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MVP MMA 1 ラウジー17秒一本、ペリー・ガヌーも快勝

EasyFight運営
MVP MMA 1 ラウジー17秒一本、ペリー・ガヌーも快勝

2026年5月16日、アメリカ・カリフォルニア州イングルウッドのIntuit Domeで「MVP MMA 1: Rousey vs. Carano」が開催された。
ジェイク・ポールらが率いるMost Valuable Promotionsにとって初のMMAイベントであり、Netflixにとって初のライブMMA配信となった今大会は、単なる話題先行のスター興行では終わらなかった。
ロンダ・ラウジー vs ジーナ・カラーノネイト・ディアス vs マイク・ペリーフランシス・ガヌー vs フィリペ・リンスを並べた大型カードとして展開し、世界配信された。

大会全体を振り返ると、最大の特徴はフィニッシュの多さだった。
MVP公式のリキャップによれば、全11試合中8試合が判定を待たずに決着。
ラウジー、ペリー、ガヌー、サラディン・パルナスロベリス・デスパイネアドリアーノ・モラエス、ジェイソン・ジャクソンらが、それぞれ異なる形でインパクトを残した。
フィニッシュ決着が多く、配信時代と相性の良い大会だった。

ラウジー、わずか17秒——“戻ってきた”というより“昔のまま”だった

メインイベントでは、ロンダ・ラウジーがジーナ・カラーノに1ラウンド17秒、アームバーで一本勝ちした。
試合は開始直後からラウジーのペースだった。
距離を詰めるとすぐにテイクダウンを奪い、ギロチンを狙うような形からそのまま腕十字へ移行。
カラーノが打撃を出す時間すらほとんどないまま、ラウジーの代名詞であるアームバーが極まった。

ラウジーにとっては、2016年12月のアマンダ・ヌネス戦以来となるMMA復帰戦だった。
UFC女子部門を世界的に押し上げた存在が、長い時間を経てケージに戻り、最も象徴的な勝ち方で勝利したことには大きな意味がある。
一方で、カラーノも女子MMA初期を支えたパイオニアであり、2009年のクリス・サイボーグ戦以来となる復帰戦だった。
そう考えると、この一戦は単なる勝敗以上に、女子MMAの過去と現在をつなぐ“レガシーマッチ”だった。

ただ、試合としての緊張感はあまりにも短かった。
ラウジーが強すぎたのか、カラーノのブランクが大きすぎたのか。
17秒という決着は、ラウジーの凄みを示した一方で、メインイベントとしては少し物足りなかった。

ペリー、ディアスを流血戦でストップ——“暴力の王”がMMAでも存在感

コーメインでは、マイク・ペリーがネイト・ディアスを2ラウンド終了時TKOで下した。
試合内容としては、こちらの方が“戦い”としての満足度は高かったかもしれない。
ペリーは序盤から前に出て、ボディ、肘、膝を混ぜながらディアスにダメージを与え続けた。
ディアスもジャブやコンビネーションで応戦し、グラウンドの展開では足関節を狙う場面もあったが、ペリーの圧力と削りが徐々に上回っていった。

特に印象的だったのは、ペリーが最後までボディを攻め続けたことだ。
顔面だけを狙うのではなく、ディアスの腹を削り、動きを止め、クリンチでは肘と膝を打ち込む。
2ラウンド終了間際には膝でディアスを倒し、その時点でディアスの顔面からは激しく流血していた。
ラウンド終了後、コーナーストップにより試合は終了。
BKFCで“King of Violence”として存在感を高めてきたペリーが、MMAの舞台でも自分のキャラクターをそのまま証明した形になった。

ディアスにとっては悔しい敗戦だが、らしさは出ていた。
殴られても下がりきらず、流血しながらも相手を挑発するような雰囲気を残す。
勝敗だけを見ればペリーの完勝だが、放送コンテンツとしては、ディアスの存在感も大会の熱量を押し上げていた。

ガヌー、リンスをKO——ヘビー級の一撃は健在

ヘビー級では、フランシス・ガヌーがフィリペ・リンスを1ラウンド4分31秒でKOした。
ガヌーは序盤から強打、強振で、リンスはケージ際で組みつくなどして圧力を逃がそうとした。
しかし、ガヌーのパンチの威力はやはり特別なものだった。
最終的には強烈な左フックでリンスの側頭部をヒット、MMA復帰戦を豪快なKO勝利で飾った。

