フランキー・エドガー対クレイ・グイダ UFC軽量級を支えたベテランがレスリングで激突

現地時間7月18日、米国ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される「RAF11」で、フランキー・エドガー(Frankie Edgar)とクレイ・グイダ(Clay Guida)が対戦する。
試合はキャッチウェイトで実施される予定。
ともに44歳のベテランで、長年にわたってUFCの軽量級を盛り上げてきた両者が、打撃やサブミッションのないRAFのマットでレスリング技術を競う。
両者は同じ時代にUFCで戦い、レスリングと豊富な運動量を武器としてきたが、MMAで対戦したことはない。
RAFも今回のカードを、同じ時代を戦いながら、これまで一度も実現しなかったベテラン同士の対決として紹介している。
元UFC王者エドガーがRAF2戦目へ
エドガーは元UFCライト級王者で、2024年にはUFC殿堂のモダン・ウイングに選出された。
大学時代はクラリオン大学でNCAAディビジョン1のレスリングに取り組み、MMA転向後も素早いフットワークとテイクダウンを組み合わせながら、体格で上回る相手と戦ってきた。
RAFには今回が2度目の出場となる。
RAF09ではメラブ・ドバリシビリと対戦し、第1ピリオドを1-0で終えたものの、その後に逆転を許した。
最終ピリオドにはテイクダウンやエクスポージャーで得点を重ねられ、12-1のテクニカルフォールで敗れている。
敗れはしたが、第1ピリオドを1-0で終え、先にリードを奪った。
今回のグイダ戦では、素早く角度を変えるフットワークと、相手の踏み込みに合わせるカウンターが重要になりそうだ。
グイダはRAF初勝利を目指す

グイダもレスリングを土台としてMMAで長いキャリアを築いてきた。
ハーパー・カレッジでは149ポンド級でレスリング部に所属。
個人ではオールアメリカン入りを果たしていないが、2001年にはチームの全米選手権優勝を経験した。
その後、兄の影響を受けてMMAへ転向している。
UFCでは、激しく動き続けるスタイルと驚異的なスタミナで人気を獲得。
2009年に行われたディエゴ・サンチェス戦は、2019年にUFC殿堂のファイト・ウイングへ選出された。
一方、RAFではこれまで2試合に出場しているが、まだ勝利を挙げていない。
RAF03ではケイデン・ヘンシェル(Cayden Henschel)に0-11、RAF06ではマグジー(Mugzy)に2-13で敗れた。
どちらの試合でも相手に複数のテイクダウンを許しており、今回がRAF初勝利を目指す3戦目となる。
グイダにとって重要なのは、正面からのタックルだけで得点を狙うことではない。
激しいハンドファイトや押し合いでエドガーの動きを制限し、マット際へ追い込めれば、プッシュアウトによる得点にもつなげられる。
エドガーの技術か、グイダの圧力か
競技レスリングの経歴と基本技術を比較すると、エドガーが技術面で優位に立つ可能性がある。
エドガーは軽快に角度を変えながら相手の姿勢を崩し、シングルレッグなどの攻撃につなげることができる。
グイダの前進に正面から付き合わず、空いたスペースへ回りながら攻撃できれば、試合をコントロールしやすくなる。
対するグイダの武器は、運動量とフィジカルを生かした継続的な圧力だ。
一度の攻撃で終わらず、組み直しながら次のタックルへ移ることで、エドガーのフットワークを封じたい。
エドガーをマットの中央から下がらせ、狭い位置で接近戦を続けられるかが勝敗を左右する。
ともにRAF初勝利を懸ける一戦
元UFC王者のエドガーはRAFで0勝1敗。
グイダは0勝2敗で、両者ともに初勝利を目指してRAF11を迎える。
MMAでは打撃を交えたテイクダウンやケージ際の攻防が大きな武器となったが、RAFではレスリングだけで得点を奪わなければならない。
その違いに、どちらがよりうまく対応できるか。
エドガーのフットワークとタイミングのよいタックルか、グイダの止まらない圧力か。
UFC軽量級を長年支えてきたベテラン同士が、レスリングマットで初めて向き合う。



