DEEP JEWELS 53は中井りんだけじゃない

5月24日にニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 53は、中井りんの復帰戦が真ん中にある大会だ。
メインにはDEEP JEWELSフライ級タイトルマッチとして中井りんと奥富夕夏が組まれ、オープニングファイト込みで17時開場、17時30分開始の予定になっている。
ベルト戦の周りに"次の主役候補"が並ぶ
ただ、この大会は中井りんの名前だけで見ると少しもったいない。
今回のカードを見ると、DEEP JEWELS 53はベルトを懸けた中心カードの周りに、これから前に出てきそうな選手たちをかなり意識的に並べている。
竹林愛留 vs イ・イェジ、ののか vs キム・ソユル、樹季 vs 中尾あづき、古林礼名 vs 大井すずといった試合が並び、アマチュアSルールには山吹マリン、あきぴも続けて入っている。
大会全体の構造としては、“女王の帰還”を軸にしながら、49kg以下・ストロー級・ミクロ級の今後を一気に見せる夜になっている。
ベテランだけでは終わらない構成
特に面白いのは、DEEP JEWELSが単にベテランを中心に回っているのではなく、新顔や伸び盛りを同じ大会の中にきちんと置いていることだ。
奥富夕夏は全日本女子相撲選手権3連覇、アマチュアMMA5戦5勝を経て、MMA4勝1敗1無効試合、国内では4勝1無効試合でタイトル挑戦に進んできた。
竹林愛留は大島沙緒里を破ったイ・イェジと対戦し、ののかは9勝1敗の強豪キム・ソユルに挑む形が組まれた。
主役のカードは中井りんだが、興行の見せ方としては“中井を見に行く大会”で終わらせず、“次に誰が上がってくるかを見る大会”にもなっている。
前回大会からの流れが続いている
前回大会からの流れも重要だ。
2月のDEEP JEWELS 52では、竹林が海咲をヒザ連打でTKOし、桐生祐子は2年5カ月ぶりの白星を挙げ、アマチュアSルールでは山吹とあきぴが判定勝ちを収めている。
今回のDEEP JEWELS 53には、その流れの続きを見せるように何人もの選手が入ってきた。
単発のカード発表というより、前回大会で勝った選手たちの“その先”がすぐ組まれている感じがある。
DEEP JEWELS 53は、中井りんの久々の参戦だけで語る大会ではない。
もちろん中心は王者の防衛戦だが、その周囲には“ここで勝てば次が開ける”という試合が多い。
中井りんが王者として大会を締めるのか。
奥富夕夏が一気に世代を動かすのか。
竹林、ののか、大井すず、山吹マリン、あきぴがどこまで存在感を広げるのか。
ベルト戦と新世代の浮上が同じ夜に重なる大会として見ると、かなり面白い。
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