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世界選手権5試合を55-2で制した小野正之助がRAF初参戦 日本が誇る若き世界王者【RAF12】

EasyFight運営
世界選手権5試合を55-2で制した小野正之助がRAF初参戦 日本が誇る若き世界王者【RAF12】
© RAF Wrestling

現地時間2026年8月22日、米国オハイオ州クリーブランドのロケット・アリーナで開催される「RAF12」に、小野正之助(Masanosuke Ono)が出場する。

小野はバンタム級で、オハイオ州立大学のベン・ダヴィーノ(Ben Davino)と対戦。
今回がRAF初参戦となる。
小野はすでにシニア世界選手権を制している、日本レスリング界屈指の若手だ。

20歳でシニア世界選手権を制覇

小野は2004年2月10日生まれ、島根県松江市出身。
鳥栖工業高校卒業後、山梨学院大学に進学し、現在は米国大学レスリングの名門ペンシルベニア州立大学に所属している。

世界に名前を知らしめたのは2024年だった。

同年9月のU20世界選手権では、男子フリースタイル61kg級で優勝。
準決勝では米国の有望株マーカス・ブレイズを7-2で下し、決勝ではエブラヒム・ハリに10-0のテクニカルスペリオリティ勝利を収めた。

さらに10月のシニア世界選手権では、非オリンピック階級の男子フリースタイル61kg級に出場。
初戦で東京五輪57kg級金メダリストのザウール・ウグエフを10-2で破ると、準決勝では前年の世界王者ビト・アルジャウに12-0で圧勝した。

決勝でもアフメト・ドゥマンを10-0で下し、世界選手権初出場で金メダルを獲得。
大会5試合で相手に許した得点はわずか2点で、合計スコア55-2という圧倒的な内容だった。

世界選手権で際立った攻撃の速さ

小野のレスリングを特徴づけているのが、軽量級でも際立つスピードと連続攻撃だ。

低い構えから一気に間合いを詰め、相手が防御へ移る前に脚へ入る。
テイクダウンを奪った後は素早くグラウンドへ移行し、ガットレンチを連続して大量得点につなげる。

2024年のシニア世界選手権では、初戦以外の4試合をテクニカルスペリオリティで制覇。
素早いタックルとグラウンドでの連続攻撃を発揮し、5試合で合計55得点を挙げた。

攻撃力だけでなく、相手に得点を与えない守備力も強みだ。
五輪王者ウグエフと前年世界王者アルジャウを含む5選手を相手に、失点を合計2点に抑えている。

米国の名門ペンシルベニア州立大学へ

小野は山梨学院大学から米国大学レスリングの強豪ペンシルベニア州立大学へ移り、現在は同大学で競技を続けている。

ペンシルベニア州立大学では、NCAAで採用されるフォークスタイルに取り組んでいる。
フリースタイルとはグラウンドでの得点方法や試合運びが異なるため、小野にとっては新たな挑戦だ。

小野は自身のレスリングの大部分を残しながら、フォークスタイル特有の技術を加えて成長したいとの考えを示している。
カエル・サンダーソンらNCAAで実績を持つ指導陣や選手たちと練習することで、従来のスピードにコントロール力やグラウンドでの対応力が加わる可能性がある。

NCAA準優勝のベン・ダヴィーノと対戦

RAF初戦の相手となるダヴィーノは、オハイオ州立大学で活躍する米国レスリング界の有望株だ。

2026年のNCAA選手権では、初出場で133ポンド級の決勝に進出して準優勝。
全米トップクラスの実力を示した。

フリースタイルの世界王者である小野と、フォークスタイルを主戦場としてNCAA準優勝を果たしたダヴィーノ。
異なるルールで実績を残してきた若手同士の技術戦となる。

世界選手権を圧倒的な内容で制した日本の若き世界王者が、RAFの舞台でどのようなレスリングを見せるのか。
小野正之助対ベン・ダヴィーノは、RAF12の中でも競技レスリングファンから大きな注目を集めるカードとなる。

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