【UFC Freedom 250】ホキットがルイスを圧倒、オマリーは鮮烈KO 開幕から5試合連続フィニッシュ

2026年6月14日、米国ワシントンD.C.のホワイトハウス南庭で開催された「UFC Freedom 250」。
第4試合では、無敗の新鋭ジョシュ・ホキットがUFC最多KO記録を持つデリック・ルイスを圧倒し、2ラウンドTKO勝ちを収めた。
続く第5試合では、元UFCバンタム級王者ショーン・オマリーが、7連勝中だったエイマン・ザハビを2ラウンドでKO。
大会は第1試合から5試合連続のフィニッシュ決着となった。
ホキットがレスリングと打撃でルイスを圧倒
第4試合では、ヘビー級のジョシュ・ホキットとデリック・ルイスが対戦した。
試合序盤、ホキットは前蹴りや回転系の蹴りで、体格で上回るルイスを揺さぶった。
強い右を当てると、ホキットは両脚へ組みついてテイクダウンを奪う。
トップポジションから強烈なパウンドとヒジを落とし、ルイスの顔面を出血させた。
ルイスが立ち上がろうとしても、ホキットは再びマットへ戻す。
マウントから攻撃を続け、ラウンド終盤には腕十字も狙った。
一本には届かなかったものの、第1ラウンドはホキットがグラウンドで圧倒的に優位に進めた。
第2ラウンドに入ると、ルイスはホキットのテイクダウンを防ぎ、アッパーやパンチを返す場面も見せた。
しかし、ホキットはすぐに打撃へ切り替える。
ジャブから右を当て、パンチの連打でルイスを後退させた。
疲労が見え始めたルイスに対し、ホキットはケージ際でパンチとヒジを交えながら攻撃を続ける。
最後はパンチの連打でルイスを倒し、追撃のパウンドを加えたところでレフェリーが試合を止めた。
決着は第2ラウンド4分09秒、ホキットのTKO勝ち。
UFC最多KO記録を持つルイスに対し、ホキットは打撃だけで勝負するのではなく、序盤にレスリングで消耗させてからフィニッシュにつなげた。
これでプロ戦績は10戦10勝。
UFCでも4連勝となり、ヘビー級上位戦線の有力選手として存在感をさらに強めた。
試合後には、この後の暫定ヘビー級王座戦に出場するアレックス・ペレイラの名前を挙げ、挑発的な言葉で対戦をアピールした。
オマリーがザハビを2度倒してKO
第5試合では、元UFCバンタム級王者ショーン・オマリーと、カナダのエイマン・ザハビが対戦した。
ザハビは7連勝中。
ホセ・アルドやマルロン・ヴェラを破り、タイトル挑戦も視野に入る位置まで浮上していた。
試合はオマリーがオクタゴン中央を取り、ザハビが外側を回る形で始まった。
オマリーは構えを頻繁に変えながら、長いリーチを生かしたジャブを当てる。
ザハビはカーフキックで対抗したが、オマリーの距離を崩すことができない。
第1ラウンド終盤にはオマリーの左がザハビを捉え、さらに終了間際にも右を命中させた。
第2ラウンドも、ザハビはローキックを重ねた。
ローキックは繰り返し当たり一定の効果を見せたものの、パンチの距離では元王者が優位に立った。
オマリーはジャブでザハビの鼻から出血させると、終盤に鋭い左を当てて最初のダウンを奪う。
立ち上がったザハビにワンツーを打ち込み、再びダウン。
最後の右でザハビを倒すと、オマリーは追撃せずに背を向け、観客席へ敬礼した。
レフェリーもそのまま試合を止め、決着は第2ラウンド4分02秒。
オマリーが鮮やかなウォークオフKO勝ちを収めた。
ザハビの連勝は7でストップ。
一方のオマリーはソン・ヤドン戦に続く連勝を飾り、王座戦線への再浮上を強く印象づけた。
試合後には現王者ピョートル・ヤンを名指しし、次戦での対戦を要求。
王座奪還への意思を明確にした。
第1試合から5試合連続のフィニッシュ
第1試合ではディエゴ・ロペスがスティーブ・ガルシアをKO。
その後もボー・ニッカル、マウリシオ・ルフィ、ジョシュ・ホキット、ショーン・オマリーが相手をフィニッシュし、大会は5試合連続のKOまたはTKO決着となった。
特に第4試合と第5試合では、無敗のホキットと元王者オマリーが、それぞれ異なる形で持ち味を発揮した。
ホキットはレスリングで相手を消耗させてから打撃で仕留め、オマリーは距離と精度でザハビを崩した。
残る2試合はいずれも王座戦。
異例の舞台で行われたUFC Freedom 250は、タイトルマッチを前に、すでに歴史的なフィニッシュラッシュとなっている。
UFC Freedom 250 第4・第5試合結果
ジョシュ・ホキット ○ TKO(2R 4分09秒・パンチ)● デリック・ルイス
ショーン・オマリー ○ KO(2R 4分02秒・パンチ)● エイマン・ザハビ
