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伊澤星花の王座返上で空位に RENA、ケイト・ロータスら5人が集結する記者会見の意味

EasyFight運営
伊澤星花の王座返上で空位に RENA、ケイト・ロータスら5人が集結する記者会見の意味

2026年6月15日、RIZINは埼玉県川口市内で「女子スーパーアトム級に関する記者会見」を開催する。

登壇するのはRENAケイト・ロータス大島沙緒里須田萌里NOELの5人。
発表内容は事前に明かされていないが、現在空位となっている女子スーパーアトム級王座の今後に関する発表とみられる。

この階級では、無敗の女王として君臨してきた伊澤星花が4月12日に第1子妊娠を発表し、出産に伴う長期離脱のため王座を返上した。

長く伊澤を絶対的な中心としてきた階級は、新王者を決める段階へ移る。

伊澤星花の返上で王座が空位に

伊澤は2021年大晦日に当時の王者・浜崎朱加をTKOで破ると、2022年4月の再戦にも勝利して王座を獲得。
同年のスーパーアトム級ワールドGPも制した。

その後もクレア・ロペス、浅倉カンナ、ルシア・アプデルガリム、大島沙緒里らを破り、2025年大晦日にはRENAを2ラウンド1分58秒のフロントチョークで下して防衛に成功。
プロ戦績を18戦全勝まで伸ばした。

しかし、妊娠と出産のため長期離脱に入ることを決断し、王座を返上した。

伊澤は復帰への意欲を示しているが、出産後に自身の身体と相談して復帰時期を決めるとしており、いつ試合へ戻れるかは決まっていない。
RIZINが空位となった王座をどう扱うのか、方針を示す時期に入った。

今回の記者会見は、新王者決定に向けた構想が発表される場になる可能性がある。

RENAは再び王座へ向かうのか

5人の中で最も知名度と実績を持つのがRENAだ。

2025年大晦日には伊澤へ挑戦し、1ラウンドに左フックでダウンを奪った。
しかし、寝技で立て直した伊澤に2ラウンドで一本負けを喫し、王座獲得には届かなかった。

通常であれば、タイトル戦で敗れた直後の選手がすぐに再び王座戦へ進むことには議論が生まれる。

一方、今回は王者が妊娠・出産のため一時的に戦線を離れ、ベルトが空位になった。
女子格闘技を長年けん引してきたRENAは興行面で有力候補だが、直近の試合が王座戦での敗北だったことから、競技面では直接王座決定戦へ進むことに異論もあり得る。

伊澤との対戦で打撃が通用することを示しただけに、RENAが再び王座を目指す意思を持つのかは会見の大きな注目点となる。

最も王座に近い大島沙緒里

競技実績で考えれば、大島は有力候補の一人だ。

大島はDEEP女子ミクロ級、DEEP JEWELSアトム級・ミクロ級の王座獲得歴を持ち、2025年11月には伊澤のRIZIN王座へ挑戦した。
判定で敗れたものの、国内女子軽量級を代表するグラップラーとして高い評価を受けている。

2025年9月のDEEP 127では須田萌里を判定3-0で破り、2026年3月にはケイト・ロータスをテイクダウンと寝技で攻めて判定3-0で下した。
今回登壇する5人のうち、須田とケイトに直近の直接対決で勝っている。
須田とは2022年にも対戦し、このときも勝利を収めている。

伊澤、RENAと戦った経験を持ち、ケイトと須田にも勝利した大島は、競技実績を考えれば新王者決定戦の中心候補に挙げられる可能性が高い。

再起したケイトは王座争いへ残れるか

ケイトは大島に敗れた後、5月のRIZIN.53では51キロ契約でケイティ・ペレスを判定3-0で破った。

大島戦から約2カ月という短い間隔で再起し、すぐに白星を取り戻したことになる。

過去にはRENAにTKO負けし、2023年には須田萌里にも判定で敗れている。
今回登壇する選手の中では、RENA、大島、須田の3人に直接敗れており、即座に王座戦へ進むにはもう一つ勝利が必要だという見方もできる。

組みへの対応にも取り組んでいるが、大島戦ではテイクダウンとグラウンドコントロールに課題を残した。
それでも人気と発信力を持ち、RIZIN女子部門の将来を担う存在としても注目されている。

挑戦者決定戦やトーナメントが行われるなら、ケイトがどの相手と組まれるかは大きな焦点になる。

須田とNOEL、直接対決後に変化した立場

須田とNOELは、2025年7月の超RIZIN.4ですでに対戦している。

試合では須田が得意の寝技へ持ち込み、2ラウンドに腕十字で一本勝ちを収めた。

直接対決では須田が明確に上回ったが、その後は須田が2025年9月に大島へ判定負け。
一方のNOELは須田戦後、2025年11月に海咲イルカを腕十字で下し、2026年3月にはイ・ボミをフロントチョークで破って2連続一本勝ちを挙げている。

須田はアグレッシブに関節技を狙い、短時間で試合を終わらせられる危険な存在だ。
NOELも敗戦を経てグラウンドで結果を残しており、現在の勢いまで含めれば、両者の差は初戦直後ほど単純ではない。

5人が同時に登壇することから、須田対NOELの再戦が組まれる可能性も否定できない。
ただし、再戦を示す公式情報はなく、別の組み合わせで両者の現在地を確認する形も考えられる。

トーナメントか、王座決定戦か

今回の発表で考えられるのは、複数選手によるトーナメント、王座決定戦と挑戦者決定戦の同時発表、あるいは段階的に新王者を決める構想だ。

ただし登壇者は5人で、5人全員が同じ形式で争うとは限らない。
1人が王座決定戦へ直行する、リザーブマッチを設ける、複数大会で選考するなど、さまざまな形が考えられる。

なお、伊澤は王座返上時に次期王者の有力候補としてパク・シウの名を挙げている。
パクは今回の登壇者に含まれておらず、会見に登場する5人だけで王座争いの全体像が決まるとは限らない。

いずれにしても、伊澤の不在中に誰がベルトを巻くかだけでは終わらない。

伊澤が競技復帰を果たせば、新王者との対戦が将来的な大きなテーマになる可能性がある。

伊澤不在の階級を誰が引っ張るのか

伊澤は圧倒的な強さで階級を支配してきた。

その王者が一時的に離れることで、これまで見えにくかった選手たちの競争が始まる。

実績のRENAか、総合力の大島か、再起を狙うケイトか、一本を奪える須田か、勢いに乗るNOELか。

6月15日の記者会見で発表されるのは、単なる数試合のカードではない可能性がある。

RIZIN女子スーパーアトム級が、絶対王者を中心とした構図から、複数の選手が頂点を争う構図へ変わる第一歩となりそうだ。

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