UFC 329でモダン・エラ最多タイの11試合決着 ホロウェイとウィテカーが3階級勝利を達成

現地時間7月11日、米国ネバダ州ラスベガスのT-Mobile Arenaで開催された「UFC 329: MCGREGOR VS HOLLOWAY 2」では、UFCの歴史に残る記録が相次いで生まれた。
UFCが大会後に発表した公式スタッツによると、今大会では11試合がフィニッシュ決着。
これはUFCのモダン・エラ(Modern Era)における1大会最多フィニッシュ記録に並ぶ数字となった。
ここでいうモダン・エラ(Modern Era)とは、2000年11月17日に開催されたUFC 28以降の時代を指す。
UFC 28は、現在のMMAの基礎となる統一ルールの下で実施された最初のUFC大会。
それ以前は大会や試合によってルールが異なる場合があったため、UFCの公式記録はUFC 28以降を対象に集計している。
UFC殿堂でも同日が区切りとされ、2000年11月17日以降にプロデビューした選手は「モダン・ウイング(Modern Wing)」、それ以前にデビューした選手は「パイオニア・ウイング(Pioneer Wing)」の対象となる。
メインイベントに出場したマックス・ホロウェイ(Max Holloway)や、ライトヘビー級に階級を上げたロバート・ウィテカー(Robert Whittaker)も、複数階級での勝利という節目を迎えている。
ホロウェイがUFC史上20人目の3階級勝利
メインイベントでは、ホロウェイがコナー・マクレガー(Conor McGregor)にTKO勝利を収めた。
今回の勝利によってホロウェイは、UFCで3つの異なる階級で勝利した史上20人目の選手となった。
ホロウェイはこれまでフェザー級とライト級で勝利を記録しており、今回はウェルター級で白星を追加。
長年主戦場としてきたフェザー級だけでなく、体重の異なる複数階級で結果を残した。
ウィテカーは3階級でKO・TKO勝利
ロバート・ウィテカーは、ニキータ・クリロフ(Nikita Krylov)とのライトヘビー級マッチでKO・TKO勝利を記録した。
ウィテカーはUFCでウェルター級、ミドル級、ライトヘビー級の3階級を経験。
今回の結果により、UFC史上19人目となる3階級での勝利を達成した。
さらに、3つの異なる階級でKOまたはTKO勝利を挙げた史上3人目の選手にもなった。
この記録を達成しているのは、ウィテカーのほかにマクレガーとジャレッド・キャノニア(Jared Cannonier)だけとなっている。
ピンブレットが史上2番目の速さでダースチョーク
パディ・ピンブレット(Paddy Pimblett)は、ブノワ・サン・ドニ(Benoit Saint Denis)を相手に、試合開始52秒でダースチョークによる一本勝ちを収めた。
これはUFC史上2番目に速いダースチョークでの一本勝ち。
最速記録はカイル・ドーカス(Kyle Daukaus)が保持している。
バティスタがバンタム級歴代5位タイの12勝
マリオ・バティスタ(Mario Bautista)は、コーリー・サンドヘイゲン(Cory Sandhagen)に勝利し、UFCバンタム級での通算勝利数を12に伸ばした。
これにより、同階級の歴代勝利数で5位タイに浮上。
タイトル戦線への進出を目指すなかで、記録面でもバンタム級を代表する選手の一人となった。
ロイバルがフライ級歴代3位タイの一本勝ち
ブランドン・ロイバル(Brandon Royval)は、ロニー・カヴァナ(Lone’er Kavanagh)から一本勝ちを収め、UFCフライ級での一本勝ちを通算4回とした。
フライ級の歴代最多記録は、アレッシャンドリ・パントージャ(Alexandre Pantoja)の6回。
デメトリアス・ジョンソン(Demetrious Johnson)が5回で続き、ロイバルはムハンマド・モカエフ(Muhammad Mokaev)と並ぶ3位タイとなっている。
キング・グリーンがライト級通算16勝
テランス・マッキニー(Terrance McKinney)にTKO勝利したキング・グリーン(King Green)は、UFCライト級での通算勝利数を16に伸ばした。
これはグレイゾン・チバウ(Gleison Tibau)と並ぶ歴代5位タイの記録。
歴代最多はジム・ミラー(Jim Miller)の25勝で、チャールズ・オリベイラ(Charles Oliveira)が18勝、ドナルド・セラーニ(Donald Cerrone)とベニール・ダリウシュ(Beneil Dariush)が17勝で続いている。
ヤニェスがバンタム級歴代3位タイの6KO
エイドリアン・ヤニェス(Adrian Yanez)は、コーディ・ガーブラント(Cody Garbrandt)との試合でKO勝利を記録した。
これにより、UFCバンタム級でのKO勝利数は通算6回。
同階級ではTJ・ディラショー(TJ Dillashaw)とショーン・オマリー(Sean O’Malley)が7回で歴代最多となっており、ヤニェスはロブ・フォント(Rob Font)、マルロン・ヴェラ(Marlon Vera)と並ぶ3位タイにつけた。
ワン・ツォンとバシャラートも連勝を継続
トレイシー・コルテス(Tracy Cortez)に勝利したワン・ツォン(Wang Cong)は、UFC女子フライ級での連勝を3に伸ばした。
これは同階級で現在2番目に長い連勝記録に並ぶ数字で、UFC参戦前を含めると4連勝となっている。
ファリド・バシャラート(Farid Basharat)はジョン・ガルザ(John Garza)を破り、バンタム級で6連勝を達成。
同階級における現役最長のUFC連勝記録を更新した。
他階級での試合を含めたUFC全体では7連勝となっている。
UFC 329は、メインイベントの予想外の決着だけでなく、モダン・エラ最多タイとなる11試合のフィニッシュや、複数の歴代記録が生まれた大会となった。


