【DEEP NAGOYA】TATSUMIが復帰戦を制す 時任流架が逆転一本、石田ガリット勝也が引退

2026年6月14日、愛知県刈谷市の刈谷市産業振興センターあいおいホールで「DEEP NAGOYA IMPACT 2026 2nd ROUND 公武堂ファイト」が開催された。
大会は3部構成で行われ、プロMMA、アマチュアMMAに加え、韓国勢を招いたMAX FC JAPANの国際戦も実施された。
メインイベントでは、復帰戦を迎えたTATSUMIが加藤綾真との接戦を制した。
ほかにも、ダウンを奪われた時任流架が腕十字で逆転勝利を収め、長く東海地区の格闘技を支えてきた石田ガリット勝也がMMAからの引退を表明。
復帰戦の勝利、ダウンからの逆転、ベテランの引退が重なる大会となった。
TATSUMIが加藤綾真にスプリット判定勝ち
第3部のメインイベントでは、TATSUMIと加藤綾真がフェザー級5分2ラウンドで対戦した。
試合は最後まで決着がつかず、判定は2対1。
TATSUMIが加藤を退け、復帰戦を勝利で飾った。
加藤は2026年2月の名古屋大会で宜野座ケビンからリアネイキッドチョークによる一本勝ちを収めており、勢いに乗って今回のメインに抜てきされていた。
その加藤との競り合いを制し、TATSUMIにとっては再スタートを切る復帰白星となった。
時任流架がダウンから腕十字で逆転
強い印象を残したのが、時任流架と鈴木幹也によるバンタム級戦だった。
試合序盤、時任は鈴木の右スーパーマンパンチを受けてダウン。
鈴木が一気に攻め込む展開となったが、時任はここから体を入れ替え、トップポジションを奪った。
マウントポジションに移行すると、アメリカーナやキムラロックを狙いながら鈴木の腕を孤立させ、最後は腕十字を完成させた。
打撃で危険な場面を迎えながらも、グラウンドへ移ってから冷静に逆転した時任。
これで3連勝となり、MMA戦績を4勝1敗とした。
一瞬のピンチを一本勝ちへ変え、ダウンを奪われた後も冷静に逆転できる対応力を示した。
鶴斗が上村亮馬に判定勝ち
ストロー級では鶴斗が上村亮馬に判定3対0で勝利した。
上村は前日計量で規定体重を500グラム超過。
試合は上村に2点の減点が与えられた状態で実施され、判定は3者とも20対16で鶴斗を支持した。
バンタム級の熊澤バイオレンスは、中川内羽矢斗に判定3対0で勝利。
前進する中川内に対し、サークリングしながら左ストレートやボディを的確に合わせ、無理に打ち合わずカウンター中心に3者20対18で試合をまとめた。
フェザー級では大澤空が宜野座ケビンに判定3対0で勝利している。
吉田翼がリアネイキッドチョークで一本勝ち
第2部のDEEP MMA戦では、吉田翼がSHOYAと対戦した。
吉田は2ラウンド2分38秒、リアネイキッドチョークで一本勝ちを収めた。
アマチュアSルールでは、三島康貴が青井佑磨に判定3対0で勝利。
早田大牙も黒川晃司を判定3対0で下している。
石田ガリット勝也がMMAからの引退を表明
杉村祥真と石田ガリット勝也のバンタム級戦は、杉村が3者20対18の判定3対0で勝利した。
試合後、石田はリング上でMMAからの引退を表明した。
石田は約20年前から公武堂ファイトに出場し、東海地区を中心に長くMMAで戦ってきたベテラン。
今回の試合を最後に、MMAから退く意向を明らかにした。
約20年前から公武堂ファイトに出場してきた石田の引退は、東海地区のファンにとって大きな節目となった。
ユリカGSBと朱里GSBが韓国勢に勝利
MAX FC JAPAN公式戦では、日本対韓国の国際戦が2試合行われた。
48kg契約では、ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジムがパク・ソヨンと対戦。
パクが第2ラウンド終了後に試合続行不可能となり、ユリカがTKO勝ちを収めた。
54kg契約の朱里・グラップリングシュートボクサーズジム対チェ・ウンジは、3ラウンド終了時点で判定1対1のドローとなり、延長戦へ突入した。
延長開始直後、チェが右足を痛めて倒れ、セコンドがタオルを投入。
朱里が延長30秒でTKO勝ちを収めた。
地元のグラップリングシュートボクサーズ勢が、韓国から来日した選手を相手にそろって勝利を挙げた。
第1部では三ツ塚勇介と橋上壮馬が一本勝ち
第1部のプロMMAでは、三ツ塚勇介が永井宏人を1ラウンド3分28秒、腕十字で下した。
橋上壮馬も古市陸から1ラウンド2分24秒にリアネイキッドチョークで一本勝ち。
椿馨は青代享に判定3対0で勝利。
山田悠太は3者とも同点からのマスト判定で川畑凜斗を下した。
アマチュアSルールでは、内田菱牙が吉口聖也を三角絞めで一本。
真下健嗣は土屋太郎に2ラウンドTKO勝ちを収め、倉冨立聖は細川晄希を判定3対0で下した。
地域大会から次の舞台へ
今大会では、TATSUMIが復帰戦を勝利で飾り、時任流架が逆転の一本勝ちで連勝を伸ばした。
一方で、石田ガリット勝也が長い現役生活に区切りをつけるなど、新たなスタートと別れが同時に描かれた。
後楽園ホールなどで行われるDEEPの主要大会とは異なり、地元ジムの選手や若手、ベテランが同じ舞台で戦うことがDEEP地方大会の大きな特徴だ。
ここで結果を残した選手が、今後どのような舞台へ進んでいくのか。
東海地区から次の主役が生まれることにも期待したい。
大会名: DEEP NAGOYA IMPACT 2026 2nd ROUND 公武堂ファイト
開催日: 2026年6月14日
会場: 刈谷市産業振興センターあいおいホール
主催: グラップリングシュートボクサーズ