この勝利で、ガヌーが今もなおヘビー級トップクラスの破壊力を持っていることは示された。
もちろん、現在のヘビー級最強を語るには対戦相手のレベルや今後のマッチメイクを見る必要がある。
それでも、MMAから離れていた期間を経ても、ガヌーの一撃が試合を終わらせる力を失っていないことは明確だった。
試合後にはジョン・ジョーンズの名前にも触れており、今後の発言も含めて話題は続きそうだ。

パルナス、デスパイネ、ジャクソンも強烈な勝ち方

メインカードで最も今後につながる勝利を挙げた一人が、サラディン・パルナスだ。
KSW二階級王者として知られるパルナスは、ケネス・クロスを1ラウンド4分18秒TKOで撃破。
序盤はスクランブルや組みの攻防もあったが、パルナスは左を効かせ、テイクダウンからマウント、バック、パウンドへと流れるように展開を作った。
最後はボディへの一撃でクロスを崩し、アメリカでの初戦で大きな印象を残した。

ロベリス・デスパイネも強烈だった。
ジュニオール・ドス・サントス(元UFCヘビー級王者)を1ラウンド2分59秒KO。
テコンドー五輪銅メダリスト、そしてKarate Combatでも実績を持つデスパイネは、長いリーチと打撃の迫力を生かし、JDSを仕留めた。
相手の全盛期を考えれば簡単に評価しすぎるべきではないが、ヘビー級の“見た目のインパクト”という点では、MVP MMAにとって相性の良いファイトスタイルかもしれない。

モラエスは劇的な“残り1秒”サブミッション

プレリムで特に語られるべきは、アドリアーノ・モラエス vs フミ・ンクタだ。
モラエスは試合中に何度も危ない場面を作られ、ンクタが番狂わせを起こす可能性も見えていた。
しかし、試合終了間際にリアネイキッドチョークを極め、ホーンとほぼ同時にンクタが失神。
映像確認の結果、試合終了前に失神していたと判断され、モラエスの3ラウンド4分59秒テクニカルサブミッション勝ちとなった。

この結末は、ラウジーの17秒一本とは別の意味で大会を象徴していた。
最後の最後まで何が起こるか分からない。
スターの復帰、豪快なKO、流血戦、そして残り1秒の逆転サブミッション。
MVP MMA 1は、配信イベントとして必要な“分かりやすい瞬間”を数多く作った大会だった。

大会結果

ロンダ・ラウジー vs ジーナ・カラーノ
勝者:ロンダ・ラウジー
1R 0分17秒 一本勝ち/アームバー

マイク・ペリー vs ネイト・ディアス
勝者:マイク・ペリー
2R終了時 TKO/コーナーストップ

フランシス・ガヌー vs フィリペ・リンス
勝者:フランシス・ガヌー
1R 4分31秒 KO

サラディン・パルナス vs ケネス・クロス
勝者:サラディン・パルナス
1R 4分18秒 TKO

ロベリス・デスパイネ vs ジュニオール・ドス・サントス
勝者:ロベリス・デスパイネ
1R 2分59秒 KO

ナモ・ファジル vs ジェイク・バビアン
勝者:ナモ・ファジル
2R 0分58秒 一本勝ち/アナコンダチョーク

アドリアーノ・モラエス vs プミ・ンクタ
勝者:アドリアーノ・モラエス
3R 4分59秒 テクニカルサブミッション/リアネイキッドチョーク

ジェイソン・ジャクソン vs ジェフ・クレイトン
勝者:ジェイソン・ジャクソン
1R 0分22秒 KO

デビッド・ムゴヤン vs アルバート・モラレス
勝者:デビッド・ムゴヤン
判定3-0

アライン・ペレイラ vs ジェイド・マッソン=ウォン
勝者:アライン・ペレイラ
判定2-1

ブランドン・ジェンキンス vs クリス・アビラ
勝者:ブランドン・ジェンキンス
判定2-1

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