ハバロフがストッツを撃破、PFL無敗のまま上位へ

4月11日(現地時間)、米イリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで行われた「PFL Chicago」で、ラウフェオン・ストッツがレナト・ハバロフに判定負けを喫した。
結果は3R終了、ジャッジ3者とも29-28でハバロフを支持。
上位ランカーのストッツと無敗のハバロフによる、上位戦線に直結する重要な一戦だった。
2位対6位、序列を揺るがす構図
この試合が大きかったのは、ストッツにとって再浮上を懸けた勝負だったからだ。
元Bellator暫定バンタム級王者で、PFLでも上位候補として見られていた。
一方のハバロフは11勝0敗の無敗のままこの試合に臨んだ新鋭。
実績ある上位選手を無敗の挑戦者が食えるかどうかを見る試合だった。
2Rで流れを変えたハバロフの圧力
実際の内容は、その構図をかなりはっきり表すものになった。
1Rはストッツが右フックでハバロフを崩す場面もあり接戦だったが、2Rでは流れが変わった。
ハバロフがレッグキックを効かせ、ストッツがボディキックで滑った場面から上を取ると、終盤には左ストレートとテイクダウンでラウンドを引き寄せた。
Sherdogの経過でも、この2Rがハバロフへの流れを決定づけた局面として記録されている。
3Rも追い上げ届かず、3者一致の判定
3Rはストッツも意地を見せた。
クリンチの攻防を増やし、終盤には近距離のヒザでハバロフを崩す場面も作っている。
ただ、ハバロフは被弾しながらも前に出る圧力を落とさず、ボディへの攻撃と組みの押し返しでペースを渡さなかった。
公式ジャッジは3者一致の29-28でハバロフを支持した。
無敗のまま上位候補へと変貌
この勝利で、ハバロフは「無敗の有望株」から「PFLバンタム級の現実的な上位候補」へと一気に見え方を変えた。
試合前は6位だった選手が、2位ストッツを判定で沈めた意味は大きい。
PFLシカゴの注目結果の一つになった一戦で、12勝0敗に伸ばした事実そのものが次のマッチメイクを大きく動かしそうだ。
ストッツには重い黒星、静かに動いた序列
一方のストッツにとっては、かなり痛い黒星になった。
ランキング上位にいた以上、ここで勝てば再びタイトル戦線の中心に戻れたはずだった。
しかし実際には、若く勢いのある無敗選手に競り負けた。
勝負どころの2Rを奪われ、最後に追い上げても届かなかったという負け方だけに、余計に重い。
まだ実力が落ちたと断じるには早いが、PFLバンタム級がもう実績だけで押し切れる階級ではないことを、この試合はあらためて示した。
PFLシカゴで起きたのは、番狂わせというより世代の圧力に近い。
ストッツはトップ戦線のベテランとしての巧さを見せたが、ハバロフはそこに付き合い切らず、自分のテンポとフィジカルで試合を削った。
結果として残ったのは、無敗のまま上位に食い込んだハバロフの名前だ。
この一戦は、PFLバンタム級の序列が静かに動いた夜として記憶されるはずだ。
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