ダン・イゲがバンタム級転向 Noche UFCでUFC3戦全勝のマルティネスと対戦

2026年9月12日、米国アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで開催される「Noche UFC」で、ダン・イゲ(Dan Ige)とダヴィッド・マルティネス(David Martinez)がバンタム級で対戦する。
長年フェザー級で戦ってきたイゲにとって、今回がバンタム級での初戦となる。
対するマルティネスはUFC参戦後3戦全勝。
イゲは新階級での再出発を目指すが、いきなりUFC公式のMETAランキングでバンタム級7位につける新鋭と対戦することになった。
バンタム級へのテスト減量に成功
イゲは対戦決定に先立ち、自身のInstagramでバンタム級へのテスト減量を行ったことを報告した。
UFCパフォーマンス・インスティテュートのスタッフらの協力を受け、バンタム級の基準体重である135ポンド(約61.24kg)まで落とすテストに成功したと説明。
バンタム級で戦うことを正式に決断し、秋の新階級初戦を目指すとしていた。
今回の試合はノンタイトル戦のため、公式計量では136ポンド(約61.69kg)まで認められる。
フェザー級とバンタム級の基準体重には10ポンド(約4.54kg)の差があり、イゲが試合前日の公式計量を通過し、翌日までにコンディションを戻せるかが注目される。
連敗から新階級で再出発
イゲはプロ戦績19勝11敗の34歳。
2018年のUFCデビュー以降、フェザー級を主戦場とし、エドソン・バルボーザ(Edson Barboza)、ネイト・ランドウェア(Nate Landwehr)、アンドレ・フィリ(Andre Fili)、ショーン・ウッドソン(Sean Woodson)らから勝利を収めてきた。
2024年のUFC 303では、大会当日に欠場したブライアン・オルテガ(Brian Ortega)の代役として、約4時間前にディエゴ・ロペス(Diego Lopes)戦を受諾。
その行動力とタフネスによって大きな評価を受けた。
一方、直近ではパトリシオ・ピットブル(Patricio Pitbull)に判定で敗れ、2026年2月のメルキザエル・コスタ(Melquizael Costa)戦では1ラウンド4分56秒にTKO負け。
キャリア初のストップ負けを喫し、現在は2連敗となっている。
UFCで長く戦ってきたイゲにとって、バンタム級転向はキャリアの流れを変えるための大きな決断となる。
UFC3戦全勝のMETAランキング7位
マルティネスはメキシコ出身の27歳で、プロ戦績14勝1敗。
2024年のデイナ・ホワイトのコンテンダーシリーズでゼイビア・フランクリン(Xavier Franklin)に判定勝ちし、UFCとの契約を勝ち取った。
UFC初戦ではサイモン・オリヴェイラ(Simon Oliveira)を1ラウンドTKOで撃破。
続くロブ・フォント(Rob Font)戦、マルロン・ヴェラ(Marlon Vera)戦では、いずれもユナニマス判定勝ちを収めた。
UFCでは3戦全勝で、プロキャリア全体でも10連勝中。
14勝のうち10勝をKOまたはTKOで挙げ、6試合を1ラウンドで終わらせている。
当初は7月25日のUFCアブダビ大会でウマル・ヌルマゴメドフ(Umar Nurmagomedov)と対戦する予定だったが、マルティネスがトレーニング中に負傷して欠場し、試合は中止となった。
イゲは体格とパワーを生かせるか
イゲは身長約170cm、リーチ約180cm。
マルティネスは身長約165cm、リーチ約171cmで、体格面ではイゲが上回っている。
フェザー級でも7度のKO・TKO勝ちを記録してきたイゲが、階級を下げることで打撃の威力やフィジカルの強さを発揮できる可能性がある。
一方で、大幅な減量がスタミナや耐久力に影響すれば、スピードと手数を備えたマルティネスに主導権を握られかねない。
ランキング外からバンタム級に参入するイゲに対し、マルティネスはUFC公式のMETAランキングで同級7位。
イゲが新階級初戦で勝利すれば、バンタム級ランキングに一気に入る可能性もある。
長年フェザー級で実績を積んできたベテランが、減量を乗り越えて新たな道を切り開くのか。
それとも、UFCで勢いに乗るマルティネスが連勝を伸ばすのか。
イゲのバンタム級での今後を占う重要な一戦となる。


