを示すケースが多く、3選手はいずれも現時点でUFCのアクティブロスターには掲載されていない。

役者揃いのライト級

このニュースで最も大きな名前は、ライト級のチアゴ・モイゼスだ。

モイゼスはブラジル出身の31歳。
2018年にDana White’s Contender Seriesを経てUFCと契約し、長くライト級で戦ってきた。
UFCでの戦績は8勝8敗。
数字だけを見れば五分だが、対戦相手や勝利内容を見れば、決して平凡なキャリアではない。

UFC以前にはRFAライト級王座も獲得しており、北米の有力プロモーションで実績を積んでからUFCへ進んだ選手でもある。

ボビー・グリーン(現在の登録名キング・グリーン)、クリストス・ジアゴス、メルキザエル・コスタから一本勝ちを収め、ライト級の上位戦線に近づいた時期もあった。
2021年にはイスラム・マハチェフともメインイベントで対戦している。
結果は敗戦だったが、のちにライト級王者となり、さらにウェルター級王座も獲得するマハチェフと5ラウンド制のメインイベントで向き合った経験は、モイゼスのキャリアを語るうえで欠かせない。

それでも、UFCライト級で生き残るのは簡単ではなかった。

近年のモイゼスは勝利と敗戦を繰り返し、安定して連勝を重ねることができなかった。
2025年にはジャレッド・ゴードンにKO負け。
2026年4月のゲージ・ヤング戦でもスプリット判定で敗れ、ここでUFCでの流れを変えることはできなかった。

ライト級はUFCの中でも特に競争が激しい階級だ。

ランキング上位には王者クラス、元王者、連勝中の新鋭がひしめき、さらに下の層にも世界中から実力者が流れ込んでくる。
少しでも停滞すれば、すぐに次の選手が枠を奪いに来る。
モイゼスがロスターから外れたことは、単に一人のベテランが契約を失ったという話ではない。
UFCライト級では、16試合を戦った実績者であっても、安泰ではないという現実を示している。

同じくロスターから外れたキャメロン・スモザーマンは、バンタム級で戦っていた選手だ。

スモザーマンはUFCデビュー戦で勝利を挙げたものの、その後は流れをつかめなかった。
さらに2026年1月のUFC 324では、リッキー・トゥルシオス戦に向けた公式計量で135.5ポンドをクリアした直後に倒れ、試合が中止となった。
復帰後も結果を残せず、直近では朝倉海に1ラウンドKO負けを喫していた、日本のファンにも記憶に新しい選手だろう。
デビュー勝利から一転、連敗が続いたことで、UFCに残ることは難しくなった。

女子ストロー級のアリアネ・カルネロッシも、UFCで3勝4敗という成績を残してロスターを離れることになった。

カルネロッシは前に出る圧力とフィジカルの強さを武器にした選手だったが、近年は結果が安定しなかった。
直近ではケトレン・ソウザに1ラウンド1分34秒でKO負けを喫した。
短い時間で決着した敗戦は、UFCでの立場をさらに厳しくした。

格闘技のメジャーリーグで結果を出し続ける難しさ

今回の3選手に共通しているのは、単に実力が足りなかったというより、UFCという場所で結果を出し続ける難しさだ。

一度契約を勝ち取っても、そこで安定したポジションが保証されるわけではない。
連敗すれば若い選手に枠を譲ることになり、勝ち負けを繰り返すだけでは上に進むことも残ることも難しくなる。
UFCは世界最高峰の舞台であると同時に、最も入れ替わりの激しい場所でもある。

特にモイゼスのような選手は、日本のファンにとっても興味深い存在だ。

UFCで16試合を戦い、マハチェフとも拳を交え、寝技でも打撃でも一定の実力を証明してきた。
UFCロスターから外れたことが、選手としての終わりを意味するわけではない。
むしろ、他団体にとっては即戦力のライト級ファイターが市場に出たとも言える。

PFL、ONE、RIZIN、あるいはブラジルや米国の有力プロモーション。
モイゼスほどの経験を持つ選手であれば、次の舞台で再び存在感を示す可能性は十分にある。

UFCから外れることは、キャリアの終わりではない。

ただし、UFCライト級で戦い続けることがどれほど厳しいのか。
今回のロスター整理は、その現実を改めて見せる出来事になった。

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