日本勢がDay2で反撃 鈴木崇矢、内田タケル、万智がフィニッシュ勝利で準決勝へ

2026年5月29日、中国・マカオのギャラクシー・アリーナで「ROAD TO UFC シーズン5 オープニングラウンドDay2」が行われた。
前日のDay1では、日本勢が1勝4敗と厳しい結果に終わった。
国内王者や無敗選手が次々と敗れる中で、ROAD TO UFCの壁の高さを突きつけられる初日となったが、Day2では6人中3人が勝利し、いずれもフィニッシュで準決勝進出。
日本勢が巻き返しを見せた。
この日登場した日本勢は、フライ級の小田魁斗、有本亮我、鈴木崇矢、内田タケル、女子ストロー級の松田亜莉紗、福田万智の6人。
前日計量ではDay2出場選手全員が規定体重をクリアし、日本勢も問題なく試合当日を迎えた。
その中で準決勝進出を決めたのは、鈴木崇矢、内田タケル、万智の3人だった。
まず強烈なインパクトを残したのが、内田タケルだ。
内田はエロス・バルーヤットと対戦。
序盤から距離を詰め、すぐに組みの展開へ持ち込むと、スクランブルの中でバックを奪取。
そのまま流れるようにリアネイキッドチョークを速攻で極め、1R1分18秒で一本勝ちを収めた。
前日の日本勢の苦戦を受けて、Day2の流れを変えるような鮮やかなフィニッシュだった。
鈴木崇矢も、フライ級で強烈な勝利を挙げた。
オトゴンバータル・ボルドバータルと対戦した鈴木は、打撃戦の中で右のカウンター、左ボディ、左ミドルを効果的に当てていった。
終盤には左を効かせ、最後は追撃のパウンドでレフェリーストップを呼び込んだ。
ROAD TO UFCの初戦で、自らの決定力を大きく印象づける勝ち方となった。
女子ストロー級では、万智がアネリャ・トクトゴノワを相手に2R TKO勝ちを収めた。
万智は1Rから組みとトップコントロールで主導権を握り、相手の足関節の仕掛けにも落ち着いて対応。
2Rには上のポジションからパウンドを叩き込み、最後はレフェリーストップ。
結果は2R1分53秒、TKO勝利。
女子ストロー級の日本勢として、しっかりと準決勝進出を決めた。
一方で、悔しい敗戦もあった。
松田亜莉紗は、経験豊富なモン・ボーと対戦。
無敗のままROAD TO UFCに臨んだ松田にとって、国際舞台で存在感を示す大きなチャンスだったが、モン・ボーの距離管理と打撃に苦しみ、3Rを通して主導権を奪い返すことができなかった。
試合は30-27が3者のユナニマス判定でモン・ボーの勝利。
松田はプロMMA初黒星を喫した。
亮我はジョセフ・ラルシネスと対戦し、スプリット判定で敗れた。
3Rには左ボディやヒザを効かせる場面を作り、終盤に追い上げたが、序盤から中盤にかけてのポイント差を覆すには至らなかった。
判定は29-28、29-28、28-29。
あと一歩で勝利を逃す、悔しい初戦敗退となった。
小田魁斗も、ジー・ニウシュイエに判定で敗れた。
3R5分を戦い抜いたものの、結果はジー・ニウシュイエのユナニマス判定勝ち。
フライ級で日本勢4人が出場したDay2だったが、小田にとっては、UFC契約を目指すトーナメント初戦で悔しい敗退となった。
Day2の日本勢は、6人中3人が勝利。
しかも鈴木崇矢、内田タケル、万智はいずれもフィニッシュ勝利で準決勝へ進んだ。
初日の重苦しい流れを考えれば、この3勝は非常に大きい。
ROAD TO UFCは、勝ち上がるだけでなく、UFCが求めるインパクトを見せられるかも問われる舞台だ。
その意味で、鈴木のTKO、内田の一本、万智のTKOは、いずれも次につながる内容だったと言える、準決勝が楽しみになったUFCファンも増えただろう。
もちろん、日本勢全体として見れば、オープニングラウンドは決して楽な結果ではない。
Day1も含めれば、国内で結果を残してきた選手たちが、国際戦ならではのフィジカルや打撃の強度、スクランブルの速さに苦しむ場面もあった、しかもRTUはアジアレベルでの話でもある。
それでも、Day2で勝ち残った3人は、日本勢の希望をつなぎ止めた。
鈴木崇矢、内田タケル、万智。
この3人が準決勝でどこまで勝ち上がれるか。
今季ROAD TO UFCにおける日本勢の希望は、ここからもう一度始まる。
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