元ONEタイナネスが修斗王者エフェヴィガを衝撃KO 飯野雄斗は石原夜叉坊を止め無敗継続【Lemino修斗.6】

2026年6月1日、東京・後楽園ホールで「NTT DOCOMO presents Lemino修斗.6」が開催された。
大会は全8試合で行われ、メインイベントでは修斗世界ライト級王者エフェヴィガ雄志が、元ONE Championshipのローウェン・タイナネスとライト級ノンタイトル戦で対戦。
コーメインでは、無敗の新鋭・飯野雄斗が、元UFCファイターの石原夜叉坊とフェザー級で激突した。
タイナネス、王者エフェヴィガを1Rで撃破
メインイベントは、ローウェン・タイナネスがエフェヴィガ雄志に1R3分44秒、TKO勝ちを収めた。
エフェヴィガは2026年3月にキャプテン☆アフリカを破り、修斗世界ライト級王座を獲得したばかりの現王者。
今回はタイトルマッチではなかったものの、UFCを見据える王者として国際経験豊富なタイナネスを迎え撃つ重要な一戦だった。
試合は序盤から組みと打撃が交錯する展開となった。
エフェヴィガはサウスポーからインカーフやジャブを散らし、首相撲からヒジにつなげようとする。
しかし、タイナネスは組み際でも崩れず、近距離で強いパンチを返していった。
勝負を分けたのは、エフェヴィガが首を抱えようとした場面。
タイナネスは強烈なフックで体勢を崩させると、連打で畳みかけ、最後はエフェヴィガが立ち上がって組みついたところを、文字通り腕を振り回し顔面を捕えレフェリーストップを呼び込んだ。
エフェヴィガにとっては苦しい敗戦となった。
王座は動かないとはいえ、修斗ライト級の頂点に立つ選手が、海外の実力者に1Rで止められた事実は重い。
長いリーチ、ヒザ、打撃の爆発力を武器に国内ライト級を駆け上がってきたが、今回はタイナネスの近距離での圧力と勝負勘に屈する形となった。
一方のタイナネスは、2年5カ月ぶりの試合で強烈な存在感を残した。
ONEで実績を積み、敗れた相手も元王者クラスというキャリアを持つ実力者が、ブランクを感じさせない内容で修斗王者を撃破。
今後、修斗ライト級戦線に絡んでくる可能性を一気に高める勝利となった。
飯野雄斗、石原夜叉坊を圧倒しプロ5戦5勝
コーメインでは、飯野雄斗が石原夜叉坊を2R4分21秒、パウンドによるTKOで破った。
飯野はこれでプロ5戦5勝。
2025年度新人王決定トーナメントを制した勢いそのままに、元UFCファイターを相手にキャリア最大級の勝利をつかんだ。
1Rから飯野は、自分の強みである組みを徹底した。
シングルレッグで石原をケージに押し込み、テイクダウンからバックを狙う。
石原も立ち上がりや差し返しで対応したが、飯野はしつこく組み続けた。
2Rも飯野の圧力は落ちなかった。
石原はローやニンジャチョークで反撃の糸口を探ったが、飯野は頭を抜いてポジションを進め、バックからマウントへ移行。
最後は半身になった石原にパウンドを連打し、レフェリーストップを呼び込んだ。
組み、バックコントロール、マウント、パウンドまでつなげた内容は、飯野の総合力を強く印象づけるものだった。
この勝利で、飯野はフェザー級戦線の注目株から、上位戦線に絡む候補へと一段階評価を上げた。
石原はUFC参戦経験を持つベテランだが、その相手に自分の展開を押し通してフィニッシュした意味は大きい。
試合後のアピール通り、次戦ではランカーや海外勢との対戦も現実味を帯びてくる。
修斗の現在地を示した2試合
Lemino修斗.6のメインとコーメインは、見応えのある2試合となった。
メインでは、国内王者エフェヴィガがタイナネスの近距離での圧力と勝負勘に屈し、ライト級戦線に新たな緊張感が生まれた。
コーメインでは、飯野雄斗が石原夜叉坊を止め、フェザー級の新しい存在として名乗りを上げた。
王者が海外実力者に敗れ、新鋭がベテランを越える。
後楽園ホールで行われたLemino修斗.6は、修斗の次の流れをはっきり見せる大会となった。
その他の試合結果
階級 | 勝者 | 結果 |
|---|---|---|
バンタム級 | 中島陸 | リン・フーシュンに1R0分54秒、三角絞めで一本勝ち |
バンタム級 | 須藤拓真 | ジョー・バードに1R1分51秒、ヒールフックで一本勝ち |
フライ級 | 杉本静弥 | 岡田嵐士に判定3-0勝利 |
バンタム級 | 竹見隆史郎 | 榎本明に1R2分45秒、リアネイキッドチョークで一本勝ち |
スーパーアトム級 | アル | 安田"Kong"詠美に判定3-0勝利 |
フェザー級 | 有馬鉄馬 | 翔べ!ゆーすけ!に判定3-0勝利 |

